従業員の方から面談ヒアリングを行いますと、必ず出て来るご意見です。
会社がもっとよくなって欲しいと思われています。

ただし、何をどうよくなって欲しいのかという具体的なものはないです。

職をなくすかもしれないという不安があるのでしょう。
昇給もなくじっと我慢している状態。

会社の仕事は昔と同じ。坦々と業務をこなしているのですが、会社の業績が芳しくないことを肌で感じられています。

このままでいいのだろうか?
できることがあるなら会社を助けたい。
と思っておられます。

動きのない会社ほど、従業員の方は危機感を持たれます。
何らかの手を打たないといけません。従業員の方々が協力しないというのではなく、会社側からの指示を待たれています。

会社の方向性をしっかりと決めないといけません。
やる気のある素晴らしい従業員の方々はおられるのですから、後は会社が戦略を決めるだけです。

躊躇している状態が一番良くないです。従業員の方々を不安に陥れるだけです。

会社を良くするのは、戦略と方針・方向性からです。
それが決まっていない、あやふやではきついです。やはり経営計画書は必要ではないでしょうか?

また全社会議や朝礼などでも会社の方向性の説明と従業員の方々に手伝っていただく部分の説明を行っているでしょうか。

マイナスの話ではなく、プラスの積極的な前向きの話です。
どう頑張れば会社の役に立てるのか、それを知りたがっておられます。

どこも今は暗い話が多いです。打って出るというような話が欲しいです。
会社が良くなる方向性は見えていないでしょうか?

従業員の方はスタンバイ状態。
後は、会社が決めるだけ。

でもその方向性が決まらないから今の状態なのだと思います。
会社の方向性を出す戦略構築が必要な気がします。