どんな仕事も問題意識を持っているかどうか、それが大事です。
素晴らしい方法やツールがあってもそれを活かすのは人です。人はそれぞれ受け取り方が違います。でも共通して問題意識だけは常に持っておけば職場は成り立ちます。

同じ方向に向かって問題意識を常に持って仕事をすること。これを維持させることで業績は変わってきます。

逆に、問題意識のない組織からは業績は上がらないです。お客様を見て仕事をしていないからです。仕事がルーティンワークになっている証拠です。

問題意識を持って仕事をさせることが上長の役割です。ところが現実的には、このことが一番難しいようです。問題意識よりも自分の都合が先、この考え方や行動を是正しない限り、前に進みません。

現場の方からも相談があります。「どうすれば問題意識を持ってくれるのでしょうか?」と・・・

お客様を見て仕事をする癖を付けるしかないと思います。でも特効薬は、ないです。常にお客様を見ながら、考えて仕事をする。そのためには、メモや日報、報告書をしっかりと書くことです。それもただ単に書くだけでなく、お客様の動向まで記入されているかどうかが大事です。

お客様や相手は何を考えているのか、何を伝えたいのか、そのことに興味を持つことです。朝礼や会議・ミーティングなどでもお客様の動向についての発表が欲しいです。会社全体で、そういう雰囲気を作ることが大切です。

また、「問題意識」という項目を人事考課表の中にしっかりと入れて、当社はこのことを重要課題において評価していることを見せられてはと思います。

それと当然のことながら管理職の方々が問題意識を持って業務に当たることです。どんな小さなことも見逃さないといった姿勢が必要です。緊張感のない職場からか問題意識は生まれません。

お客様を観察するという大切な業務をどう実践するか、それができれば業績は上がると思います。

ほんの小さな気付きが、売上につながります。
小さな小さなお客様からの情報を見逃さないように、毎日、「先ほどのお客様どうだった?」と確認して下さい。

そのピリピリした状況を意図的に作ることから始められてはいかがでしょうか?