どの分野、どの業種においても言えることだと思います。世の中には頭の良い方はたくさんおられます。学歴や経歴の素晴らしい方もいっぱいいます。免許を取得されて成果を出されている方もおられます。

でも昔のように深い専門知識を持つことによって優位性を保ったり、差別化を図れるという甘い環境ではなくなってきました。

専門知識は、持つことがあくまでも通過点。それをどうやって活かすかがプロの世界。

我々コンサルタント業界も同じです。良い仕事をすること、クライアントを満足させることだけでは、長期に渡ってクライアントとお付き合いすることはできないと言われます。

また、優れた仕事をした上で、公私にわたりクライアントとの関係を構築できた人がさらに信頼感を築き、次のステージへ上がると言われます。

例えば、中小企業や個人店の場合、最初は当然経営の診断・アドバイスから入らせていただきますが、そのうち親族の身の上相談であったり、健康に関する相談ごとが出てきます。さらにはお子さんの受験などについても・・・

杓子定規に自分の業務範囲内のことを淡々とこなしていれば大丈夫ということはないです。お客様は専門知識以外の人間の器や幅まで観察されており、期待されています。

あの人と話していると楽しいなぁとか、顔を見ているだけで何かやる気が出てくるとか、他の要素も大事なようです。

専門知識を持っている事をアピールしてもそれは当たり前の世界です。そこからどんなプラスアルファを提供できるかが鍵です。

専門知識を持つことではなく、プロを目指さないといけないということでしょう。プロになって初めて飯が食えると言われます。

知識は持つものではなく活かす事。

お金をいただけるのは知識に対してではないです。プロの仕事をしたからいただけるものです。

やはりプロを目指さないと・・・・

プロと言われる人こそが、必要とされている人のような気がします。