経営コンサルタントにはあるジンクスがありました。過去の成功体験でコンサルタントをしていては、2~3年でノウハウが枯渇するということです。

独立開業する前からこのことは気になっていました。大手コンサルタント会社に17年ちょっと勤めていた私にとっては、独立される方がどのような形で成功されるのか興味津々でした。

ところが、今までと同じスタイル、ビジネススタイルは通じないらしいのです。大手コンサルタント会社でやっていたことをやろうと思っても未来がない?

客観的に考えるとそうだと思います。大手コンサルタント会社で成功したことは大手コンサルタント会社だからこそ成功したのです。同じことをやっていては成功する訳がないです。

でも皆さん、大手でやっていたことを個人でやれば儲かるのではと色気が出るそうです。

私はこの話を入社以来聞いていました。頭では分かっているつもりでした。
だからこそ、独立して2年間は自分の勉強期間と設定しました。新しいビジネスモデルを探す決心です。

大手企業に勤めていた人が成功するのは難しいと言われるのはこの辺りにあると思います。大手企業のビジネスモデルを個人でやろうとしても無理があるのです。

成功する条件は、過去の成功体験を捨てることです。
過去のお客様を回ってもいてもいつかネタがなくなります。それで良いのでしょうか?

独立は、生活を安定させるためではなく、未来を自由に設計するためです。
サラリーマン時代の年収にプラスして、いくらか増やしてやろうというのは違うのではと思います。

独立は0からではなく、マイナスからの出発です。
皆に認めてもらうための隠れた投資があるからです。

未来が開けてくるのは新しい人脈です。
独立して成功するのは、今までとは全く違った人脈が構築された時だそうです。
ひょんな出会いから、ビジネスパートナーに・・・

ビジネスモデルを探す以上に、新しい人脈と出会えるかどうか?
過去をどれだけ捨てることができるかどうか?

答えはもう出ているようです。
それを実践された方が、成功を勝ち取っておられるような気がします。