競争が嫌なのか、競争を避けているのか?

会社から競争がなくなった?
ガツガツと同期のライバルを意識して仕事をする人が少なくなったように思います。少しでも早く出世してやろうと皆頑張ったものですが、どうもそれが薄れてきているようです。

それがまた業績低迷の原因にもなっているようです。
競争そのものが善とか、悪とかというのではく、程よい競争感というのは必要だと思います。

競争状態になると人間関係が難しくなるから、皆で暗黙のうちに歩調を合わせる。あるいは、この会社は競争がなさそうだから希望しましたという方がおられるくらいです。

なるべく競争状態にはならないように避けている感じが受け取れます。しかし、厳しい競争社会を生き抜いて行く上では、大切な経験だと思います。

全く競争をせずに皆が幸せでいれるという甘い環境は世の中にはないのではないでしょうか。少しでも会社のため、世の中のために良くなろうと努力することが大切です。そうすると必然的に他社や他人が目に入って来ると思います。そこでどう生きるかです。

若いうちから競争を否定的に見ていると、実力が付かないのではと心配です。非競争の境地に至るのは年を取ってからでも良いのではと思います。

無理や無茶はいけませんが、心地よい競争感はあった方が良いと思います。目標や目的が明確になり、逆に生活が楽しくなると思うのですが・・・

ガチンコ勝負ではなく、この心地よい競争感を企業が社内で創って行くことが課題になっているような気がします。

社内で競争がなくなると業績は低迷期に入るでしょう。競争を否定せずに内包する、そんなあり方が求められているようにも思います。

若手の奮起を促さないと、会社は成長しません。若いうちから安定志向では困ります。

心地よい競争を社内で意図的に創って行く時代になったような気がします。

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