客数が事業状態を計る一番のバロメーターです。この数値が下がってくると当然危険信号です。

ところが・・・

この客数減を何とも思っていない、対策を打っていないという状況の会社を時折見ます。なぜ、すぐ行動に移さないのかなぁと思うくらいです。

客数が減っても他人事。会社から何か指示があるかもしれない。今の仕事が目一杯なのでこれ以上仕事が増えるのは嫌だ。それにスタッフも少なくなっているのに、もう無理。

というふうになっていませんか?

特に問題なのは、管理職の方やリーダーさんがこの問題を積極的に解決しようとしていないことです。悪く言えば、愚痴を言って来る従業員の味方になっています。

このままの状態が3カ月も続くとどうなるでしょうか?極端な場合、従業員の方に給料を払えないか、辞めていただく人が出てくるということを認識すべきです。

自分たちの給料は自分たちで守って欲しいです。少しでもおかしいなぁという兆候が見えれば、即対応策を打つことです。あるいは会社の決められた会議やミーティング以外に、従業員を集めて話し合うことが必要です。

結局言えることは、リーダーシップを取る人がいないということです。危機的な状況の時ほど、誰かが立ち上がって欲しいです。それくらいは当たり前だろうとトップは思っておられますが、全然できていません。

その状況を知った瞬間、カミナリが落ちるのでしょう。
しかし、リーダーを育ててこなかったトップにも責任があります。数値の動向を見ながら、常に対策を打ち続け、意識を高めることが大事です。

経験年数だけで役職を付けないこと、給料を上げないこと。
危機的な状況に対して自然と動ける方が、本物の管理職であり、リーダーです。

マーケティン戦略の中でも客数を上げることが一番難しいです。原因究明と対策の立案と実施、早急に着手されてはと思います。

商品やサービスに問題があったのではなく、従業員の仕事に対する姿勢が悪影響につながっているかもしれません。仕事が増えるのは嫌だという従業員を作らないように注意して下さい。