料理は器と言われますが、どうすればセンスが上がる?

本を読むのは頭の体操のため、絵画を見るのはセンスを磨くため。
余裕のない仕事の仕方が一番、非効率で成長しません。

同じ職場内であれこれ考えても限界があります。人に聞いて勉強するものでもないです。自分で自分の感性を磨かないといけません。

料理の質以上にセンスや感性が大事です。それが磨かれてこないと、良い作品になりません。

器もあれこれと眺めたり、本や雑誌、カタログを見ていたのでは力がつきません。

自分で足を運ぶことです。それに活きた題材を見ないとセンスは磨かれません。

これは調理人さんだけの話ではないです。私も若い時に、忙しくしていると上司から「絵でも見てこい!」と言われました。

真意は、怖い顔して、焦っている私を見て心の余裕がないと良い仕事はできないよということを言いたかったのだと思います。

それ以来、忙しい時こそ、美術館へ足を運ぶようにしています。目の前の仕事しか見えていない状況が一番危険だからです。

センスや感性の磨き方は、現場だけでは無理なようです。全くの別世界の中で養うものかもしれません。

厨房や店にこもっていては良いものはできないでしょう。
たまには、外へ出ることも・・・

いつも美術館の案内には気を付けています。
今回は、京都国立博物館「妙心寺展」。
なかなか開催されそうにない展示です。

5月10日まで開催とか・・・

技術ばかりでなく、センスを磨かないと良い仕事はできないと思います。