経営コンサルタントの仕事は、業績を103~105%伸ばすこと。
これ以上は、正直難しいのです。
何かラッキなーことがあって伸びることはあってもこの数値が限界です。
これ以上は、自らが新しい事業の柱を創出しないといけません。

基本は自主自立なんです。

自分で開拓するという意欲がないと、また元に戻ってしまいます。
他人頼みからの脱却がいずれは必要になってきます。

再建は、自主再建を意味します。

数字が軌道に乗るというイメージだけではなく、いつから自分たちだけでやっていけるのか、その目途を付けることが大切です。

案やプランはいくらでも出せます。
しかし、コンサルタントも毎日毎日現場に張り付くことはできません。
社内で居続けることもできません。

外部の方の助けがなくなった場合、どうなるのか想定されておく必要があります。

自分たちだけで改善・改革をやった場合、どうなるのか?
もしできないとなると、本当の意味での再生や再建とは言えないのではないでしょうか。

最近、私個人の立ち位置も気を付けるようにしています。
私が完全に引いても大丈夫な状態にすることが本筋であって、だらだらとコンサルタント料をいただくのは本来のコンサルタントの姿ではないのではと思っています。

形や仕組みをご提案することはできますが、その器の中に魂を入れるのはやはりトップの大事な仕事です。

やり方や方法論はいくらでも出て来るのではと思います。
しかし、この魂を入れるという作業は、トップにしかできません。
自主自立は、この魂の入り具合に行きつくのではないでしょうか?