2012年 1月の記事一覧

12年01月23日 15時53分00秒
Posted by: takeuchiconsult
良くもなく、悪くもなく、このような状態は良い方に解釈しても良いのですか?あるいは何か対策を打たなければならないのでしょうか?
という質問・相談もよくあります。

しかし、売上が停滞するといつか落ちるのではと不安になるものです。そのままにしておくと良くないことが起こる可能性が高いかもしれません。でも現状維持ということであれば、大きく変える必要がないため、余計に迷われると思います。

変える必要がなくても様々な施策を考え検討することは大事だと思います。何もせずにいると、もし売上が下がってきたり、業界動向が悪くなって来た場合、対応が遅くなります。

でも売上が前年対比で全く同じだとか、数年間変動がないということは少ないです。上がったり、下がったりを繰り返しながら推移することが多いです。大事なのは、上がった理由や下がった理由がわかっているかどうかです。

逆に怖いのは、前年対比でほんの数%しか変わっていなくて手を打っていない時です。何とかこのまま行けるのではという安易な判断が危機を招く原因になります。

伸びている会社、成長している会社は、良くても悪くても常に新しい施策を考えておられます。向こう3年くらいまではやることが決まっているくらいです。成長軌道に乗っている会社は目先だけでなく、先のことまで考えたり対策を打ったりされています。

何もしないことが一番危険であることを認識されているからだと思います。変化がないということは、これから変化が起こる予兆かもしれません。

実際は停滞してからでは遅いです。停滞する前から、あれこれと対応策を練っておくことです。今良くてもこれからも良いかどうかは誰もわかりません。常に危機感を持って業務に当たることが大事だと思います。

いつももしものことを考えておくが大切なようです。停滞は悪いことが起こる前触れくらいに考えておいた方が良さそうです。

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12年01月23日 12時52分00秒
Posted by: takeuchiconsult
みなさん同じことをおっしゃいます。お客様が少くなったり、業績が悪化した場合、何か対策を打つことも大事ですが、掃除をしないとおっしゃいます。

売上が減っている根本原因は店が汚くなっていることらしいです。そのような状態や気持ちでいくらお客様に来て下さいと言ったり、販促を売っても効果はないと断言されます。

同様に社内で勤務されている方も同じです。自分のデスクの周りが汚なくなっていませんか?書類の山になっていたり、隣の方に迷惑がかかっていませんか?足元に書類入れの段ボール箱がありませんか?

忙しいから掃除ができない、整理整頓ができないというのは言い訳に過ぎません。実は、私も同じことをしていました。忙しいからできないと思いこみ、手付かずの状態でまた出張へ飛び立ちます。会議の日に出社しても雑用や伝票の取りまとめで掃除や整理はできずに退社。

年末の大掃除か席替えがないと掃除をしないというのは一番問題だと思います。理想は、月1回の全体会議の日を大掃除の日にすべきです。店でも比較的暇そうな日を毎月1日決めて大掃除の日にするのが良いと思います。

でも出来ている方にお聞きすると大掃除はしたことがないとおっしゃいます。なぜかと言います、毎日やっているので、大掃除になることはないらしいです。

日々掃除をするという心掛けがないと、どこか隙ができるのだと思います。また掃除を毎日していると、何か気付くことが出て来るのかもしれません。

先人は、必ず掃除をしなさいと言っています。理由は分かりませんが、調子が悪くなれば、まず掃除をすること。いろんなことを整理整頓しない限り、すぐに同じような状況に戻るからかもしれません。

掃除をするという習慣が徐々になくなっています。清掃を専門業者の方に委託されている企業では、ますます掃除はしなくなっています。清掃業者の方は机の周りの書類には手を付けることができないため、窓や床はピカピカでも机の上が一番汚く見えます。

誰かが気付いたり、言わないと始まりません。是非、掃除をする習慣を持って
下さい。ツキが悪いなら、自分の周りを綺麗にしましょう!

ツキを呼び込むのは難しいことではないらしいです。ただ、掃除をするだけ。ところが一番疎かになりがちなことです。強い意志を持たないと、掃除は継続してできません。

本当に掃除をしっかりしている企業や人は、苦戦知らずなのかもしれません。

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12年01月23日 08時51分00秒
Posted by: takeuchiconsult
古手の社員の方は、過去の良い時を思い出されます。あの時に戻れることができれば戻りたいとおっしゃいます。ところが世の中は大きく変化しています。過去の良き時代がそのまま継続できるということはないです。現在、苦戦している理由は良い時に次の一手を打たず、変化を嫌ったためではないでしょうか?

逆に若手社員の方は、会社の業績が良かった時のことを知りません。今の状態が普通だと感じておられます。過去に帰るのではなく、自分たちで何か新しいものを作っていかないといけないと思っておられます。

このような世代間のギャップがあると一体化させるのは難しくなります。特に古手の社員の方と若手の方の間の中間の社員の方がいない場合、ますますギャップは広がって行きます。

人事面で考えた場合、各世代ごとに人がいて組織が成り立っていることが理想ですが、中小企業の場合、理想的な年齢構成になっていません。諸事情から、採用できる時に採用をしいているだけであり、将来的な計画の中で採用をされているところは少ないです。

そのため、業績と採用が比例関係になります。調子の良い時は採用を行い、調子が悪くなると採用を止められます。業績の悪い状態が続くと、数年、あるいは10年以上も採用を行っていない会社も出てきます。

そうすると、社内会議を行っても育った環境が違うため、目標とするところが違ってきます。過去の良き時代を知っている方は、何とか過去の状態に戻したい。若い方は、過去を引きずるよりも何か新しいものを見つけていかないと厳しいのではと感じておられます。

そんな簡単に新しいビジネスが見つかる訳ではないですが、過去の同じ状態に戻すのはかなり難しいと思います。売上や利益の目標は同じでも事業内容や営業戦略を変えない限り、生き残っていけないのではないでしょうか?

会社としてのスタンスも難しいと思います。現状を再認識して、過去に戻るのではなく、新しい会社として再出発するくらいの姿勢が本当は必要だと思います。しかし、そうすると過去に実績を残してくれた古手の社員の方々に心を傷付けるのではと危惧されます。また、そういう意識決定を行うと、若手社員が暴走し出すのではという心配も出てきます。

でも何もしないと改革は前に進みません。まずは現状認識を社員の方々にしっかりとしていただき、その上で会社の方向性と方針を明確にすることです。その上で必要なもの、考え方を改めるものを見極めることが大事です。

後は社長自らが調整役を行うことです。世代間のギャップは、社長以外調整できる人はいません。会社のすべてを知っている社長が動いて初めて一体化できます。

規模が小さくなっても会社の成長を止めないためには、社長が一肌脱いで欲しいです。それをしない限り会社はいつもギクシャクします。どんな考えを持った社員がいても社長の考えが基準です。社長を中心とした会議のあり方が大切なような気がします。

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12年01月23日 06時50分00秒
Posted by: takeuchiconsult
これは一番難しい問題です。規則上の管理職や役職上の管理職ではなく、実質管理職とはどういうものなのかということです。

どの企業様へ訪問させていただいてもこのことは質問・相談されます。しかし、きっちりとした線引きはないです。世の中の傾向としては、残業代が付かず管理職手当をもらうようになったから管理職だとも言えないようです。管理職としての業務を遂行しているかどうかが大事です。

そもそも原因は、会社側がエレベーター方式で勤続年数とスキルアップに応じて役職を与えるところから始まっています。中小企業の場合は特に、管理業務に関する教育というものがあまりないです。役職が上がればそれなりに習得しているだろうという感じです。

それに昇進・昇格時に試験を行うこともなく、人物評価や管理要件評価などがないところが多いです。社長や幹部が認めればそれでOK!

しかし、後から苦労されるのは当の本人です。誰からも教えられていないので、管理職業務とは何なのかつかめていません。さらに業務を遂行して行く中で自分で見つけないといけません。これが中小企業の実態だと思います。

ではどうすれば良いかということですが、会社が管理職とはどういう業務をする人なのかを明確にすることです。また役職名がいろいろあっても実質の管理監督者というのは、どの役職からなのかを示すことです。

会社が決めない限り、法に任せておいても解決策は出てこないでしょう。法は一つの基準であり、実例でしかないです。法に頼るのではなく、自社ではどういう人を指すのかをきっちりと決められてはいかがでしょうか?

議論を繰り返すだけでは、何も変わりません。管理職としてのあるべき姿を明示し、会社の方針・方向性も同時に伝えることです。

企業は管理職の力で決まるとも言われます。管理職の方がイキイキと仕事ができる環境をどうやって作って行くかが鍵です。


世の中はどうなっていますか?他社はどうなっていますか?という質問も多いですが、それ以上にどんな会社にしたいのか、それが大事ではと思います。他社比較から自社基準は生まれてこないと思います。

中小企業の悪い癖は、何か問題があれば業界基準に収めようとするところです。
自分で創り出すという作業を行わない限り、良いものはできません。

世の中の動き見ながら対応して行きたいというのもわかりますが、できれば一歩踏み込んで、自社のあるべき姿を作って行くことが大事なのではと思います。

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12年01月23日 00時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
蛻変(ぜいへん)という言葉があることは知っていましたが、出所がどこなのか知りませんでした。言葉の由来は、帝人株式会社社長:大屋晋三氏がおっしゃっていた言葉であり、それを『蛻変の経営哲学』という哲学にまとめあげられたのが、藤芳誠一先生でした。

今は絶版になっている「蛻変の経営」に以下のように書かれていました。

「企業という社会的生物は、“蛻変”を、変化する環境のなかで意識的に行わなければならない。」

企業は、世の中の流れに任せているだけであったり、変化を嫌っていると環境対応ができなくなるもののようです。

蛻変(ぜいへん)とは、蝉の卵が幼虫になり、さなぎになり、羽化して成虫になっていく様を言いますが、その都度脱皮を繰り返し形を変化させるのでこう言われているようです。環境に対応しながら形を変化させながら成長させて行くということが大事なのだと思います。

蛻変の仕方、タイミングは企業ごとに異なって来ますが、必ず節目節目のところで必要になってきます。それも時流に流されるのではなく、意図的にそれを行うことが必要なようです。

企業が蛻変する時は、生まれ変わるチャンスです。大きな環境変化があった時、
それをきっかけとしてどのように変わるのか、新しい企業理念・企業テーマを掲げる時です。売上や利益の大小ではなく、どんな会社なのかを明示して行くことが大事だと思います。

意識的に行わなければならない蛻変経営。含蓄のある言葉だと思います。企業の永続のためには蛻変は欠かせないものだと教えられているようです。

意識的に蛻変して行くことを忘れた時、企業の成長は止まるのかもしれません。


以下引用部分です。

「蛻変とは、蝉が幼虫から成虫になるときに脱皮しながら生態変化することをいう。蝉は、この蛻変を自然の環境のもとで本能的現象として行なう。しかし、企業は、変化する社会環境のもとで意識的に行なわなければならない。低成長時代に突入したいま、企業もそしてあなた自身も蛻変することが求められている。 帝人株式会社社長 大屋晋三氏 推薦のことばより」


『蛻変の経営哲学』
筆者はかねて、帝人の大屋社長の訓示から「蛻変」という言葉を借りて「蛻変の経営哲学」を説いてきた。

蝉が幼虫から成虫になるときにその古い皮殻を脱ぐ(これを“蛻変”と呼ぶ)ように、企業は幾度もこの“蛻変”を繰り返して、新しく生まれ変わりつつ永遠の生命を発展させていくものである。

蝉という自然的生物は、“蛻変”を与えられた環境条件のもとで本能的現象として行う。しかし、企業という社会的生物は、“蛻変”を、変化する環境のなかで意識的に行わなければならない。

このことは、動植物が環境の変化に適応して自己の生態を変化させながら生存することをエコロジーというように、企業が環境の変化に対応して変態しながら生育を続ける企業エコロジーを意味するのである。

「蛻変の経営」藤芳誠一著 泉文堂 昭和53年発行より

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12年01月22日 17時49分00秒
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調子の良い時に練習量を減らすと必ず調子を落とします。若い時は、どんなことがあっても練習量は減らさないこと。3年続けて安定した成績を残せた時初めて質への変換が可能となります。

あんな苦労はもうしたくないと手を止め、量から質へ練習方法を転換しますと宣言した瞬間、成績は下がって行きます。あともう少し辛抱して、今の状態を続ければ、将来がもっと楽になるのになぁと思うことがしばしばあります。

1年だけ好成績を収めても世の中では評価されません。好成績を残したなら、さらに気を引き締めて前年以上の練習量を課すことです。自分で自分を鍛えないと誰も助けてはくれません。

気を抜くと成績が下がって行くことは、皆が知っています。過去同じような経験を上司の方や先輩がされてきているはずです。だからこそ若い時は辛抱して、練習量を逆に増やすくらいが良いです。

あの時もう少しやっておけば良かったと後悔しても遅いです。チャンスが目の前に来ているなら、少々苦労してでもそれを掴むために努力することです。チャンスはそんなに何度もやってきません。

たった一度の好成績にあぐらをかいていると、一生チャンスは来ないかもしれません。

質を高める練習と言うのは、量をこなした方が言う言葉だと思います。中途半端で終わっている量では、どんなに質を高めようとしても厳しいでしょう。

いろんなことを経験された方は、どれくらいの量をこなさないと一人前にならないかもご存知です。だから量を意図的に減らすいということもあまりされません。常に、必要量は保たれています。

質の高い練習をしたいというのはわかりますが、量を絶対に減らさないことです。質は量をこなすことによって見えてくるものです。少ない量で質の高いものを求めようとして無理があります。

自分が納得の行くまで頑固に練習量を減らさない。周りからは止められるくらい練習量を増やされた方がどの世界でも成功されているようです。

若い時には「質」という言葉を口に出さない方が良いかもしれません。量を
こなせば必ず質も上がっています。

量をこなさず、質だけを追い求めようとしても厳しいのではと思います。

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12年01月22日 12時48分00秒
Posted by: takeuchiconsult
ファミリー全盛の時代からお一人様マーケットが伸びる時代へ。
飲食店などでもカウンター席を強化したり、夜の定食メニューを出してみたりと、お一人のお客様に対する提案が大事になってきています。

ファミリーレストランがやや苦戦傾向にあるというのも頷けます。核家族化が進み、家族構成自体が多様化しています。ファミリー客に絞り込んだ戦略だけでは追いつかなくなっています。

やはり今後お一人様マーケットは伸びるのではと思います。仕事帰りのお客様への食事提供だけでなく、お一人でちょっと贅沢気分を味わえるものも伸びるのではないでしょうか?

夜の普通の食事だけでなく、休日や自分へのご褒美のために、一人で少し贅沢をするマーケットが伸びて来ているようです。

会社の飲み会は不人気。上司や先輩と一緒にいても説教道場に参加している感じ。それに元々一人で楽しみたいと思っておられる方が増えているそうです。

同年輩の人や同期と一緒に飲みに行くということも少なくなったようです。昔は、上司の方に食事に連れて行っていただき、いろんな悩みを聞いてもらったものですが、どうもそのような関係はなくなってきている感じです。

悩みごとがあってもうれしいことがあっても一人でいることの方が気楽で良いと思われるのでしょう。気楽と言えば気楽です。気を使わずに好きなものを自分の予算の範囲内で注文できますので・・・

だから今は焼肉店へ一人で行く人が増えているそうです。それも男性だけでなく、女性の方も結構おられるそうです。それと大事なのは、このようなお客様は客単価が高いということです。お腹一杯、自分が納得の行くまで召し上がられます。

ゆっくりと自分の時間を楽しまれます。細かい説明や接客はいらないため店側にとっては一番楽で、売上に貢献してくれます。

世の中が複雑化すればするほど、このお一人様マーケットは増えて来ると思います。お気に入りの店になってくれれば、1週間に数回利用してくれるかもしれません。

これからの繁盛店づくりを考えると、少しでもこのお一人様が増えているかどうかが大事です。お一人様を獲得できる店づくりをする必要があるように思います。

一組当たり人数が多い方が良いとか、宴会が欲しいというのもわかりますが、昔のような大宴会や大人数で食事や飲み会というのはなかなかないです。少し発想を変えられてお一人様マーケットを真剣に考えられても良いのではないでしょうか?

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12年01月22日 06時47分00秒
Posted by: takeuchiconsult
何年も何十年も同じ担当者が作ってきた商品・サービスが頭打ちになっている場合、何らかの対策が必要です。しかし、付け焼刃的な対処療法では、対策になっていない、もっと大きく変えたいと思っているならば、他の方法を考える必要があります。

どんなに優秀で経験のある方でも同じ方向からしか見えなく限界が来る時があります。大きくドラスティックに変えたいと思うならば、担当責任者を思い切って変えることも検討しないといけません。

しかし、単純に移動を命じると社内がぎくしゃくします。露骨にやり過ぎると担当者が傷付くだけでなく、社内の雰囲気までもがおかしくなっていきます。

だから、注意しなければならないのは、現在の責任者のことです。本人が傷付かないように意気に感じるような仕事や、次のステップを提示することが大事です。もう一段高いステップだと本人も周りも納得するようなポジションの仕事を与えるのが理想です。

配置転換のタイミングと処理は非常に難しい問題です。ベテラン社員の方がやって来たことだからと言って手つかずになっていたり、大きな改革ができていないと停滞してしまいます。

長くやって来ているものほど変化させるのが怖くなるものです。何かを変えようとすると傷付く人が出て来る。変えることによって過去の売上よりも下がるかもしれない。と思っていると何もできなくなります。

10年以上変化してこなかったものについては、勇気を出してメスを入れるべきです。変わっていないものほど危険です。

人材の育成やモチベーションの点からも1か所に永く留まらず、いろんな経験を積み重ねて行った方が財産になると思います。

特に経験者の方から配置転換の希望を出すというのはあまりないことです。会社側が上手にその辺りのことを調整することが大事です。

常に同じ担当者で良いのかどうかを考えることが大事です。いつものメンバーの方が仕事がしやすいのはわかります。しかし、それでは会社も個人も大きな成長を望めません。

伸びている部署ほど、新しい人材を投入したり、外部からの意見を積極的に受け入れようとされます。

過去に良い成績を残してくれて来ているので任しているとか口出しをしないという状態が一番危険です。暗黙の了解の元で、聖域にでもなっていたら誰も意見を行ったり、改革することができなくなります。

そのような部署を作らいなことが、経営では大事です。数字が下がって来ても過去の実績を評価し任せっ切りにして、かえって良くない結果になるとますます傷口が大きくなります。

配置転換のタイミングと処理の方法を上手に行わないと会社の成長を止めることになります。

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12年01月22日 00時46分00秒
Posted by: takeuchiconsult
売上データ以外に必要なものは?
やはり情報が欲しいです。競合店の情報や業界情報、各店の状況などなど。
それと報告して欲しいのは、現在出来ていない部分はどこなのか、今後の対応策はどうなっているのかです。

各店の売上やその他経営数値の報告は、データ化しペーパーを回せばすぐにわかります。データは過去の結果を表したものです。それを見てチェック・確認をしただけでは改善・改革になっていないのではと思います。

大事なのは、今後の仕掛けや対策です。
過去の結果よりもこれからどうするのか?
対策を打つことによりどのような効果が期待できるか?
今月何をするのか?
来月は何をするのか?
その報告が欲しいです。

出て来た結果数値をいくら見ても数値が変わることはないです。店長がどんな思いで今後のことを考えているのか、それを議論する場にするのが良いのではと思います。

各店の数値データは会議までに目を通せば済むことです。会議では会社としての方向性・方針の確認と今後の施策について検討すべきです。

だから必要な会議資料はと言うと、各店の今後の改善策をアクションプランに落とし込んだものが理想だと思います。改善項目にいつまでに改善するのか、誰が責任者なのか、期待できる成果はどのようなものなのか、優先順位はどのレベルなのかを明記した資料が必要です。

日々の業務の中で数値を取りまとめるだけでもたいへんなのに、店の経営についてレポートを書く時間なんてないとおっしゃるかもしれませんが、それが仕事です。

店の経営を軌道に乗せるためには何が必要で、今後どうしなければならないのかを現場担当者の方が報告できるようにすることが大事です。このようなレポートもできれば会議当日ではなく、事前に配布し、全員が目を通しておくような形が理想です。

会議が数値発表会になっていると会社は伸びません。数値を超えた今後の施策を発表し議論することです。未来が見えるような資料がどこまで準備できているか?それにかかっているような気がします。

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12年01月21日 20時45分00秒
Posted by: takeuchiconsult
自分は低く評価されている、他の部署の方ならわかってもらえる?
評価される上司を探す?
あるいはOBに相談する?
何も迷うことはないのですが・・・

直属の上司の方に相談すれば済むことです。ところが直属の上司の方に相談すると、どんな答えが返ってくるかわかっています。おまけに説教付きというのも見えています。相談が逆にお叱りを受けることになるため、あえて避けられます。特に、厳しい上司の方のところへは相談へ行きづらいものです。

ところが自分を評価してもらいと思って歩き回っても結果は同じだと思います。自分が変わらない限り評価も変わらないと思います。

迷っている時にはそうなるのかもしれません。身近な人に相談すれば良いのですが、どんどん離れたところにいる人に相談に行くようになると危険です。そうなると自分を見失っています。

逆に今の時代は、上司の方から部下の方に対して声をかけてあげることが大切かもしれません。ひょっとするとそのような機会を待っておられるかもしれません。

社内における人間関係が難しくなっています。昔のように上司や先輩の言うことだけ聞いていればいいんだ!という環境ではないようです。徒弟制度かと思うくらい上司や先輩から何でも吸収しないさいという指導方法では人は育ちません。

迷路に入ってしまう前に救出が必要です。意識が会社の方向と同じところを見ていないと、良からぬことが起こるものです。

本人にとっては大きな悩みかもしれませんが、聞いてみるとそんなに悩まなくても良いのになぁということが多いです。でもはけ口がないのでしょう。

企業の定期面談においても最近では、
1.信頼して相談できる上司がいるかどうか?
2.親しい友人が社内にいるかどうか?
を聞いたりチェックする必要があるとおっしゃいます。

孤立させないこと。必ず会社が上司があなたのことをいつも見てあげていますよという空気が大切です。

社内に相談できる人がいないと感じた時、救える可能性が低くなります。

中小企業では、社長が用がなくてもデスクを回って声をかけてあげることが大切かもしれません。それが社長の一番大事な仕事ではと思います。

孤立した社員を作らいないというのも人事労務戦略の一つに挙げられてはといかがでしょうか?

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12年01月21日 17時44分00秒
Posted by: takeuchiconsult
逸材が流出すると企業の成長は止まるのでしょうか?
企業はできるだけ優秀な人材を集めて、運営したい、経営したいという希望があります。選別に選別を繰り返し、採用後も教育トレーニングを行いスキルを高めて行きます。そうすると役職も上がり給与も上がって行きます。その仕組みも明確にし、帰属意識をさらに高めます。この戦略が今まで企業における最高の人事戦略でした。

ところが本当に優秀な人や志の高い人が、企業や組織の中に永遠に留まろうと思うでしょうか?

どんなに小さくても自分で会社を持ちたいとか、店を持ってみたいという夢があります。一旦入社した人を無理矢理、留めておくことはできません。自由意思の元、個々人が自分の人生を判断します。

もう一段高いステップに登ってみたい、チャレンジしたいと思うのは普通ではないでしょうか?

会社や組織における最高地位は、役員であったり部長職ですが、それだけでは満足できない方が実はたくさんおられるはずです。口には出さないが、ふつふつと思うところがある人、胸に秘めたものがある人は必ずいます。

そのような方の思いを積極的に支援するような会社があっても良いのではと思います。優秀な経営者を輩出していると噂になると、さらに優秀な人材が集まるようになります。逸材が流出してもそれ以上の能力を持った人が入って来るのでは・・・

ほっておいても優秀な人、意識の高い人、志の高い人は独立開業されます。会社が起業・開業の支援をしなくても自然とそうなるでしょう。

会社の思い通りには行かないこともあります。あまり締め付け過ぎると、逆効果にもなります。

企業の成長性にも変化が起きているような気がします。逸材が流出すると成長が止まるのではなく、逸材がどんどん育って行く会社が成長していたり、人気があるようです。

会社の思いと現実のギャップ。社会的責任や役割という視点から考えるなら、日本のために一人でも優秀な経営者を輩出することが大切だと思います。

学生人気ランキングでも安定して成長度が高い会社や給与面の良い会社だけでなく、優秀な経営者をたくさん輩出している会社に人気が出て来るかもしれません。

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12年01月21日 15時44分24秒
Posted by: takeuchiconsult
地域の方だけでなく、観光客の方が利用される店も方からも何か良い活性化法がないですかと質問・相談があります。

特に大事なのは、観光客の方に対応したメニューや企画を作ることです。

最大のPR広告は、お客様に写メを撮られたり、ネット上に投稿してもらうこと。
それが口コミ効果を呼びます。ということは、投稿したくなるようなネタがあること。

特にディナーではなく、ランチ強化がおすすめ。
原価は気にしない。とにかく人気メニューを作り、口コミを創造すること。一度火が付くと、広がって行きます。

地場産のものを使ったものや地産地消と謳っているだけでは弱いです。お客様がビックリするようなメニューを作るべきです。本当に思い出になるようなものです。

旅行されるとわかると思いますが、名所観光地や風景はあまり印象に残りません。人の印象に残るのは、びっくりするような美味しいものを食べたことです。もう一度行ってみたいというのは、美味しかった食べ物のイメージからです。

鮮度が良いとか、出来たてというだけでは、もう響かなくなっています。原価コストを考える前に、お客様に楽しんでもらおうとか、びっくりさせてやろうという遊びが必要だと思います。

口コミがいずれマスコミや雑誌に取り上げられるようになります。そうすると行列店になります。上手く行けば、波に乗って繁盛店になるかもしれません。

車中も話題になるようなもの。友人・知人に話したくてしようがないようなもの。写メを自慢げに見せたくなるもの。

そんな話題性のあるメニューが欲しいです。

観光客の方は、一般的なメニューでは感動されません。違った切り口で、誰もやっていないようなビックリメニューを作ってみられませんか?

そんな遊び心いっぱいのお店だからこそ、お客様は入ってみたくなります。店長や料理長に遊び心がないと店はつまらなくなります。

失敗しても立ちあがって、何度でも挑戦して欲しいです。いきなりヒットさせようと思っても現実的には難しいです。皆さん試行錯誤されて、やっと辿り着いておられます。

B級グルメも良いですが、その街ごとのビックリメニューを皆が作って行き、街を活性化されてはと思います。

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12年01月19日 09時54分00秒
Posted by: takeuchiconsult
自分の店を持ちたいという夢は誰にでもあると思います。ところが数年も経つと成功される方もおられますし、苦戦される方もおられます。

では、苦戦される理由は何なのでしょうか。
大手が脅威となっている?
立地が悪い?
大きな販促を打てないから?
等々、理由を挙げればいくつか出てくると思います。しかし、本当にこのような理由が繁盛店にならない理由なのでしょうか?

逆に繁盛店は、好条件が続いて運が良かったからでしょうか?運が良かったということもあるかもしれませんが、それ以上に自分でどんな店にしたいのかという夢を明確に持たれています。

開業する、店を持つというだけでなく、どんな店にしたいのかというところからスタートされています。

店は開業することよりも繁盛させる方が数段難しいと言われます。皆さん店を持ってから苦戦が始まります。何とか繁盛させたいとあれこれと対策を打たれますが、なかなか出口が見つかりません。その理由が、自分のやりたい店の絵が描けていないからです。

いろんな店が世の中にたくさんある中で自分の店を選んでいただく、贔屓にしていただくためにはどうすれば良いのか、それを真剣に考え答えを見つけて行くことが大切です。

店を持つことが夢ではなく、そこから先の繁盛店にすることを夢にしないといけないような気がします。

月商や1日の売上も大事なのはわかりますが、それは結果に過ぎません。どんな店にして売上を作って行くのかが見えていないと目標売上を達成するのは難しいでしょう。

売上計画や戦略を練る前に、どんな店を作って行くのかもう一度見直してみられませんか?その夢があってこそ、売上が付いて来ます。

もう単純に店を持つという時代ではないと思います。過去にかなりの方が失敗されているのを見て来ています。今の時代は、繁盛店を作ること、持つことを夢にすることが大事だと思います。

小さな飲食店が苦戦される理由は、このことにあるような気がします。

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12年01月18日 09時54分00秒
Posted by: takeuchiconsult
意図的に作った宣伝ではなく、素のままの宣伝が良いようです。宣伝、PRというと企業が良いところを見せようと作って行います。専門の部署に任せたり、あるいは専門業者へ委託されます。しかし、このような宣伝形態の反響率がどんどん落ちています。

また、会社や組織で活動する場合、個の力も大切ですが、会社の認知度を上げて行くことも大切です。営業成績だけが会社の評価ではない時代になっています。

会社の認知度を上げることによって逆に業績が上向いて来ます。こちらから営業を行ったり、仕掛けたりしなくても引き合いが来るようになります。

社内で自社の認知度を上げたり、宣伝する会議などは行われていますでしょうか?

個々人の能力やスキルを高めることも大事ですが、長期的な視野で考えると会社の宣伝を外部に行って行く活動が今後大切になってきます。

従業員の仕事は、与えられた業務をこなすだけでなく、会社の宣伝を行うことが必要となっています。商品やサービスの説明以外に、会社のことを外部の方に説明できるかどうかです。

あるいは、外部の方に説明したくなるくらい魅力のある会社であるかどうか、そのような会社をどうやって作って行くかが大きな鍵です。

それも昔のように大きなお金をかけて行うのではなく、日々の小さな活動の中で行って行くことが時流となっています。

ブログやツイッター、フェイスブックなどソーシャルメディアを活用しながらどんな会社なのか訴えることも一つのやり方です。

商品やサービスのことについては、ホームページやカタログで十分です。しかし、どんな会社なのかはなかなか理解されていません。商品やサービスを売ろうと思えば、まずどんな会社なのかを知っていただく必要があります。

それを知っていただくために様々な活動を行うことが従業員の方には求められています。商品やサービスの宣伝マンだけでなく、会社の宣伝マンになることが大事です。

お客様は、どんな商品・サービスなのかと言う以上にどんな会社なのかを確認されます。会社の評価が上がらない限り、商品・サービスも売れなくなっているような気がします。

会社の宣伝をどうやって行って行くか、企業の大きな課題になっています。

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12年01月18日 06時53分00秒
Posted by: takeuchiconsult
もう単純にSEOを強化しても成果が上がらなくなってきたと言われます。検索上位で引っかかる情報は、お客様に何とか買わせるための「作られた情報」が多いからだとか・・・

何となくわかるような気がします。ある一定の言葉で上位検索させるためにWeb上で仕掛けを施す。その仕掛けのために、情報を作って行く。その情報の出来如何で上位検索されるかどうかが決まる。そのように聞いてきたし、学んできたような気がします。

しかし、消費者やお客様はこの作られた情報を一番嫌がります。またはそれを見抜こうとします。マーケティングにおいて「作られたもの」だと感じると購買には結びつきません。何の共感も呼ばないからです。

SEOは自分でコツコツやる時代になったように思います。ブログで自分の思っていること、考えていることをストレートに伝えて行くことによって共感を呼ぶきっかけになります。

例えグーグルやヤフーで上位検索されたとしても共感を呼ぶような情報でない場合は、そこから先へは進みません。逆に上位でなくても共感を呼ぶ何かがあると、一人二人とファンが出来て行きます。時間はかかるかもしれませんが、長い目で見るとどちらが淘汰されて行くのかわかるような気がします。

それともう一点は、ポータルサイトや検索エンジンからソーシャルメディアの時代へ移っているということです。これからはWeb上でも人と人のつながりが大事になってきます。そのようなツールに参加しておくことが大きな課題です。

ポータルサイトや検索エンジンが全く効果がなくなったというのではなく、徐々にソーシャルメディアにどうやって軸足を移動すれば良いのかという現実的な課題が出てきたということです。

Web対策においても情報を作って貼り付けておけば反響があるだろう。あるいはその情報の精度を上げて行けば必ずいつかは反響があるだろうという発想は厳しいかもしれません。

Webマーケティングの変革期だと感じるのは、このソーシャルメディアを活用した戦略が必要だからです。

ホームページの出来云々は、Webが素人の方でも見た目で判断できます。見た目にわかりやすいサイトをどうやって作って行くかが大きな課題でしたが、それだけではWeb戦略と言えなくなっています。

どうやってWeb上で人とつながって行くか?どのようなコミュニティに参加し、議論を繰り返すか?

ソーシャルメディアが普及すればするほど、年配の方には理解ができなくなる可能性があります。えっ!じゃぁ何をすればいいんだ?ということになります。

Web上でも目に見えない部分での活動が大事になってきています。そのような動きを地道に行ったところが次のマーケティングをリードするような気がします。

SEOに頼り過ぎることは危険かもしれません。次の戦略であるソーシャルメディアをどう活用するかに時代が移っているようです。

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