昨日の電話より・・・

「今たいへん厳しいですわぁ。お客様がかなり減りました。これからますます心配なんですが、お金を持っている人を対象にしないと商売続きません。」
とおっしゃいます。

おっしゃることはよくわかります。

値引きをして集客したとしてもそのお客様は、また別の値引きやバーゲンを行っているところへ行かれます。安さを第一に考えるお客様を固定化するのは難しいです。

だからこそ、お金を持っているお客様を見つけ固定客化しないといけません。
当たり前のことで、皆わかっているのですが、それがなかなか難しいのではないでしょうか。

本当に余裕のある人を対象とした商売を現実化させないといけません。マーケットはどの業界でもジリ貧状態です。相手が倒れるのを待つしかしようがないというのでは寂しいです。

消費動向も多様化していますので、お客様ごとにお金の使い方が違っています。
どんなものでもお金を使うというのではなく、特定の自分の興味のあるものにしかお金は使いません。

しかし、一旦これにお金をかけると決めればとことん使われます。
そうなると商品やサービスはマニアックなものが売れるということになります。

普通のお客様では買わないようなもの、それが余裕のある方にとっては一番欲しい商品かもしれません。

お金を持っている人を対象としようと思えば、普通や当たり前ではダメです。
普通の方が見向きもしないくらいのものでないと、もうすでにあらゆる商品やサービスを購入されているからです。

これから商売の一つのコツは、マニアックなものをどれだけ扱えるかだと思います。

どこまでマニアックなものを扱えるか?
その余裕度が商売に大きく影響してきそうな気がします。

「お金を持っている人を対象とする」
もう一度考え直さないといけないかもしれません。