だらだらと出勤。いつが休みかわからない。
このような従業員の方、社内にいませんか?

残業として申告していない、タイムカードを打刻していないので、大丈夫ですよ。という返事まで返ってきます。

本人は会社のためにやっていると思っているのでしょう。でもこの状態をいつまで続けるのでしょうか?本当に会社のためになっているのでしょうか?

急な仕事があったり、決算期などに無理をすることは誰でもあるでしょう。しかしこのようなことが常態化していると問題です。本人だけでなく、うちの会社はこれが当たり前なんだと他の従業員まで勝手に解釈するようになります。

それと生産性という指標で計ると、売上は同じで労働時間だけ長くなっているということは生産性が下がっていることになります。

特に最近、皆さん業績が芳しくないです。その上、残業を平気で行っているというのは問題有りです。生産性が極端に下がっていることになります。

逆に積極的に休みの取得をすすめられてはいかがでしょうか。昇給・ベースアップができない、賞与の支給もストップとなると給与面での改善余地があまりないことになります。従業員の方は、しばらく辛抱するしかないということになり、モチベーションが下がります。

同じ売上高、同じ粗利高で生産性を上げるには、労働時間を短くするか、休みの日を多くすることです。まずは、無駄な残業はしない。サービス残業の根本原因を突き止め、勝手に会社に残らない、出社させないことです。

休みを取ろうと思うとそのための準備と始末が大切になってきます。プロほど、休みの取り方が上手です。逆にこの休みの取り方が上手になれば、生産性が上がり、業績が上がる可能性があります。

ひょっとすると、業績悪化の原因は休みを取らないから、休みの取り方を知らないからかもしれません。だらだら仕事をする癖が付いているとしたらたいへんです。

休みを取っている会社ほど利益が出ているのも事実です。休みを取らずに一所懸命頑張っているつもりの人ほど利益が出ていません。

人を入れずに、どうすれば休みが取れるか真剣に考える必要がありそうです。
休みの取得率は、企業業績のバロメーターかもしれません。