私のところへ必ず、週1回電話をかけてこられる方がおられます。
世の中の状況を把握しようとされているのでしょう。

毎回毎回、そんなに新しい情報はないですが、でもかけてこられます。
いつものように雑談から始まり、3分ほどの電話。
しかし、常に世の中はどうですか?今後どうなると思われますか?と危機感いっぱいです。

世の中の景気は最悪です。
でも比較的自分のところでは影響が出ていないからといって安心できません。
いつ自分のところの数値が崩れるかわかりません。
油断している時ほど突然やって来ます。

いつも危機感を持っておられる方ほど成長されます。
常にいろんなところから情報が入るようにされ、甘えるところがありません。

何かしないとダメだ。
今の自分ではまだまだだ。
と思っておられます。

変な話ですが、経営コンサルタントへの質問回数でその方の業績がわかります。
質問回数や問い合わせの多い方は、言葉は悪いですが、ほっておいても大丈夫なんです。

逆に、次回訪問時まで、全く質問のない方は危険です。自分の置かれている状況を把握できておられず、何をすべきか見えていないからだと思います。

「武内さん、次はいつうちへ来てくれるのですか?」
という電話がたびたびありますが、そのような方は全然心配していません。大丈夫な方です。(※忙しくて後回しになり、申し訳ございません。)

危機意識の差が業績に表れます。
自分一人で考え込まず、他人の意見を常に聞くべきです。

この人の意見や情報は、常に聞いておかないとダメだ!
というような方は、周りにおられるでしょうか?

厳しい状況の方ほど、ブレーンがいません。

人生の先輩や師匠、業界通の方など、どなたでも良いと思います。
要はそういう方を見つけることです。

それが危機意識につながってきます。
良い緊張感を保ちながら、いつでも気軽に電話できる方を見つけて下さい。