ワインはどこまで揃えますか?

趣味では当然ダメ!ある程度計画が必要です。
特に売上ではなく、在庫金額、年間の仕入れ金額。

空きスペースが目立つとまた仕入れたくなります。
しかし、一度仕入れた商品、どれくらいの期間で売り切れますか?

せっかく、売り切ったのに、また仕入れるのぉ?

売場やセラーを充実させたいというお気持ちわかります。
だからと言って見栄で商売をしていると潰れます。

こんなに景気が悪いのに、以前と同じような仕入れで良いのでしょうか?

商品回転率の悪いものほど注意しておかないと経営を圧迫します。
だから、まず年間の仕入れ予算を決め、それ以上は絶対に仕入れないこと。
どんな好条件でも我慢すること。数字を基準に仕入を考えること。

また商品回転率を上げるための施策を考える必要があります。
1000円以下の低単価のワインならセルフの売場で十分対応可能ですが高額ワインは並べておくだけでは無理です。仕掛けが必要です。
来店されないお客様へのアプローチです。

仕入れた瞬間に、高額ワインに興味のある方へのご案内。
ワインリストを郵送してもメールでも良いです。
またこのような高額ワインが好きな方の輪を広げていく運動も必要です。ワイン会などを自主的に開催して少しずつ増やしていくことです。

この高額ワイン、全くないと売場に遊びがなく寂しくなります。
しかし、売場輝くくらいに商品があると今度は経営が危なくなります。
その頃合いをどこで判断するか?

まずは、同じワインでも低単価ワインと高額ワインを全く別物として考えること。別部門として考えられてはいかがでしょうか?

低単価ワインは、通常通り、なくなれば補充する感覚で良いと思います。

一方、高額ワインは、仕入れた場合のことを想定して、買ってくれそうなお客様の顔が浮かびますか?その分だけ仕入れて下さい。

一品当たりの単価が張り、商品回転率の鈍いものは、別モノと考えて仕入計画や予算を組む必要がありそうです。

経営がおかしくならない程度に、上手に遊びを作って下さい。