皆さん理想の店づくりを目指されます。自分の店を持つのが誰しも夢。
良い店を作ろうと必死になられます。

ところがお店をオープンしたが、数字が予想を下回っているということがよくあります。返済の負担もあり、きつくなって行きます。

そこでふと、疑問に思う点があります。

最初の1店舗目にどれだけのお金をかけられるでしょうか?
1店舗目は、新しい店でないといけないでしょうか?

店にお金をかけるのは2店舗からで良いのではないでしょうか?
なぜ最初からお金をかけられるのでしょうか?

自分の店を持つという意味は、自分で稼ぐという意味です。カッコ良くて、自分の思っていた店を作ることが第一になっていませんでしょうか?

だから最初は、居抜きであろうと何であろうと店として機能できれば何でも良いくらいです。大事なのはお客様に認められて、利益を出し、内部留保することです。

それから徐々にお金を貯め、理想の店を持たれてはと思います。

家賃負担の大きい店は、独立開業者には大きな負担となります。まして、金利や返済があると、かなりの重荷になります。できるだけ初期投資を抑えて、お金を使わずに、自分の腕で勝負されるのが良いと思います。

カッコ良さや立地の良さだけではお客様はリピートしません。
大事な商品が認められない限り、繁盛店にはならないでしょう。

飲食業の根本理念である「うまいものづくり」に徹することが繁盛店への早道だと思います。気をてらったものや急激に売上を上げる策は一時的なものです。
商売として本当に大事なものは何か見極める必要があるのではないでしょうか?

夢は儲かってから・・・

少し取っておいて下さい。
上手に運転できるかどうかわからない初心者マークの人がベンツはまだ早いです。

順番を間違えないようにした方が良いと思います。