全くと言ったら失礼かもしれませんが、将来が見えない、マーケットが縮小している、業界動向が悪い業種に携わっている方にとって、目先の数字は関係ないようです。将来のことを考えると、本業以外で糸口を見つけることが大事な場合もあるようです。

昔なら、おそらく全否定でしょう。現在の事業を再構築して売上を伸ばす事が最優先。しかし、今の現状を思い図ると、お考えになる意図も理解できます。

今の事業では伸びしろがない。外部環境もかなり悪く、業界自体が危ういとなれば、次の施策を考える必要があります。

調査・診断に入らせていただいてもまず現状の改善が先です。その他の副業や雑収入の話は一切しなかったです。

でも今は開口一番、今の事業はおそらくもうダメになるから、新しい事業の提案をして欲しいとか、全く事業とは関係のない株や不動産の話が出てきます。

これも時代の変化のように思います。どうしようもないものにしがみ付いていてもしようがないです。

今の事業は、上手に縮小を図って行きながら、次のことを考える。当然と言えば当然かもしれません。

しかし、まだ納得の行かないのが、次の事業の柱なら良いのですが、株や土地に目が行っているとなると、それは事業ではないのではと思います。

株や土地は一過性のものであり、将来永続的に収益が上がる訳ではないです。根本的な問題解決になっていないように思うのですが・・・

でもどんな状況になったとしても生きて行かないといけません。急場を何とか凌ぎながら、次の一手を考える。

今後ますます世の中は厳しくなってくると思います。出口や着陸の方法が多様化してくるのではないでしょうか?

本業に目が行き過ぎていると、将来が見えてこない場合もあるような気がします。