社内制作される会社が多くなっています。
経費削減のためには良い取り組みではと思います。
ところが最近、逆の現象が起こってきています。担当者の方が良いものを作り過ぎているのです。

どういうことかと言いますと、社内制作のものはスピードが要求されます。すぐにでも欲しいから外注せずに、自分たちで作って利用したいはずです。それが凝ったものを作りだすと時間がかかります。

印刷屋さんでもチラシ作成会社でもないはずです。仕事というのは何かということを教えてあげる必要があります。

凝ってしまうと、今の出来が100点だったとすると、今度は120点くらいの出来のものを作ろうとされます。それがだんだんエスカレートしてきます。期限よりも作品の状態が大事になります。

そうするといつまで経っても出来上がってこないことになります。大事なのは、仕事なので、要求されているレベルがどの程度のものなのかを把握して仕事をすることです。

200点の出来のものを要求されている訳ではないと思います。お客様に出したり、見ていただいたりして大丈夫なレベルで留めておくことも必要です。実は、それがプロの仕事です。

自分に要求されているものは何なのかを理解することが大事です。
本人は、必死で良いものを作ろうとされていますから気付かない場合が多いです。部門長の言うことも聞かないのでは・・・

社長自らが担当者の方に、仕事とは何かを教えてあげる必要があるように思います。

自分の技術や能力を高めるのも大事ですが、会社の中での仕事というものは何かを伝えていかないと暴走する社員がいるようです。

早めに歯止めをかけた方が良いです。そのような状態ならお金が少々かかっても外注にして、他の仕事をしてもらった方が利益が出るかもしれません。

システムを組む訳でもないならネット専属担当者というのは必要でしょうか?
各部門ごとに簡単なものなら作れるはず。

後は社長の判断次第!
会社の本来のあるべき姿と違った方向に進まないように、若手のやる気を削がないように上手に舵を取る必要がありそうです。