もう昔のように何十個もまとめて買ってくれるということはないです。

モノも溢れていますし、ネットでも簡単に買えます。
賞味期限の長いお菓子をわざわざ買わなくても、もっと美味しいお菓子は手に入ります。

お客様は観光地でおみやげを買っているのではなく、思い出を作っておられたのでしょう。もう何度も旅行を繰り返し、思い出になりそうなものしか買って帰らないのでは?

これでは、ますます売店の売上は減って行きます。

一つ提案は、実演販売の強化です。
その場でしか買えないものを育てることです。
それもいつも同じではなく、季節ごとに、あるいは毎日変えても良いくらいです。

実演販売とはいかなくても農家の方の産直、朝採れの農作物など結構人気です。
これもお定番化して売場に置くのではなく、朝6時からの朝採れコーナーとして設けると売れます。形は悪くても味は良くて安い!お客様の一番喜ばれるパターンです。

非定番のものがお客様の心をつかむようです。
非定番の比率を上げ、イベント性を強くした販売方法が必要な時代です。
レジでじっと待っていただけでは売れません。声を出したり、試食を繰り返しても昔のようには売れません。

商品そのものに希少性がないと飛びついてくれません。
だから昔の販売方法のままのところは危険だと思います。
思いきった対策を打たないと、ズルズルと売上が下がってきます。銘菓に頼った集客だけでは厳しいです。

そこから先に自社努力が必要です。
売店ではなくイベント屋さんくらいのイメージの方が良いかもしれません。

大手メーカーのお菓子や食品に頼らない方法を実践されたところが残るような気がします。

近所の方に配るためではなく、自分がその場で思い出になるものをお客様は欲しておられます。