この手のお話は、中小企業には非常に多いです。

理由は、大手企業は一度退職すると雇ってくれません。
役員や監査役なら別ですが、一サラリーマンは辞めると二度とその大手企業へは戻れません。

しかし、中小企業の場合、再度雇用して欲しという話が出てきます。
やっぱり、前の職の方が良かったなぁと・・・

いろんな事情があってお辞めになられたのだとは思います。
しかし、会社側としてはどう対応すれば良いのか、迷われます。

この時大事なのは、お辞めになられた理由です。
自己都合でも出産やご主人の転勤など、自分が嫌で辞めたのではなく、どうしても仕方なく休職のような形であれば、再度お勤め願うことも良いのではと思います。
このような方は大事にされ、またお互いチャンスがあれば雇用契約を結ばれることをおすすめします。

逆に、自己都合で辞めて行かれ、隣の芝生を見た瞬間、また帰ってきたいというのはどうでしょうか?

期間が空いたにしても会社は生き物です。その方が当時勤めておられた状況と今とでは違っているはずです。特に、成長企業の場合は、会社の体質が大きく変わっている可能性があります。

また、従来の賃金で雇用となると今の人たちとのバランスも良くなくなる可能性があります。

出来る限り会社は、新しい風を吹かせることです。
大きくなって帰ってくるなら良いですが、過去の延長ではちょっと・・・
という感じです。

最終的には、会社が大切なのか、その方が大切なのかということになります。

複雑な思いがあるかもしれませんが、一度退職した人は再雇用しないという会社ほど伸びておられます。

会社の成長に比例して、付いていける方が必要だからではないでしょうか。

再雇用に関して何か一つの基準やルールを設けられてはと思います。

それと、一旦ルールを破ると、いつも悩まなくてはなりません。
だから作ったルールは極力守るようにされることをおすすめします。

愛社精神を持っておられる方は、是非、長期雇用されて下さい。