隙間を探して、生き延びる方法を考える。
逆に、即撤退。どちらが現実的なのでしょうか?

昔は、競合対策をあれこれと練り、どんなことがあっても負けないように戦略を考えました。

実際、同一商圏内に同業他社が参入してくると、自店のシェア及び売上は落ちます。売上が落ちても損益分岐点を下げ、利益が出る状態を維持できればよいですが、それが努力しても無理な場合は他の戦略を検討することが必要となってきます。

逃げるのは良くない、まずは戦ってみてからというのもわかりますが、予想を立ててみて、もし利益が出ない状態とわかっているなら、次善の策が必要です。気持ちだけでは経営はできません。裏付けされた数字が大事です。

少しでもマーケットが大きくなっているなら良いですが、業界動向も市場動向も良くないのであれば、大きく変化することも考えられてはと思います。変革するチャンスと捉えて、将来や経営のことを見直されてもと思います。

以前は勝つための戦略が主でした。しかし、世の中の時流が少しずつ変化してきていると思います。勝つためだけでなく、他の選択肢も本当はあるはずです。自分や家族が幸せになるためにどの選択肢がベストなのか、無理のない範囲で考えることも大切ではないでしょうか?

勝つため以外の戦略提案、それがあっても良いのではと考えます。
選択肢は勝つしかない、勝たないと生きて行けないかのような思い込みはどうなのでしょうか?

競合店が出て来る時こそ、人生や将来について考え直す良い機会です。勝つだけでなく、それ以外の目的を見つけられてはと思います。

競合対策とは、競合店に勝つための戦略だけでなく、幅広く現状を見直すことのように思います。

無理をせず、将来を未来を再設計されてはいかがでしょうか?

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