ある程度力が付いてくれば、ブランディングしたいと皆さん思われているようです。一方、ブランドなんてうちはなくても大丈夫、あまり考えたくないですという方がおられるのも事実です。

企業イメージは大事だと思います。こちらの思っていることが相手にストレートに伝われば良いですが、なかなか伝わらないものです。

新聞折り込みチラシなどでも、私が学んだのは「イメージチラシは打つな!」でした。イメージ訴求だけのチラシでは、販促効果は直接的にはなく、成果が上がらないからです。

ところが最近は、商品・サービスのイメージを高めるためにブランディング戦略を組まれるところが多くなってきました。何としてでもイメージを上げたい。良く見てもらいたいと必死です。

やり方は色々あると思いますが、対外的に変わったと示すには、ホームページのリニューアルなどが簡単ではないでしょうか?

ところが難しいのは、ホームページは声を発しません。目で確認するだけです。限られた紙面の中でこちらの意図を表現しないといけません。言葉だけでなく、画面上からその会社のイメージが湧かないといけません。

また、イメージだけ高くすることはプロのデザイナーさんに頼めばできます。でも高過ぎると、今度ネットを見て依頼や質問があった時、お客様をがっかりさせます。

ネット上で大事なのは、何をやっているかと何が知りたいのかがマッチングすることです。でもこれがなかなか上手く行きません。社員が付いて行けない場合だってあります。

ホームページのリニューアルの目的をもう一度見直す必要があるかもしれません。今までとは違った顧客層に見ていただきたいのか、あるいは既存顧客に成長した証を見て欲しいのか?

ブランディングも確かな目的が必要だと思います。
目的のないリニューアルでは、伝わらないのでは・・・

画面から何とかわかって欲しいというのでは弱いです。
目的と理由をそっとどこかに書いておくことが大事なような気がします。

「大義名分」の必要性。アナログのチラシと同じです。
これがないと、どうも人には伝わらないようです。