嘘を言うのは嫌です。
厳しいです。非常に厳しいです。
景気が底を打ったというような話もあるようですが、実際はそのようなことはないです。

冷夏という影響もあり、小売業・サービス業ともに良くないです。

これから良くなるのですか?
という質問が多いですが、秋以降さらに悪くなることも考えないといけないと思います。

景気の悪さ以上に考えないといけないのは、現事業の陳腐化・時代にそぐわなくなっていることです。

景気が悪いのではなく、実は、今の事業内容がお客様に支持されていないことの方が怖いです。このことに早く気付いていないとたいへんなことになります。

ただし、新しいビジネスモデルを提案して下さいと言われてもすぐには出てきません。

だから今やっておかないといけないことがあります。
何かと言いますと、固定費を抑えること、削減することです。景気如何に関わらず、極限まで絞り込むことです。今までの甘い経営体質が危機を招いていることが多いです。

昨対の売上対比が80%になっても利益が出るくらいにすることです。

売上拡大や規模の拡大のみが経営ではないはず。今大事なのは、損益分岐点を下げることです。

元気の出るという意味はおそらく、売上を伸ばしているところをイメージされていると思います。逆に、実際に利益を出している、工夫している企業の情報は表には出てきません。

内容自体が派手でないことと、社内努力のものであったり、公表数値に含まれない、あるいは言いたくない部分もあるため外へは出てきません。

外へ言いたくてしようがないような良い話ではなく、社内でコツコツと頑張って元気が出るような話を考えられませんでしょうか?

元気が出るというのは売上の話だけではないはず。
経営として頑張っておられるところの話です。だから今は上手に損益分岐点を下げている企業から学ぶべきです。

あまり情報として上がってこないところが、努力して経営改善されているかもしれません。外を気にせず、中を強くされてはいかがでしょうか?