2011年 11月の記事一覧

11年11月20日 12時38分00秒
Posted by: takeuchiconsult
年俸制で高い報酬をいただいている方ほど、安心感が出て来て、ある程度以上いただくようになると努力しなくなります。

役員の方などで、銀行からの借入に対して個人保証していれば、報酬に関わらず必死に頑張りますが、普通は年俸制になるとどうも良い結果が出ないようです。

それも報酬額が今後上がりそうにない、あるいは次のステージまでにはハードルが高いとなるとモチベーションは上がらなくなります。それに危機感も出てこないのでは?

100%年俸制にすると弊害が出てきているように思います。ある程度は保証しながら、上がったり下がったりするという条件でないと、会社や事業所の業績と連動しなくなります。

他の従業員・職員の方々は必至で頑張って、自分の給与を維持したり上げようとされているのに、良い影響を及ぼさなくなります。

やはり年俸制は意識の高い人でないと難しいように思います。自分が年俸で報酬をいただくようになれば、どんなことがあっても組織を守るんだという強い意志と仲間を思いやる気持ちが大切だと思います。

自分の報酬額だけ上がって喜んでいる人には無理なのではと正直思います。

自分が上に立って、組織を良い意味で変えてやるんだ!とか皆の給与を改革を実施して上げてやるんだ!と言う人にこそ向いていると思います。

いただいた報酬で満足されると、そこから先の伸びしろがなくなってしまいます。いただいた報酬以上の仕事をすることが組織人の役目です。

年俸制はその方の能力ではなく、組織人としての資質を図ることが大切なような気がします。

安易な年俸制を導入すると、業績が下がります。組織が崩れてきます。それに今の時代は不確定な時代です。何が起こるかわかりません。そのため、やはり業績連動の部分を残しておかないと、業績が悪化した時に人件費で押し潰されます。

給与や報酬は、良い仕事をしていただくための一つの目安になるのが良いのではと思います。

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11年11月20日 09時37分00秒
Posted by: takeuchiconsult
礼儀・マナーが良い。
感じが良い。
丁寧な説明でわかりやすい。
というだけでは、直接売上アップにはつながらないでしょう。

この状態は、接客業として当たり前のレベルかそれ以上のレベルであるということを示しているだけです。このことを日々繰り返していてもお客様の数が目に見えて増えたり、リピーターが極端に増えることはないです。少しずつ増えて行く可能性はありますが、急激な売上改善には結びつきづらいでしょう。

接客力アップの必要性は皆さん理解されていますが、そこからどうやって売上アップにつなげるかが大事です。

接客力というとイメージ的には、感じが良くて商品説明が上手な人をイメージされると思います。でもこれはお金を頂いて仕事をしているなら当たり前のことです。

そこからさらに売上を少しでも上げる工夫が必要となってきます。何が必要なのでしょうか?

私が飲食店様にお願いしているのは、まず今日のおすすめメニューを決めていただきます。同時に、グランドメニューとは別にA4サイズくらいのおすすめメニューを準備し、オーダーを取る時にそのおすすめメニューを提示しながら説明することを徹底化します。

お客様に、おすすめメニューから何か一品、オーダーしていただけるように説明します。

それと店内コンテストも開催します。おすすめメニューの販売個数競争を行い、1カ月カウントし月末に表彰を行います。金一封など出るとスタッフは喜びます。

また、1日のおすすめメニュー販売数を決めておき、達成すると大入り袋を支給します。これも喜ばれます。

プロの仕事というのは売上を上げることです。説明が上手であっても売上につながらないと意味がないです。

接客力をアップさせるということは、売上アップにつながっていることです。
接客態度や接客業務を覚えるだけでは接客力はアップしません。直接、どのように接客をして売上を上げるのかを教えてあげることです。

このことを理解している店長さんは、毎日が必死です。朝礼でしっかりとおすすめメニューを全スタッフに伝え、売ることを指示されます。

自分の身を守るために、一品でも売ることです。
それが接客力アップの意味だと思います。

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11年11月20日 06時36分00秒
Posted by: takeuchiconsult
院長や理事長がドクターに意見を言えるかどうかではないでしょうか?

職員の方々や患者さまからアンケートを取ると必ず出て来るのが、「診察時間通りに診てくれない」というのが出てきます。診察時間になっても診察が始まらないということはないですか?

誰が見てもわかっているのですが、当の本人に言える人がいません。看護婦さんも患者さまも言えないでしょう。ところがそんな声がどこからか聞こえてきます。

「あの先生は、診察時間の10分くらい経ってからでないと診てくれない」と・・・

ドクターに対しては神域のようになっているところが多いです。いろんな仕事をお持ちでたいへんな職種であることは皆が理解しています。本当に誰もが感謝しています。

ただし、診察開始時間を守っているかどうかは一番大事なことです。そこを周りが一番見ています。逆に言うと、そこがどうしても見えてしまったり、評価しやすいからです。

よく接遇改善のお話をいただきますが、ご依頼主の方は、受付や看護師の接遇が大きな問題であり、そこにメスを入れて行かないと病院経営上良くないのではとお考えのようです。

ところが、アンケートや面接面談を行っていると、もっと奥深いものがあるようです。病院での主役はドクターです。そのドクターが身綺麗な仕事をしていないと不満が出てきます。

ドクターの意識が変われば、病院はすぐに変わります。雰囲気もよくなります。
あえて接遇改善を取り上げて改善しなくても自然と良い組織が出来上がって行きます。

理由は簡単です。皆の視点が患者さまを守ることに集中できるからです。

誰かが言い出さないと・・・
枝葉末節の部分から改善・改革しようと思っても根幹の部分が掛け違えになっていたら効果は出ないです。

病院の経営改善はドクターの協力からのように思います。

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11年11月20日 00時35分00秒
Posted by: takeuchiconsult
商圏が小さくなっている。
新聞購読率が下がっている。
大きな経費がかかる。
反響率が下がっている。
などの理由から、新聞折り込みのチラシがめっきり減っている感じがします。入っていても大手チェーン店が多いです。

逆に、夜、家に帰るとポストにチラシがいっぱいです。玄関先で処分される方もおられるかもしれませんが、職業柄、私は他の郵便物と一緒に鷲掴みにして家に入ります。どんなチラシが入っているのか楽しみに見ています。

見てみるとやはり宅配関係が多いです。新聞折り込みよりも確実に数字が読めるのかもしれません。

それと新聞折り込みでは、配布エリアが広すぎます。もう今の時代、わざわざ遠くから来てくれるということが少なくなっています。足元のお客様を固めることがまず大事です。それに新聞折り込みの場合、大きな経費がかかり、さらにチラシ効果が出るのは長くて3~4日くらいと言われています。また、反響率も昔のように高くないです。費用対効果で考えると、想定した数字に達しないことが多いと思います。

そうなるとピンポイントで、エリア別にポスティングを繰り返して行った方が良いかもしれません。

新聞折り込みの場合は、販促期間だけにお客様が集中します、販促期間が終わると元の状態に戻ります。

一方、ポスティングの場合は、エリアを分けて巻くことが可能ですので、お客様が特定の日に集中することは避けれます。

エリアを限定して、確実に見ていただく戦略が効率的なのもかもしれません。経費についても売上の状態を見ながら少しずつかけて行き、いろんな方法を考え見直すことが良いと思います。

大きな経費をかけて、何とか起死回生の一発になって欲しいと思うような商売は避けられた方が良いと思います。少しずつお客様を増やして行く戦略が、後々良い効果をもたらします。

新聞折り込みチラシに頼らない販促も考えないといけないような気がします。Webや携帯電話からの集客方法も検討されてはと思います。

経費をあまりかけず成果を上げる工夫は、時流を読み、絶えず研究して行くことが大切だと思います。

ポストに入っているチラシ類もゴミ箱に直行されずに、必ずチェックして下さい。小さなヒントが隠れているかもしれません。

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11年11月19日 20時28分00秒
Posted by: takeuchiconsult
業績低迷の原因を明らかにし、キャッシュを生み出す工夫をすることが先です。

例えば一番わかりやすい例が、店舗や施設のリニューアルです。商品やサービスの見直しをせず、建物や内装を綺麗にしても根本的な解決策にはなっていません。売上は少々上がるかもしれませんが、経営と言う視点で見ると何も変わっていないことになります。

それに新たに投資したお金を何年で回収される見込みでしょうか?また新たに投資するとなると、返済金額が大きくなりさらにキャッシュアウトすることになります。

再生局面では、このキャッシュアウトする金額を少なくすることが一番大事です。売上低迷以上に元本や金利負担が大きくなっていることが一番の根本原因のはずだからです。

お金を使わずに何ができるか?それが大事です。私もコンサルティングをさせていただく際に、まず投資案件はすべてストップです。現状の様々な資産を活用して再生を目指します。

店や施設を綺麗にしないとお客様は戻ってこないのではと思われるかもしれませんが、お金をかけても体質や仕組み、商品・サービス内容が工夫されていないと、また同じ結果になります。

逆にこのような体質があるからこそ苦戦されて来たのかもしれません。新しくすると業績が回復するというようなことはないです。立て直しには、内部を強くして商品・サービスを見直すことが大事です。

しかし、店や施設を新しくするお金があれば、今のように苦戦しなくても済んだのにと思ってしまうようです。

再投資に回すお金の問題ではなく、利益が出る体質を作ってこなかったことが最大の要因のはずです。無尽蔵にお金があったとしても経営が順調に軌道に乗るとは限りません。お金で解決するのではなく、経営体質の強化を図ることが大切です。

「あと○○○○円だけ資金があれば、何とかなるのですが・・・」
というお話をよく聞きますが、本当でしょうか?

おそらく資金調達に目が行っている状況では、今後も苦戦されると思います。資金が大事なのはわかりますが、それ以上に変えないといけない根本原因がどこにあるのか、そこに一点集中して改善・改革ができるかどうかが大事ではと思います。

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11年11月19日 15時23分00秒
Posted by: takeuchiconsult
この相談も多いです。ランチの売上を何とかしたい、ランチを初めて売上にプラスしたいという相談内容です。

でも一番難しいのがランチの売上アップです。何か手を打ったからと言ってすぐに数字が上がることはないです。ランチの営業そのものの位置付けと方針を明確にして取りかかることが大事だと思います。

そこでランチに注力する理由は以下のどちらでしょうか?
1.今ランチをやっているが売上が良くない
2.店全体の売上が良くないのでランチをやってみたい

上記の1・2共に、ランチ需要・ランチ市場があるかどうかを調査・分析する必要があります。

ランチ需要の見分け方は、立地環境にもよりますが、住宅地・事業所が集中していることが条件です。その上で以下の点をチェックしてみて下さい。
①ファーストフード店がある
②コンビニエンスストアがある
③弁当専門店がある
④ランチ営業で繁盛している店がある
直接競合する店ばかりですが、このような店があるということは需要があるということです。ランチ営業の場合、無競合状態の方が危険です。そのエリアにはランチマーケットが小さい可能性があるからです。

競争の激しいところで、違いを見せて生き残って行くことが大切です。まずは需要があるかどうかを見極めて下さい。

次は、ランチ売上を上げることが今一番の課題なのかどうなのかを見極めることが大事です。ディナーやナイトとランチを比較して、どういう戦略を組み立てて行くのがベストなのか、それを判断することです。

ランチを始めたら、力を入れたら売上にプラスになるのではというような安易な判断はしない方が良いと思います。また、昔のようにランチ営業で集客し、ディナーにつなげると言う方法が難しくなっています。そのため、まずはランチとディナーを切り離し、ランチのみでの売上アップを考えた方が良さそうです。

ランチ売上アップを考えるのであれば、
1.看板が大事
2.価格戦略を練ること
3.シンプルメニューで勝負 
4.ランチ営業限定の販促企画を打つ
5.長期的な視点で上げる
ようなことを一度チェックされてみて下さい。

1の看板については、かなり目立つものが必要です。お客様は一度も入ったこのない店に入ることはかなり抵抗があります。店名と何屋さんかというだけでなく、どのようなメニューがいくらなのかがわかることが大事です。サンプルケースがないところもPOPなどでメニュー写真と価格が明記されていることが
大切です。言葉や文字だけでなく、実際のメニュー写真がないと安心感がないです。お客様がどんなメニューのものがいくらなのかを理解された時、やっと店内に入っていただけます。

2の価格戦略は、半径300m圏内の競合店の価格調査を行い、自店の価格戦略を明確にすることです。ランチはディナー営業以上に価格が優先されます。価格をどこに設定するかで商売が違ってきます。ファーストフードや弁当店は300円を切っています。一番集客効果があり、利益が出る価格を見つけることが大切になってきます。

3のシンプルメニューというのは、通常ランチで出て来るだろうと予測されるような当たり前の定番メニューです。お客様は昼からチャレンジはしません。珍しいメニューも集客効果にはつながりますが、現状苦戦されていたり、これからスタートされようとお考えならば、まず定番に集中されることをおすすめいたします。

4のランチ営業の販促企画も何か考えたいです。曜日ごとに何かある、いつも何かやっているというイメージが大切です。待っていてお客様が来てくれる、売上が上がるのは一番店と大手チェーン店だけです。その大手チェーン店がいろんなことを仕掛けてきています。それに負けないくらいの企画も必要です。

5の長期的な視点と言うのは、今何かを仕掛けたからと言って、すぐにランチの売上が上がるものではないです。看板からメニュー、販促に至るまで少しずつ改良を加えながらリピーターを増やすことです。成果が出て来るのは早くて3カ月後くらいでしょう。お客様の声や意見を大切にしながら店を作って行かれてはと思います。

単にランチと行っても奥深く、様々な角度から検討が必要です。それとディナー以上にいろんなことをやってみないと、自店にあった戦略が何なのかわからないと思います。

理想は、勉強させていただきながらベストの形を見つけることです。ランチで勝つ!そんな店を是非作って下さい。

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11年11月19日 12時22分00秒
Posted by: takeuchiconsult
水膨れしていませんか?
創業以来見直しをされていないのでは?
実態とズレていませんか?

決算書の作成は税務申告のためだけでなく、実態の経営を知ったり、実態の経営に合うように見直しを図ることが大切だと思います。

納める税金の金額がいくらになるのかだけを調べるだけではなく、もう一歩突っ込んで自社を客観的に分析されてはと思います。

決算書も創業以来見直しをしていなければ、実態とかい離してきます。事業が順調な時は問題ないかもしれませんが、少しでも業績が悪化してくると、そのかい離している部分から歪が生じてきます。

本当は、毎年実態にあったものにするのが良いかもしれませんが、なかなかそこまでは行かないようです。

でも会社の本当の実態をどこまで経営者の方が認識しているかは大事だと思います。しかし、この経営の実態を数値で表したものは、プロの専門家の方にお願いしないと出てこないと思います。

逆に素晴らしい経営者の方は、プロの専門家の方にあらかじめ実態を表している数値を出していただくようにお願いされます。このような数字が出てこない限り決算書の意味はないかもしれません。

決算書は作成するだけで精一杯だけでなく、事業運営に活かす資料として活用するべきです。そうするとやはり、年に一度の決算では把握できないため、月次の決算でチェック・確認することが必要になってきます。

実際、現実とかい離しているのは、損益計算書ではなく貸借対照表の方です。特に資産勘定の中身をチェックする必要があると思います。

例えば、
勘定には上がっている研究開発費、どこへ消えたのでしょうか?
不動産価値は、時価評価するとどうでしょうか?
固定資産の減価償却は適性に行っているでしょうか?
未収金の回収見込みはあるでしょうか?
様々な角度から一つ一つメスを入れることです。

経理担当者の方も決算書を提出期限までに作成することで精一杯になっています。できれば、早めに作成されて、プロの専門家を交えて決算書の総点検をすることが大事だと思います。

決算書が納税のための一資料とならないように、どう活かして行くのか検討されてみてはと思います。

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11年11月19日 09時22分00秒
Posted by: takeuchiconsult
でもお金をもらっているのは、おそらく片方だけ。そうすると運営者の比重は、自ずと決まってくると思います。登録者数を増やさないとビジネスにならない。
そうしたら登録希望者の方のメリットになることがたくさん載っていないと興味を引きません。

それと、今ではツイッターやフェイスブックのようなものもあります。それを超えるようなメリットが期待できないと登録する意味がないです。

正直なところ、ポータルサイトなどに登録を検討されている方は、自社のメリットを一番考えておられるはずです。登録料や金額ではなく、成果・結果で判断したいと思っておられます。

そこで大事なのが具体的な成果(成約事例)を見せること。これが見えないと誰も参加されないでしょう。皆自分を活かすことや成果を上げることに期待されています。

それとどのようなものが反響率が高いのか、それを伝えることです。安いから登録しませんかでは今の時代通用しないと思います。成果・結果の見えないものにお金は出しません

何がどうなったのか?何がどうなるか?を知りたいです。
ポータルサイトの仕組みを説明されても興味がないのが本音です。皆、自分にとって利益になること、儲かることしか興味がないです。

双方向の満足を得るのは難しいと思います。どこの焦点を絞るかです。
集客が目的なのか、成約が目的なのか?特典は何なのか?

また、ポータルサイトの一番の収入源は広告収入です。広告を出してみたいという人や企業が出てこないと収益は上がってきません。魅力のあるサイトを構築し、自然と広告主が集まって来るのが理想です。

それに大きな課題があります。登録した後、動きがないのなら意味がないです。日々の活動報告のようなものを随時アップしていかないと、履歴書のような形になり、登録者の方の評価がしづらいです。

結局は、成約のことまでを気にするよりも登録者の方の最大限の満足を考えてサイトを作り込むことが大事なような気がします。

需要と供給をマッチングさせたいという気持ちはわかりますが、どのようなビジネスでも需要と供給がピッタリということはないです。逆に、発想を変えて、どちらかに対象を絞って最大限の満足を提供して行く方が良いものが出来上がって行くような気がします。

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11年11月19日 06時21分00秒
Posted by: takeuchiconsult
業界の通例行事を当たり前のように行っている。
世の中の一般的な会社と同じレベルのことはすべてやっている。
当たり前のことを当たり前に繰り返している
どこも間違ってはいないです。

しかし、この状態が一番危険だとも言われます。普通の会社になってしまったら業績は伸びないと言われます。世の中と同じことだけをしていても業績は伸びません。

だから、クライアント先へ訪問させていただいた時にまず、「何をやられていますか?どんなことをされていますか?」ということをお聞きします。

何をやっているのか、どんなことをしているのかという意味は、業界の一般常識的なもの以外のことで実践されているもののことです。

少しでも他社と違うこと、世の中の常識とは違うことをやっていかないと業績は上向きません。

普通の会社になると抜け出すのが非常に難しくなります。規則通りに仕事をこなすだけになると出口が見えなくなってきます。

従業員の方も間違ったことはしていないのに業績が悪いとなると、世の中の景気や業界動向が悪いからだというふうに判断してしまいます。ところが業績悪化の原因は、普通の会社になってしまったことにあります。この社風・雰囲気を変えない限り、どんな施策を打ってもまた同じ状況に戻るでしょう。

特に中小企業では、普通の会社にならないこと。何か突き抜けるものを持っていたり、一般的な会社ではやらないようなことをやることです。これが社風となっていれば強いです。

具体的には、一般的な会社のような時間の概念を取っ払うことです。勤務時間外でどれだけ仕事をしたかで、成長度は決まってきます。勤務時間内の仕事をやっているだけで業績が伸びると言うことは実際ないです。口には出さなくても皆さん陰での努力が物凄いです。

それも自分のキャリアアップのために自主的に行う風土が大切です。そういう人が一人でも出て来ると会社は変わって行きます。

「うちの会社はどこにでもあるような普通の会社になったなぁ」とトップが気付きだすと業績は下降線に向かいます。その前に手を打つべきです。
普通の会社にならないために、何か一つでも変えて行かれてはと思います。

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11年11月19日 00時20分00秒
Posted by: takeuchiconsult
飲み屋さんが多いところなら何となくわかります。ところが高架下の店舗で人気店。仕事柄、なぜ売れているのか分析してみたくなります。

私もよく利用させていただていますが、かなり繁盛されています。しかし、たこ焼きは、食べたいと思ってもたこ焼きが焼けていないと買えません。仕事帰りに行ってみたり、買い物帰りに店の前を通った時に焼けていると買いますが、そうでないと素通りになります。

でも店側の方は、大量に作り置きすることはできません。よく購買される時間帯や通行量が増える時間帯を考えて作るしかない商売です。だから結構大変だと思いますし、日々いろんなことを考えて経営しないといけない商売です。

それと毎日、店の中で待っていて、声を出しても限界があります。そこから先は、店の方がどれくらい努力するかにかかっています。

そうすると、店内で作って提供するだけでなく、営業回りや簡単なチラシでポスティングを行うことが大事になってきます。小さなお店でも半径1㎞圏内にポスティングをかけておられます。

また、たこ焼きをグループで食べていただけそうな、利用していただけそうな事業所へ営業訪問をかけることです。特にたこ焼きは、万人受けします。どのような会合でもOKです。

そのための対応も大事になってきます。グループや事業所の方々が利用される場合、1件当たりの注文量が多くなります。10皿・2皿単位の注文が一気に来ると店は対応ができません。チラシや店内POPなどに「電話にて大量注文承ります。」などの告知が必要となってきます。

店前をいつも通っていただいているお客様やわざわざ買いにきてくれるお客様だけでなく、大量注文してくれるお客様をどうつかむかが大きな鍵となってきます。

大量注文が常時入るようになると、通常のたこ焼き店の売上数字を突き抜けるかもしれません。個人にグループ利用が加わることによってさらに忙しくなります。この形が理想ではと思います。

また、近隣(半径500mとか半径1㎞)に配達などを行うことも検討の余地があるかもしれません。

ただ店の中で待っているという商売は今後厳しくなると思います。少しでも間口を広げるための仕掛けが大切だと思います。

あともう一つ繁盛するための条件があります。イメージも大事!絶対に綺麗にしておくこと。そうでないと女性の方が買ってくれません。居抜きや屋台に近い商売だからと言って手を抜かないことです。

今の時代は清潔感があるのは当たり前、店員さんも小奇麗なユニフォームで接客応対されることが大事です。

たこ焼き屋さんの商売は、たこ焼きを上手に焼くことができるだけでは、大きく繁盛しない商売ではと思います。

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11年11月18日 20時27分00秒
Posted by: takeuchiconsult
再生案件などの場合、再生初年度は良い数字が出ます。膿を全部出しますので営業利益は出ます。ところが難しいのは2年目以降です。甘く考えていると、良い結果は出ません。銀行へ支援のお願いのための報告書を出したら終わりではないのですが・・・

1年目以上に厳しく経営することが大事です。膿を出し切ったので、後は何とかなるだろうというのが一番怖いです。危機感を持っておられる方は、2年目以降さらに絞って行かないとお考えです。

業界動向が悪化していて景気も良くないとなると、ますます厳しくなる可能性が高いです。

四半期ごとに経営計画書の見直しを行い、修正して行かないと再生2年目の期末が心配になってきます。

何とか黒字化したいと思われて約1年間辛抱されます。ところが1年目に余りにも良い数字が出てしまうと安心されます。もうこれで後は大丈夫だろうと・・・そこに落とし穴が待っています。

再生と言うのは、1年目の結果だけを言うのでなく、経営を軌道に乗せることが大事です。特に2年連続して利益を出すことが一つの目安です。

そうすると、コスト削減だけでは維持できなくなります。2年目以降に大事なのは営業を強くすること、新しい商品を出すことです。前向きに売上を伸ばす方策を考え、手を打って行かないと本当の意味での再生にならないです。

ということは、1年目はコスト削減と膿を出すことに注力する。2年目以降は、コスト削減をさらに進めながら、営業を強くし新商品を出すことが求められます。

このサイクルに上手く乗って行かないと、どこかで息切れします。このことを想定した改善・改革スケジュールが大事です。

また2年目以降は、会社全体からの視点だけでなく、各部門ごと・各テーマごとに改善・改革を進める必要があります。そのためには、各部署の社員の方々の協力が必要となってきます。

自分たちの力だけで何とかなるのではと思った瞬間が危ないです。再生はいろんな方々のご協力の元、達成されていることを深く理解されるべきです。そのお気持がある方は、おそらく再生が軌道に乗るのではと思います。

外部の方々に対しても良い意味で甘えた方が得かもしれません。そういう意味でも2年目以降のあり方が一番大事なような気がします。

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11年11月18日 20時12分00秒
Posted by: takeuchiconsult
このような方が、一番伸びる可能性が高いです。

何かの刺激が必要だと思います。このレベルの方は人から何かを教えられるよりも自分で何かを気付いた時、殻を破られるのではないでしょうか?そのためには意識を高く持つことです。自分から良い意味での刺激になる場へ行かれてはと思います。

基礎は勉強すれば身に付きます。ところがそこから先は、本人の気付きと意識次第です。周りがサポートしてもどうにもならないです。

こういう方は、ちょっとしたきっかけで人材になります。基礎はできている訳ですから、後は自分で動くだけです。

会社としても基礎は徹底的に教え込むことができますが、そこから先は個々人の意識と努力次第です。いくら周りがサポートしても本人が成長しない限り変わらないでしょう。

でもそのような人が壁を破るようなコツはないですか?という相談も確かにあります。上長の方は、目をかけている人と一緒に仕事をしたり、課題もたくさん与えて報告を受けられていると思います。

ただし、そこから先が大切です。自分で考えて企画立案したり、動かない限り何も変わっていないことになります。

この状態が何年も続くと本人が焦ってきます。自分の成長が止まっていることを認識し出します。焦りが悪い方向に向かわないように指導することも大切になってきます。

やはり、社内にモデルになるような人で、年齢が近い人がおられればベストだと思います。そのような人を目標とすれば、そうなれるかもしれないからです。

ところが難しいのは、社内に年齢の近い人もおられず、モデルといってもかなり年の離れたベテラン社員ばかりという場合があります。そうすると自助努力しかなくなってきます。

できれば自分が憧れの人や慕って行きたい人を社内で見つけることです。それと良い意味でプレッシャーがかかったり、やる気が出て来るのは、同窓会など同級生の活躍です。どうしても隣の芝は青く見えますから、自分もそうなりたいと思い出します。社内だけでなく、横との連絡も大切です。

やはり最終的には、自分のライバルを見つけることです。ライバルがいると成長は早くなります。壁も自然と破れています。

自分でライバルだと思う人を見つけませんか?
できれば自分と同等レベルではなく、少しだけレベルが高い人をライバルにすることです。

壁というのは、ライバルと思えるような人が見つかっていないからかもしれません。目標が定まれば、人は必ず成長します。壁を破るには、その時々で自分が目標とするライバルを見つけることが大切ではと思います。

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11年11月18日 17時11分00秒
Posted by: takeuchiconsult
店を綺麗にするだけでなく、近隣も綺麗にしないとお客様が来てくれなくなるような気がします。

最近、家の近くの交差点に吸い殻や空き缶・ペットボトル、ゴミなど多くなっています。交差点の角のお店がリニューアルのため1カ月間休まれるようですが、ゴミがかなり目に尽きます。

お店の方には感謝です。今まで凄く苦労されて掃除をされていたんだなぁということがよくわかります。

今どこの商店街や街中でも空き物件が多くなっています。必然的にその空き物件の前の掃除は誰もしなくなります。寂しいだけでなく、清潔感が保てなくなってきます。

お客様は汚いなぁと思うようになると足が遠のきます。店にとって一番危険な状況です。

そうすると今度は空き店舗の前も周りで営業を続けている店が清掃しないといけなくなります。空き店舗が増えると、清掃範囲が徐々に広がって行くかもしれません。

綺麗な店を作るだけでなく、店の周囲も綺麗な店を作らないとお客様が入りづらくなります。それを何とか防いで行かないと徐々に客数が減って行きます。街に活気がなくなったからではなく、汚くなって良いイメージがないからお客様が来てくれなくなったのかもしれません。

オープン前に近隣の清掃をすることが大事なような気がします。店を守るために近隣の清掃に力を入れたり、注意を払う必要が出てきています。

空き店舗が増えると活気がなくなるだけでなく、徐々に街が汚れて行きます。空き店舗が出ることは防ぎようがないですが、街の清潔感は営業者の方が守って行かなくてはならない大きな課題となったようです。

お客様を寂しく感じさせないための最低限努力は必要だと思います。少なくとも自分の店と自分の店の周りだけは綺麗に保たれて下さい。

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11年11月18日 15時10分00秒
Posted by: takeuchiconsult
安易な価格引き下げは会社・店を潰します。

なぜ、今回は安くなっているのか?その理由が明確でないとお客様に評価されない時代です。安くするのは一番最後の戦略です。安くする以外の戦略を見つけない限り出口は見つからないと思います。

価格競争に巻き込まれてしまうと大手資本がどうしても強くなります。まず、安くしなくても良い方法はないか考える必要があります。

それでもどうしても世の中の時流で安くしなくてはならなくなった時は、その理由や説明が必要です。

商品・サービスごとに安くなった理由を明確にしない限り、お客様は納得されない時代になっています。

安くなっていることはお客様にとってはメリットですが、その理由が不明瞭では不信感を持たれます。

特にネットでは、実際に商品を見ることができませんので、明記しないと売れないでしょう。また実店舗においてもPOPなどで安くなった理由を明記した方がよく売れます。お客様心理がそうさせているのだと思います。

周りが安くしてきたから、自店も安くしようという戦略は悪くないですが、その意味づけを必ず考えることです。

逆に安くできるものや安くできる理由のあるものは、早く売り切った方が良いと思います。

どうも売るためには今の時代、「理由」が必要なようです。理由なきものにお客様が反応しなくなっています。その理由を作ることも大事なことかもしれません。

安易に安くすると後から手痛いしっぺ返しが待っています。安くするのであれば、理由を明確にすること。

お客様の目が肥えてきています。お客様に理解していただく価格設定を行う店が残るような気がします。

安さの理由、もう一度考え直す必要がありそうです。

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11年11月18日 12時10分00秒
Posted by: takeuchiconsult
中小企業の経営者の方々は、自分の会社のことで精一杯です。業績を保つために必死に頑張られています。

ところがこの状態では、なんとなく満足行かなくなってくるようです。優秀で能力が高い方ほど悩まれている感じです。

自分の会社のことを考えてみると、今の状況では売上の上限があるような気がしたり、維持するだけでも難しいのではと考え込んでしまいます。

もっといろんなことをしてみたい、チャレンジしてみたいという意欲はお持ちのようですが、今の会社を投げ出すことはできません。

ところが、中小企業の経営者の方は、たくさん名刺を持っておられます。表向きの会社以外に色々会社を持っておられます。会社だけでなく、地域のいろんな役もなさっています。本業がどれなのかわからないような方も実際おられます。

今の自分の会社が一番大切なのは当然です。会社を軌道に乗せて次の方へバトンタッチすることが重要です。ただし、このことだけに注力していると視野が狭くなったり、人脈が広がらない可能性があります。

腕の良い経営者の方のところへは、経営の相談が来ます。ほとんど経営コンサルタントと同じような感じです。そのような人になることを目標とされても良いのではないでしょうか?

また経営を任されたり、アドバイスを常に求められるようになると、もっと経営が面白くなってきます。私のクライアントや友人の経営者の方などもコンサルティングをなさっている方が多いです。

自分の能力を高めて、周りから頼りにされる人になることが次の目標のような気がします。社内に目が行くのもわかりますが、その先の目標もしっかりと見据えられてはと思います。

そのためにも早く今の会社を軌道に乗せて、いつでもバトンタッチできる状態にしておくことです。自分で自由に動ける時間を作らないと、他の仕事はできません。

それと、今の会社以外の仕事をすることによって新しい人脈が出来てきます。それが今度は今の会社にプラスになることもあります。

自分で自分を狭い空間に閉じ込めないで、視野を広く持つための動きもあっても良いのではないでしょうか?

おそらく、それが自分の殻を破るきっかけになると思います。今の会社が軌道に乗った時の次の目標、描けていますでしょうか?

周りから頼りにされる腕の良い経営者を目指されてはいかがでしょうか?

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