まずどれだけの見込み顧客の方がおられますか?
1.家族や親せき
2.友人・知人
3.前職の同僚やお付き合い企業の関係者
4.同業者(飲食店) などなど・・・

ということは立地が良くても全く土地勘のないところで商売をすることが不利だということがわかると思います。上記の1番~4番で約1000名の名簿が理想です。少なくとも300名位の名簿は欲しいです。オープンしてどれくらい売れるかは、この数値にほぼ比例します。

実は、このことはあまりマーケティングの教科書には書いていません。店舗周辺の商圏人口については細かく書かれています。一次商圏、二次商圏、三次商圏でいくらくらい住んでいて、その中のシェアをどれくらい取ると、どれくらいの売上になるのではという予測の立て方は書いています。

しかし、実際にはマーケティングの教科書のようには行かない場合があります。逆に不利な立地であっても最初からある程度軌道に乗せられているところもあります。

どこか違うかと言いますと、オープン前にどれだけ見込み客を持っているかどうかです。本当に、店舗周辺半径300m以内の方を対象にして、店をしようと思うとたいへんです。新聞折り込みチラシやハンドビラで徹底的に集客を図っても限度があります。小さなお店では、それほど販促に経費をかけれません。

ところが、最初から見込み客を持っている方は、販促費は基本的に0です。コンサルタントへの依頼もないです。

商品は後から修正が何度でも効きます。しかし、最初の見込み客の数というのは、変えようがないです。開業しようと思った時、何名の名簿があるかまず数えてみてください。それが今の現状の力です。

またこのようなことも言えます。今、友人・知人が多い方は、お店をオープンされてからもたくさんの友人・知人ができるでしょう。ひょっとするとこのタイプの方はお客様に困らないかもしれません。

それくらい顧客づくりがお店の売上に関係してくるということです。是非、お店を開業されようとしているなら、もういちど見込み客の数を調べてみてください。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング