どう見ても不正を行っているようには見えません。それに皆さん一所懸命。しかし業績は低迷されているという企業様が多いです。

勉強会や研修会に参加させていただいても真面目で良い人ばかり。気遣いもできていて本当に気持ち良く参加させていただいています。

でも業績が悪いなら原因を突き止めて改善・改革に当たらないといけません。この真面目な集団、一つだけ他社に比べて欠けているものがあります。それは、ガツガツ数字をやろうという姿勢です。

営業成績を伸ばすために貪欲に数字をやってやろう!そうでないと仕事なんて面白くない。会社のためではなく自分のキャリアアップと給与アップのために頑張るんだ!という人を見かけません。

なんとなく行政の仕事をされているかのごとく坦々と仕事されています。仕事モードを変えないといけません。予算達成がなぜ必要なのか、原価の意味は何か、そこからまず話を進めないといけない雰囲気です。

一所懸命は悪いことではないですが、目的がないというのは良くないです。会社を潰さないために個々人が高い意識を持って業務に当たっていただかないと数字は行かないでしょう。

それに会社全体がこのような雰囲気で、業績低迷は景気や業界動向のせいにしていると始末が悪いです。

現場を歩いていると、真面目な方が多くなったような気がします。でも、負けん気が強く、いつも周りとの競争意識が高く、少しでも他人より先に行こうとする人が少なくなっています。

そんなにガツガツやるのは嫌です。もう少し自分のペースでやらせて欲しいと言う方もおられますが、そのペースで仕事をされると会社は潰れます。

もっと稼いでやろうという意識を持って欲しいです。そこからしか、自分の生活を豊かにすることはできないのですから・・・

ちょっと危険な社風になっていませんか?
真面目が取り柄というのは、業績低迷時には危険です。前を切ってやろうという人が出てこない限り数字は行きません。

意外と真面目集団に火を付ける方が難しいかもしれません。真面目に仕事をしているので自分たちは間違っていないと考えておられるふしがあります。

一人でも会社の現状を認識し、数字に対しての意識と行動が生まれてくれば、伝線します。

一所懸命頑張っていると言えるのは成果が上がっている事が大前提です。これがプロの世界。努力に対して評価する訳にはいきません。結果を出す事、それしかありません。

真面目集団ほど落とし穴にハマっている可能性が高いような気がします。