通常、評価表などを見せていただきますと、
「できる」、「ふつう」、「できていない」と3段階あり、その上の評価になると
「よくできる」というような表現になります。

しかし、「できる」と「よくできる」の違いや尺度は明確にあるでしょうか?付ける方も困ると思います。

個人的には、「できる」の上の評価は「教えることができる」がおすすめです。

普通にできるだけでなく、他人や部下に教えることもできるということは力のある証拠です。自分ができるようになるのはまだ簡単です。他人や部下に教えて、できるようにするのはたいへんです。

だから「教えることができる」ということが評価の基準になっても良いのではと思います。

それと必然的に、上級の管理者になると、教えることが必須になります。できるだけでなく、教える力の有無も評価したいです。

皆様の会社では、どのような評価になっていますでしょうか?

できていない人の評価はできますが、できている人のその度合いを計ることは結構難しいです。それに今普通にできている方に次の目標をどのように指示されますか?

「もっと頑張って下さい。」とか「もっとできるようになって下さい。」と言われても説得力がないです。

それだったら、「今度はこの項目に対してあなたが教えることができるようになって下さい。」と言った方が理解しやすいです。

社会人になった一つ目のハードルは、人に教えることです。自分はできて当たり前、後輩や部下、新人さんやパート・アルバイトさんに教えることができて初めて一人前です。

人に教える力があるかどうか、一つの指標にされてみてはいかがでしょうか?