逆に全く社員が辞めない会社もあります。それも何年も何十年も・・・
定着率が良いからと言って安心できるものでもないです。

何年も同じメンバーでやっていると、慣れが生じます。また、教えなくても皆できるようになっていますので、成長しなくなります。それと徐々に危機管理能力も薄れてきて、新しいことに着手することに否定的になります。

毎年一人でも新人さんが入ってくれば、皆、気に掛け、アドバイスをしたり、会社の仕組みをやりやすいように変えようとされます。

だから人の入れ替えがあるのが普通であり、良いことかもしれません。

成長が止まったままで長く居続けている状態が一番危険です。社内で何らかのアクションを意図的に行うことが必要です。

社員が辞めて行くのは、経営をしていると必然的に起こるものです。辞めて行く理由をしっかりと受け止めて、次の体制づくりをして行くことが大切です。

良い会社と言うのは、離職率が0という訳でもないと思います。少々の人の入れ替わりがあり、業績が良く、福利厚生も充実している会社だと思います。

社員が辞めて行っても悲観的にならず、必ず社内調査をしっかりと行い、大量の離職者を出さないことです。

一人でも社員が辞めると社長の顔が暗くなります。自分や会社にどこか落ち度がなかったかと悩まれます。社長の気持ちもわかりますが、そういったことも想定して経営を行うことが大事です。

会社経営では、良いことばかり起こることはないです。いろんな問題を内在しながら経営しているというのが実態です。

何か起こっても悩まず、すぐに対応策を考える癖付けをすることです。このような問題の場合も総務部や直属の上司の方からヒアリングを実施し、どういう理由で退職につながったのかその根本原因を抑えることです。

社員が一人でも辞めて行くのは、悪い兆候と言うよりも社内改革の必要性があるのではと解釈した方が良いような気もします。

兆候を改善・改革のきっかけにできる会社が強い会社になります。

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