今まで失敗してきた理由はこれに尽きると思います。
 
皆、予算があるため、会議でついつい大丈夫ですと言ってしまいます。これを上長の方が鵜呑みにしていたらたいへんです。部下を信じないと言うのではないですが、思惑通り進むということはないです。

もし予想通り行かなかった場合の施策をどれだけ考え、手を打っているかが大事です。予算会議で大事なのは、実は現状の数字や3ヶ月先の見込でもなく、行かなかった時の施策です。

この詰めを行っているかどうかで、決算期の数字は変わってきます。

私も経験がありますが、予算会議でこのことを詰められるのが一番嫌でした。今現状の数字をやるだけで精一杯なのに、行かなかった時の施策を聞かれても答えれません。

でも常に、次の施策を考え、打って行かないと世の中の変化に付いて行けません。自分の思い通りに売上が行く方が少ないはずです。

まずは持ち球をどれだけ持っているか?次に、数字が行きそうにないと予測される時にどう動くか?これを常に考えておく必要があります。

売上や粗利の報告を受けて満足しないこと。もし?ということを考えてどんな施策を用意しているのか、それを確認して下さい。あるいは、報告するように癖付けすることです。

理想の会議のあり方は、「もしもの時」を皆で考える会議です。

現状と将来の数値に目が行き過ぎないようにして下さい。数値は結果に過ぎません。そのプロセスを詰めることに会議の意味があります。

「もしもの時を考えて施策を準備する」
このネタがどれだけあるかで企業の成長は決まるように思います。

今まで間違った会議をしてこられてはいないでしょうか?

見込が外れた時の対応、これこそが企業の明日を決めるような気がします。