社員の方は冷静に判断をされ、今の企業規模では必要ではないと認識されています。

でも社長は知りたいのです。どうなっているのか?末端の社員まで目が行き届きません。また、上長が部下をどのように評価しているかも見たいのです。

人事考課表の意味は、個々人の評価だけでなく、隅々まで把握したいと言う社長の思いが入っている事も理解して欲しいです。

人事考課表を作ったからといって会社がすぐ変わる訳ではないです。しかし、変わるものもあります。社長の社員に対する評価、接し方が変わります。今まで見えていなかった行間が人事考課表で徐々に見えてきます。

それと自社の欠けている部分や弱い部分が見えてきます。いろんな意味合いが人事考課表の中に含まれていると理解して欲しいです。

また人事考課表は銀行から見ると、内部統制管理の一環とみなす場合もあり企業評価が上がることもあります。

キャリアプラン表も今の規模では社員数も役職数も少なく必要ないかもしれません。これも今の現状のためだけでなく、将来の若手の成長を促すためです。

表自体が穴ぼこだらけかもしれません。歪な役職数になっているかもしれません。でも将来どうしたいのか、そのために作らないといけません。

人事考課表やキャリアプランは個々人の評価や目標設定のためだけでなく、会社が組織的運営をして行く上で整えて行かなくてはならないものです。

個々のモチベーションはやはり自分で上げて行かないと意味がないと思います。
会社の成長と共に個人の成長が伴えば理想的ですが、会社の成長以上の成長をして欲しいです。

本音は、会社がどうあるべきかということよりも自分がどうなりたいか、個人の目標を達成化させることを優先して欲しいです。

会社に引っ張られるのではなく、強い意志や夢を持って自己実現することが大切だと思います。

できる方、わかっている方ほど教科書的なものには否定的になります。もう少し大きな目で、いろんな意味合いが込められていることも理解し、それをサポートできるようになればもう一段階レベルが上がると思います。

なぜそれが今必要なのかを考えて仕事ができるようになると一人前だとも言われます。会社にとって必要のないものはないです。理解する力が問われていると思って励まれてはいかがでしょうか?