硬く硬く見積もって現場から出てきた数値。よく検討されている数値です。
ところがその数値のままでは営業利益が出ていない場合や営業利益が少ししか出ていないということがあります。

逆に少しでも黒字ならOKでしょうか?
硬い数字のまま走ると、予算の達成は容易にはなるでしょう。しかし、必死になって頑張ろうという意欲に欠けることになります。

まぁこの数字なら大丈夫だろうと思われては困ります。正直な予算数値では、モチベーションアップにもつながらないですし、結果的に会社の業績も良くならないです。

だから予算数値にはお化粧が必要だと思います。予算を低く出す体質が出来上がらないように注意しないといけません。

全く無理で無謀な予算を組むのは良くないですが、出てきた数字に対してほんの少しお化粧をすることが大事です。

後はそのお化粧の度合いの問題です。厚化粧では見栄えが良くないです。人間と同じで、化粧をしたことがわからないくらいに抑えるのが綺麗ではないでしょうか?

出てきた予算数値にほんの少し化粧をして仕上げること。それが会社を成長させる糧にもなります。

現場からも予算を上乗せされたと思われないくらいにして下さい。無理はしないように・・・

可能な範囲で、少しずつ上げることです。
また、上限も自分で決めないこと。できそうなら予算に関係なく、目一杯やること。

お化粧は上司の腕にかかっています。どんなお化粧をするのか?どの程度行うのか?

そこで管理職としての評価が決まるような気がします。

いつも少しでも綺麗になるようにお化粧してあげて下さい。