経営者と相性が合わない人が職場にいたとします。そうすると職場には嫌な雰囲気が漂ってきます。従業員は気まずくなってどっちについて良いのやら・・・

この相性の合わない人が権力を握りだすと、会社はおかしな方向へと走っていきます。会社の方向性は、経営者が決めるものであって、現場の長ではないです。

特に苦しい時に、そういうことをされると本当に困ります。

いつもそんな時、「武内さん、どうすれば良いですか?」と相談があります。

一応は、相性が悪くても経営者なので、どう人を使うかを考えて下さい。その方にもおそらく言い分があるはずですから、じっくり膝詰めで話されてはいかがですかとご提案させていただきます。

それでも会社の方針に沿わないようであれば、腹をくくった方が良いですよ。
とアドバイスさせていただいています。その方がどんなに稼いでいても会社の方針と違う事をされるのなら、居てもらっても返って困るのです。

30人未満の社員数の会社で、経営者とウマの合わない方がおられると会社がぎくしゃくします。好き嫌いは良くないかもしれませんが、30人未満であれば経営者の方が好きな人を雇用すべきだと思います。

会社が一体となって進んで行かないと業績は上がりません。誰かに気を使っている状況は良くないです。それならもっとお客様に気を使うべきです。

たった一人の方の言動や行動で、業績を落とす結果になっています。
それも甘えから来ていると思います。会社に甘えているのです。自分の我が儘が通ると勘違いしています。

相性が合わないのは仕方がないとして、会社の方針や方向性と違ったことをされては困ります。そうなると修復は難しいです。

中小企業の経営者の苦労の第一は当然資金繰り。次は、人を使う事。
この2つがなければもっと自由に仕事ができるのだがなぁと思っておられる方が多いです。

人の問題。
それが中小企業ではいつまで経ってもつきまとってきます。

規模の問題もあると思いますが、うちは中小企業だと割り切って、相性の合う人を集めてしまうのも一案です。

いつも悩んでいる経営者の方の顔を見るとつらいです。
逃げずに早めに対処されることをおすすめします。

このことは他の従業員では解決できません。経営者の方の決断が大事だと思います。