最近どの企業現場へ訪問させていただいても就業規則以前のことが問題となっています。社会人としてのあるべき姿ができていない、守られていないとおっしゃいます。

時代が変化しているのである程度柔軟に対応することも大切かもしれませんが、でもひどいそうです。

まず、出社する際の服装。どんな服で出社しても自由。好きな服を着て出社とはいきません。会社へ出社するのですから、第三者の方から見られても恥ずかしくないような格好をして欲しいです。

このことを細かく文書にすると書き切れません。それにこれは就業規則で謳うべきものではなく、常識としてマナーとして当たり前のことです。

ではどうやって社内改革をするかと言いますと、管理者教育の場で細かいところまで落とし込んで話をさせていただきます。それを現場へ落とし込み、再教育という手順を踏んでいます。

でも指導してもなかなかやってくれないのですが・・・という答えが返ってきます。

就業規則で書かれていないものは守らなくても減給や降格などはないと思われては困ります。人事考課表の備考欄に、細部に渡ってその方を評価したコメントを書くようにして会社に申告するようにします。

そこから先は、部長以上の幹部の判断です。逆に、1回指導したくらいでは指導には当たりません。繰り返し繰り返し指導したという証が必要です。指導日を記入した書類もあっても良いかもしれません。

そうすると最終的に出て来る結論が、入社前にしっかりと社会人としての常識やマナーを会社が教え込んで、配属して欲しいという話が出てきます。

その通りだと思います。配属先の管理職の方に全責任を委ねるのは無理があります。会社としての対応が必要だと思います。

1時間や2時間では少ないでしょう。丸1日かけて教えても良いくらい。
それくらい常識レベルが低くなっているのも事実です。

また、乱れてきているなぁと思ったら早めに、研修会を開くことです。それもできれば外部の方に、一般的な社会常識を話してもらうことです。

マナーや常識のない会社だけは作らない方が良いと思います。