我々個人商店の現実と新聞発表の内容は違うのですが・・・・
それと株価が少しくらい上がっても我々には影響がないです。
何を信じて、何を指標にすれば良いですか?
という質問があちこちであります。

新聞の発表が間違っているとは言いませんが、新聞の記事内容は、上場企業や国レベルの話がほとんど。大きな流れをつかむのには良いと思いますが、実際の自分の事業に当てはめると、ギャップがあると思います。

中小企業や地方都市への波及は早くて1年遅れと言われます。今、少し株価が上がっても影響はほとんどなく、何も変わらないでしょう。淡い期待感が出て来るだけです。

やはり大事なのは、自社の周りの同業他社の動向を知ることが一番でしょう。また業界動向も把握することです。

ただし、個人商店レベルでは、大きな流れに乗ることは難しいです。事業を存続させるために必死にいろんなことをやらないといけません。

だからいつもこのような質問も来ます。
「武内さん、何か良い商売ないですか?」と・・・

本当に前向きに考えておられるなら、素晴らしいことだと思います。老舗や昔から日本の伝統としてある専門店は今後さらに厳しくなるでしょう。息子さんへの事業承継も難しくなってくると思います。

これも新聞ではわからないと思います。調べるなら自分の足や耳で収集するしかないです。

事業や経営では、いつも答えがどこかに書いている訳ではないです。誰でも平等にチャレンジができて好きなようにデザインできるからこそ面白いのだと思います。

新聞や本、雑誌に答えを求めない。世の中の流れを知るためだと理解し、そこから先は自助努力だと思います。

決められた答えがないからこそやる気が出てきます。媒体や情報源ごとに活かし方を考えることも大切だと思います。

新聞発表に一喜一憂しないこと。
自分の足元をしっかり固めることが一番大事ではないでしょうか。