正直、ネットを活用して10%売上を上げるのは難しいです。
ネットをやり始めたので業績が上がったという話は聞いたことがないです。
元々何もなさっていなかったところが、成果が出て業績にプラスになる場合は多々あります。

しかし、ネット自体が会社の業績を変えるほどの起爆剤とはなりえません。
そこまでは期待しない方が良いでしょう。

通常ホームページの制作など、業績の好調なところがやるものであり、業績が不振でなんとか回復させたい、そのために活用したいと言っても無理があると思います。

逆に今のような不景気では、ネット関連費用は経費削減対象の第一に上げられます。と言っても必要最低限のものは必要です。

だからネットの自社でのあり方を考え直す必要があります。

費用は最小限に抑え、成果を少しでも上げる。
そんな都合の良い方法があるのかなぁ?
と思うかもしれませんが、実際にあります。

それは、外部へ極力、あるいは全部委託することです。
社内では資料収集だけを行い、後の作業は外部の方にお願いするのです。

どうもこの形が中小企業の場合、ベターなような気がします。
無理して社内で勉強してレベルアップしようとしても限界があります。それに外部の方の力を判断し、よりレベルの高い、力のある方に乗り換えることだってできます。

言葉は悪いかもしれませんが、ネット委託業者を上手に使わないといけません。
主体性はこちらにあり、どう使うかを検討して指示を出すような体制を組まないといけません。

逆にネット会社から提案や見積もりがあり、ハイハイとサインしたり作業したりしていたのでは、成長はないでしょう。

やりたいことは何なのか?最終的な結論をどこに持っていくのか?そのあたりのことが明確でないと良くないです。

ネットで売上が10%も上がらない。
景気の良いところがやるもの。
というのが私の経験則から出てきた結論です。

全く期待が持てないと言うのではなく、これが常識的な話であるということをご理解下さい。

だからこそ良い業者の方とお付き合いされ、自社のネット比重を低くしていくことが大切です。