銀行から、よく「5カ年計画の通りやって下さい」と言われます。まず計画書通りに進むことはないです。

再生1年目でも数字にズレが生じてきます。経営ですから予測がぴったりと合うという事はないです。逆に半期に一度の見直しが必要です。

無理とわかっている計画書で進める方がおかしいです。その時々の経営状況に応じて、柔軟に変えて行くことが大事です。

大切なのは、柔軟に対応・変化して行くことです。一度作ったものは、そのままで結果を待つという姿勢が一番良くないです。

当初の計画書があったとしても現実的な数値の計画書を社内用に作られてはいかがでしょうか?

1年目でズレてくると、それ以降はもっとズレてきます。このズレを最小限に抑えることが大事であって、計画書通りに数字を治めることが大事なのではないです。

良い方向に変更するのは良いが、悪い数値に変更したくないものです。しかし、半年も経てば、期末の着地点が見えてくると思います。

予算の修正を行わない企業ほど怖いです。売上が未達なら、経費を削減したり、原価を見直したりとあらゆる方策が必要です。

何でも良いので、改善できる部分を探さないといけません。待ちの姿勢のままでいると今以上に最悪の数字になります。

当初の計画書には記載されていなかった経営数値の改善も必要かもしれません。計画書はあくまで計画書。決算時に大事なのは経常利益です。

その経常利益をどう出して行くのか、幹部の方は頭をひねらないといけません。
良い意味で計画書の書き換えを何度も行っているところが業績を伸ばされています。

棚に仕舞わない。
常にチェック・確認を怠らず、書き換えることをおすすめします。

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