この件は、どこも同じです。
人材で満足されている方はいないと思います。

良い人さえいれば当社の業績は上がるはずなのだが、と思っておられる方が多いと思います。

人材が集まらない会社の特徴は、実は退職者が出ない。
いつも同じメンバーで業務をこなしている。
という会社なんです。

人の入れ替えが自然と発生しているところは、いつしか良い人が入って来るものです。逆に退職者がここ数年一人もいないところは、良い人材どころか、新しい風すら入ってこないということになります。

諸事情で退職されて行く方が出るのは、会社としては当たり前です。1割、2割の方の退職が出るくらいが良いのかもしれません。

社内に新しい風が吹かないことが、良い人材が入ってこない一番の原因です。
業績を伸ばしているところほど、人の出入りが激しいです。

よく定着率という指標の話題になりますが、定着率が良いことが業績に結び付かない場合もあると思います。古手の社員が、会社の成長の妨げになっている場合だってあるかもしれません。

定着率以前に、業績アップと事業の継続の方が大事なはずです。
だからこそ、新しい風が欲しいです。

今は雇用形態も多様化しています。どんな形でも良いですから、新しい人を入れるべきです。

悪しき風習を取り除くためにも意図的に風を吹かせることです。

人を育てるには時間がかかりますが、決め打ちして、こいつは何とかモノにしてやるぞぉと思っても思った通りに行かないのが現実です。
肩ひじ張らずに、自由に自分が成長できる環境を作ってあげるべきです。また、成長を阻害する要因は、会社が取り除いていかないといけません。

この成長阻害要因がどこにあるのか、その見極めが出来ていないから人材がいないのかもしれません。

良い人材がいれば必ず業績はアップするはずだと思っておられるなら、まずは人が育つ環境を作られませんか?あるいは今の職場環境を強引に変えてあげるべきです。

人材作りは環境から・・・

私の経験則から風が吹くといつか必ず良い人材に当たると思います。