女将の役割をする方が欲しい!

どの企業様へ訪問してもこのことが一番気になります。

オーナー経営で奥様が現役で頑張っておられるところは良いですが、企業化し組織が出来上がっている会社となると空きポストになっていることがよくあります。

サービス業では女性スタッフの数が多く、その方たちを教育する方が必要です。

業績不振の原因の一つが女将不在にあります。
この女将役がいないと組織が機能しません。きつく叱りながらサービスレベルを維持向上させることは女将にしかできません。

サービスレベルは以前と変わっていないと思っていても徐々にどこか緩んでくるものです。同じことを繰り返していてもお客様からは、サービスレベルが下がったと見られます。

内部昇格させようとしてもなかなか適任がいないのが現状です。
外部からスカウトして招へいするくらいの考えも必要かもしれません。

女性スタッフが多い業種では、この女将役中心に組織を組み立てるべきです。
その方如何に業績はかかっています。

男性が女性スタッフの身の回りから何から何まで見ることはできません。それに男性の上司が注意しても言うことを聞かない場合があります。

女性には女性が一番のようです。

ところが、仕事はできても同僚を注意したり叱ったりするのは嫌です。という方が多いのも事実です。自分のことだけで精一杯なので辞退させてくださいという答えが返ってきます。

だからといって不在は危険です。常に意識的に社内でそういう方を作っていくことです。目先はスカウトでも良いかもしれませんが、10年先のことを考えて作ることです。

そのためには、今の組織図を眺めながら、10年後の組織図を描いて下さい。
女将役は、じっくり時間をかけて作っていくもののようです。