やっとこの歳になってわかり出してきました。
女性が経営をなさるということがどれだけたいへんか?

男はまっしぐらに仕事をします。夢中になります。
夜はお客様や従業員との懇親会というよりは飲み会。
毎日が楽しくてしようがないくらいです。

しかし、女性経営者は、いくつもの顔を持っていないといけません。
当然まずは経営者の顔、家に帰ると母親の顔になり、親の前では娘の顔をしないといけません。仕事のことだけに集中する環境にはないです。

受験や親の介護などが出てくると一層たいへんになってきます。

そんな中でやり繰りをされます。本当に頭が下がる思いがします。
男の3倍くらい生きておられるような感じがします。

また感性の部分では男は勝てません。
花一つ店や事務所に飾ることが男はできません。
女性オーナーの会社は、細かな心遣いが自然と伝わってきます。

良い特徴を活かして、オリジナルの企業づくりをして欲しいです。

従業員を我が子以上に可愛がっておられる姿を見ると、この方の役割は経営者がぴったりなんだなぁと思うことがよくあります。

しかし、細かな心遣いだけでは経営がうまく行かない場合もあります。
大胆に攻めたり、積極的な営業活動も必要です。そうすると必然的に男が得意な領域までマスターされることになります。

徐々に空白部分を埋めて行くことになります。
女性経営者は自分の得意な部分を伸ばしながら無限大に成長される可能性を秘めておられます。

勉強する領域が広いのは得です。
しかし、やはり一人何役もこなすのはたいへんだと思います。

でも上手に企業運営されることを祈っております。

女性オーナーのたいへんさが少しでも分かれば、男性も違った意味で成長のヒントを得ることができるのではないでしょうか?