競合店の動向を考えながら打つというのが一般的だったと思います。私もクライアント先の企業様の競合店のチラシを研究して、企画を組み、打っていました。

常に競合店の動向を気にしながらです。少しでもこちらが有利になる方法はないかと考えて企画します。これが当たり前のような感じでした。

でも地域一番店はどうでしょうか?
おそらく他店のことを気にせず、自分のペースで打たれます。価格についても自信を持って出されます。もしチラシ掲載日当日、他店より高ければ即座に変更されます。こういうことを繰り返しているとお客様に安心感を与えます。

同様に私の家にとある食品スーパーのチラシが新聞に折り込まれていました。私の趣味は、新聞を読むことよりも毎朝チラシを見ることです。どこでどんな商品が安くなっているか、どんな企画をやっているのか興味津津です。

新聞はチラシのために取っているようなものです。そうでないなら、駅で買えば済むことです。しかし、駅で買うとチラシは付いていません。また家に届けてもらう新聞は日経新聞ではないです。理由はチラシが入っていないからです。だから日経新聞は、駅でたまに買うことにしています。

それで面白いチラシが入っていたというのは、表面が特売品で、裏面がなんと1ヶ月間のその店の販促企画内容です。カレンダー形式になっています。これは買う方にとっては便利です。

競合店に先回りさせるとか、企画内容がバレてしまうというような意識はないようです。それに紙面に、手配りチラシ配布日まで載っています。

競合店に日程や内容が知られると良くないと考え、ギリギリにならないと公開しないという立場とは大きな違いです。

自社の方針を決めて打つ、向こう1カ月間の企画内容が決まっている。
この方が現場は動きやすいです。

チラシのあり方も考え直す必要があります。もし、この店を贔屓にしている人や気になる人は、このチラシを冷蔵庫などに貼って有効活用されるでしょう。

もう折り込みチラシ配布日の当日にならないと、どんな企画があるのかわからないというのは時代遅れなのかも・・・

お客様に取っておいてもらう、大切に保管していただくチラシの方が効果絶大です。

チラシの効果が3~4日効けば良いと言われるようになっています。チラシ作成のあり方も考え直す時期かもしれません。

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