アンケートを取ってほったらかしになっていませんか?
それにデータをながめていても何も変わりません。

個人的には、アンケートのデータよりもそこから何をどう改善・実施するかにかかっていると考えています。

私どもで行っているアンケートは、データよりもその後の改善に重点を置いています。PT会議や幹部会議で、従業員の方々やお客様、患者様からのアンケート内容について一つ一つ検討していきます。

今流行りの仕分け作業と同じです。すぐに実行に移すもの、今回は実施を見送るもの、もう少し検討を要するものに分けて行きます。

またアンケートの取り方も工夫すべきです。数値で取るのではなく、問題点や課題を具体的に上げていただくようにします。何が悪いのか、ズバリ書いていただくようなものでないと意味がないです。

データを取るために行っても後で活かせません。課題をいち早く見つけ、どう改善するかです。改善できる数が少なくても良いと思います。結果がすべてです。早く改善して行かないと今と同じになってしまいます。

だからよく「アンケートは取ったことがありますが、その後の報告がありません。改善も行われていません。また同様のアンケートを取られるのですか?今回は、意味のあるものにして下さい。」と言われることが多々あります。

また改善中のもの、改善結果が出たものは社員やお客様に公表すべきです。それがまた励みになります。やっぱりアンケートを取って良かったなぁ・・・
これからも定期的に実施しようになります。

アンケートの内容に興味を示す以上に、何がどう変わるのかそのことに興味を持って欲しいです。

変えることが前提でアンケートを取ることです。それと会議内容は、すべて公開すること。非公開で、密室で行っていると自分の意見が潰されたのではと勘違いされます。

政治の仕分け作業と同じで、仕分けの実施日をあらかじめ伝え、誰でも参加できるようにして下さい。

そうすると、仕分けをやっていること自体が評価されるようになります。

アンケートは取ることが目的ではなく、改善・実施することが大切!
もう一度アンケートのあり方を見直されてはいかがでしょうか?