常連さんに何か気の利いたものを出して欲しい。
「店長、後は任せるからね!」
と言っても店長は困ってしまいます。

どこまで何を出せばよいのか・・・
常連の方への気遣い、程度の判断が難しいようです。

実際、やって欲しいのは、常連の方に対して特別なことをして下さいというのではなく、気の付く範囲で何かやって欲しいということです。

だから、特別メニューはいりません。
例えば、気の利いた笑顔のあいさつでも良いのです。

何か気の付く範囲で、できることはないか?
それを考えるのが店長の役目。

いつも見ていて気付く範囲で何かをする。
オーナー経営者なら普通に当たり前にできることです。

カウンター越しに常連のお客様と会話をしたり、試食メニューを出して意見を聞いたりと・・・

「常連さんに対する予算はいくらまで大丈夫ですか?」
と聞かれても困ります。
「そんなこと適当にやって下さい。」
という答えが返ってきます。

数字や言葉に表せるものではないです。
商売やお客様に対する姿勢だと思います。

だから言葉で教えるものでもなく、商売をしていたら自然と身につけて欲しいことです。

おそらく、このことができると店長なんでしょう。
あるいは、自分でお店が持てる第一歩かもしれません。

気付いて下さい、店長!

ちょっとした気配りが数字になって現れます。
常連さんを逃がさない、何かを見つけて下さい。