自分のところに直接良いことが来る訳ではないが、日頃から良いことをやっておこうという考え方らしいです。

例えば、今、木を植えたからと言ってすぐに実が成る訳でも、花が咲く訳でもないです。ワインが良い例ですが、植樹して30年経たないと、美味しいワインになるための葡萄にならないそうです。平均樹齢30年から採れる葡萄から作るからこそ美味しいワインになると言われます。

今非常に景気が悪く、また業種によっては業界動向がかなり悪い方もおられると思います。会社としての方向性やあり方を見直す時期に来ています。今を何とか生き残ることも大切ですが、後世に残るものを何か残されませんでしょうか?

正直、30年後なんてどうなるかわかりませんが、今従業員の方々が安心して勤め続けることができる職場を作ることが会社の使命です。

売上や利益を出すだけではまだまだらしく、企業は植福を施さないといけないという経営者の方もおられます。

本当にそうかもしれません。売上や利益は、景気や業界動向に左右され、思った通りには行きません。上がったり、下がったりしながら整えて事業継続するのが普通です。

ところが植福というのは、今の世代だけでなく、後世まで続けて何かを伝え続けることを意味します。形に残るものもあれば、形のないものもあるでしょう。
それを意識的に行って行くことが永続企業につながるそうです。

本当に何ができるのでしょうか?
でも素晴らしい経営者の方は、売上や利益よりもこの植福の方が興味があり、楽しいとおっしゃいます。そのために経営者をやっているという方もおられるくらいです。

会社としてだけでなく個人的にも、何か次の世代に残すものを考えても良いと思います。

企業規模や従業員数、売上や利益以上に大事なものがあるようです。

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