2009年 10月の記事一覧

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09年10月19日 14時09分00秒
Posted by: takeuchiconsult
不景気は今までのビジネスモデルを変えるチャンスかもしれません。

経営コンサルタントの仕事をさせていただいている私も仕事内容が変化してきました。今年で経営コンサルタントの仕事をさせていただいてちょうど20年目です。

今までずうっと、業績アップや販売促進のお手伝いがほとんどでした。前へ前へと積極的に販促を打ち、業績を上げ事業を展開する。そんなビジネスモデルでした。

しかし、5年くらい前から徐々に状況が変化してきています。業績アップよりも企業再生の案件が多くなっています。時流なんでしょう。同じ仕事を繰り返していると自然と力も付いてきます。仕事が私を育ててくれているような感じです。

意図してハンドルを切った訳ではないですが、世の中の状況の変化とともに仕事内容も激変しました。

あのまま業績アップや販売促進だけの仕事しかやっていなかたっらと思うとぞっとします。

タイミングよく仕事内容やお客様ニーズが変化すれば良いですが、そうでもなく、あまり目に見えて大きな変化のない業界ほど危険なのかもしれません。そういう場合は、積極的に自社のビジネスモデルを見直し、変えていかなくてはいけません。

また、今調子が良さそうな方は、自分の人脈をフルに活用されています。今までの貯金がものを言っているような感じです。

今すぐに人脈を作ろうと思ってもすぐにできるものでもなく、徐々に作り上げて行くしかないです。しかし、この人脈が不景気には生きてきます。誰よりも早く情報が入ったり、手を打つことができます。

40歳過ぎると、自分の能力以上にこの人脈の広さが大切だと痛感しています。自分ひとりの能力なんて多寡がしれています。いざと言う時に一緒に考えたり、動いてくれる人がどれだけいるかです。

それとビジネスモデルを変えると、新しい人脈ができます。逆に人脈が広がらない方は、同じビジネスモデルで事業を繰り返しているからではないでしょうか?

変化と人脈、これが不況脱出のヒントのような気がします。
09年10月19日 13時12分03秒
Posted by: takeuchiconsult
予算会議ではありません。幹部会議です。

何かと言いますと、今の会社の状況を本音で伝え、考えてくれる方の会議です。

中小企業や個人店では、同族の方が集まってこそこそ・・・

従業員にはなるべく現状を知らせないように気を使いながら経営。

でも厳しさが増してくると、そうも言っておれないのではないでしょうか?

腹を割って話ができる従業員の方はおられませんか?
その方にも心底、ご協力いただくことが大切です。

経営者の方がいくら頑張っても限界があります。
従業員の方の中で、経営者の方同じように痛みをわかっていただける方にも現状を知っていただき、本音で会議をすることです。

企業再生のお手伝いをさせていただいていて、この現状を認識していただき、痛みのわかる従業員の方がおられるかどうかがポイントのようです。

経営者の方も躊躇されている場合があります。恥ずかしいことでもなんでもな
いと思います。本音で、会社をどう立て直すか話のできる従業員が欲しいくらいです。

だからそのような会議を毎週、ことあるごとに相談しながら、前へ進めていくことです。現場の本当の状況など経営者の方の目の届かないところもあると思います。

一つ一つ本音で解決。
ごかましや隠し事は一切しない。

中途半端な状態で経営を行っていても必ず綻びが出てきます。

外部の方の力を借りるのも一考ですが、その方がいつも会社におられる訳ではないと思います。

だから、重要な幹部会議を行って下さい。
この幹部会議の内容とスピード対応で会社は変わってくると思います。

中小企業の業績悪化の原因の一つが、経営者の方の見れる範囲を超えた事業領域になっている場合があります。すべてを見ることなんてできません。見れなくなったら幹部会議をしっかりとやることです。

それくらい重要な幹部会議。
定期的に行うのではなく、不定期にいつでもできる体制を作ることが中小企業では大事ではないでしょうか?

すぐにでも開催されることをおすすめいたします。
09年10月19日 13時11分26秒
Posted by: takeuchiconsult
今一番の旬の話題。

いつもクライアント先を訪問させていただくと、景気の話になります。
良い感じで景気談義。

「武内さん、いつから景気は良くなると思われますか?」
という質問が多いです。

私の考えでは、今年は無理、少なくとも3年はかかると思います。
それも3年後回復すれば良いですが・・・

景気の底もまだ見えていないと思います。まだ始まったばかり、これから底へ向かうような気がします。

法人や事業主の数も半減するかもしれません。
あまり明るい話はないのですが、景気は必ず循環します。
悪い時もあれば、必ず良い時も来ます。それまで持ちこたえれるかどうかです。

ここ数年が本当の勝負だと思います。
それに景気が回復したとしても違った景色になっているような気がします。

今までとは違ったスタイルで事業を行わないといけないような気がします。
すべてが様変わり、リニューアルしていそうです。

皆さん、不安で不安でしようがないみたいです。
事業を縮小できる方は本当に幸せです。しばらく辛抱して、次のチャンスを狙えば良い訳ですから・・・

大手さんも縮小されていますが、それでも追いつかない状態なのでしょう。
今、縮小できないところは危険かも?

逆に不景気は事業を見直すチャンスと見た方が良いのかもしれません。好景気ばかり続くと事業は拡大の一方。利益率も必然的に下がってきます。この不景気が来るからこそ、事業を整えることができるのです。

事業は循環です。景気と同じです。景気の波に合わせて事業を整えることができるかどうです。

無理のない、身の丈に合った事業内容にするようにどこからか声が聞こえませんか?それが不況や不景気なのではと思います。

そうか!と思って前向きに、今の事業を見直すことが一番大事だと思います。
次の好景気が来るまでに整えておくこと。

必ず、違った形で景気は良くなるはずです。
景気は循環するのですから・・・
09年10月19日 13時09分24秒
Posted by: takeuchiconsult
通常の業務をこなすのは当たり前、そこに何らかのプラスアルファが必要なようです。

プロの仕事をしている。
依頼内容以上のことをやってくれる。

紙ベースでの提案だけでなく、コンサルタント的な内容や動きを期待されています。

今まで以上に精度や中身を上げていかないと、法人や事業主の数が激減してきますので、ますます仕事量は減って行くのではないでしょうか?

その企業にプラスになる提案をどんどんできる人です。
自分でできなくてもパートナーに依頼し、すべてを解決してくれるような方です。

私も個人的にそのような方とお付き合いさせていただきたいくらいです。

ということは、士業の業界も完全に二極化です。優秀な方のところへ仕事が集中します。単に資格をもっているだけでは通用しないでしょう。そこから何ができるのかです。

能力のある方は、さらなる飛躍をされるのでしょう。やっていてやりがいのある仕事がどんどんきます。

それにできる方は、おっしゃることが違います。誰も手を付けないような複雑に絡み合っている案件の方が面白いらしいです。単純なものをただ繰り返すだけでは自分の実力が発揮できない、勉強にならないと思われているようです。

自分の腕を磨き、さらに良い仕事をする。その繰り返しのようです。

「糸が絡み合っていて、なかなか答えが出ないような案件を一つずつ紐解いていくのが楽しいんです。」といつもおっしゃっている(株)ニッサン・コンサルティング 西口昌宏社長の言葉が耳にささります。

あえて難しい仕事をこなし、力を付けていかないと顧客からの依頼が来なくなります。

簡単な案件をたくさんかかえることの危険性もここにあると思います。

安易な道に走らず、自分の腕を磨き続ける。
そんな人が、多くの信頼を得るのでしょう。

難しい案件だからこそ、依頼が来る。
そういう人物になることです。
そう思って間違いないのではないでしょうか。
09年10月19日 12時38分00秒
Posted by: takeuchiconsult
東京や都心近郊に本社を置く?
東京に本社を移して業績が上がれば良いですが、名前ばかりで経費倒れでは意味がないです。

本社移転は、夢でもあり、課題でもあると思います。
しかし、何のための移転なのか?

もう東京に本社を移したからと言って、業績が右肩上がりになるとは限らない時代になったように思います。

だから余計に地方都市で頑張っておられる中小企業が目に付きます。
地方都市はやはり、中小企業で支えているような気がします。

どんどん地方発の伸びている会社が出てきて欲しいです。
あるいは東京へ行っても地元を大事にして、何らかの形で地元に還元できるものを作られてはと思います。

地元企業が優遇される制度が必要という訳ではなく、大手企業に負けないような商品やサービス、戦略を持ってイキイキ頑張るということです。

ナショナルチェーンや大手企業ばかりが目立つようになり、中小企業はどこでも苦戦中です。

地元でしかできないビジネスを考える。
都心部と地元をつなげるビジネスを考える。

私が携わらせていただいているネットビジネスなど、依頼案件は圧倒的に都心部の方が多いでしょう。しかし、一旦受注したものを固定費の高い都心部で作成していては利益は出ません。

同一のものができるという仮定ですが、地方で制作した方が安く仕上がります。
受注と制作を全く分けるということも可能なはず。

地元の役割をもう少し考え直しても良いと思います。
東京だけが良くなる、賑わっているように見えます。

夢は東京ではなく、東京へ行っても地元を活かすことを考える。
それが新しいビジネスモデルになって欲しいです。

地方が活気を見せないと、景気は上向かないと思います。
地元を大切にしたビジネス考えていきたいです。
09年10月19日 12時37分00秒
Posted by: takeuchiconsult
月2回の会合、同じ弁当は嫌!

そんな意見が出席者の方から出ています。どんなに一流ホテルでやったとしても月2回同じものが出て来ると興ざめです。美味しくて自信があってもダメです。

会合ごとにどんなメニューを出したか記録しておかないといけません。調理長の頭の中とか、勘だけに頼っておれません。

また、ローターリーやライオンズに入っておられる方は口が肥えておられます。
そのような方々からご意見をいただくのが本当に良いと思います。

ただしシビアな意見が返ってくると覚悟して下さい!
特に、料理だけでなく、社長個人に対するご意見が出てくる可能性があります。

でも一番の常連客だと思います。その方々からの意見を真摯に受け止め改善を図らないといけません。

アンケートを配るのはつらいかもしれませんが、一度やってみられませんか?
やらないと、どこが悪いのかわからないと思います。

会合に出席された方々はいつも愚痴を言っておられます。
直接お話をお聞きするわけにもいきませんので、アンケートのようなもので情報をいただければ良いのではないでしょうか?

逃げていると改善は進みません。
それも一番口うるさい常連客の方の意見をどこまで現場に反映できるか?
それが鍵です。

料理長や板長も嫌かもしれませんが、やってみて下さい。

いつも同じことの繰り返しではブラッシュアップできません。
悪いところがどこなのか、厨房の中だけや社内ではわかりません。実際に利用されている方の意見を聞くことです。

少しずつ答えが見えて来たように思います。
すべてのお客様を満足させるのは不可能に近いです。しかし、常連客に的を絞って、そこから改善を図ることは可能なはずです。

あとは社長の決断だけ!

ブラッシュアップのため矢面に立って下さい。
09年10月19日 09時36分00秒
Posted by: takeuchiconsult
大手企業と同じことをしていてはダメ。
出版されている成功本のほとんどは大手企業の事例。
地方を活性化させる、地方の中小企業の活性化が今後大事。
というお話を 有限会社デジトップ DIGITOP中山 廣之社長からいただきました。

いつも新鮮なお話をされます。いろんなところにアンテナを貼られているIT企業の社長。

実は、新しいWeb戦略構築のご相談に行ったのですが、切り口や発想の違いにびっくりさせられます。

おっしゃる通り、大手企業と同じことをしていては生き残れないでしょう。また本に載っているような事は大手企業のことが多く、それをそのまま真似ることは難しいと思います。公開する側も真似できないという自信があるから公開されるのだと思います。

流行に左右される、流行に左右されない。
こだわる、こだわらない。
というのをそれぞれ縦軸・横軸に取って下さい。

中小企業ではまず、流行に左右されるものに手を付けたらたいへんです。時流が去った瞬間、在庫を持たないといけないことになります。リスクが大きすぎます。

また、最近の大手企業の傾向として、流行に左右されず、こだわらないものを安定的に売って行こうという傾向があるそうです。一番安全な戦略だと思います。

ところがこれと同じことをしていると中小企業は生き残れません。逆に流行に左右されず、こだわったものをどう提案していくかが鍵です。そこに焦点を当てて、考えることです。

流行に左右されるとリスクが大きい。こだわっていないものだと大手企業とバッティングする。

地方企業や中小企業活性化のヒントがここにあるんだと中山社長が何度もおっしゃっていました。

答えはどうも見つかっているようなので、そこに当てはまるような商品やサービスの開発が必要だということです。

やはり日本は、地方都市の活性化なくして、発展・成長はないように思います。
大手ではできないこと、やらないこと、それを見極めて戦略構築を行い、実践することが大事だと教えていただいたような気がしました。
09年10月18日 17時35分00秒
Posted by: takeuchiconsult
中長期の経営計画書を作成する場合、5年・10年のスパンで書くと思います。
しかし、初年度が終わり、2年目に入ったとします。その2年目の計画は現実とかい離していまでんでしょうか?

中長期経営計画書と言いながら、実は、作成した現在の計画であり、1年経過後は大きくずれて来るのが普通です。

だから、極端な話、2年目以降の数値がアテにならない。意味のない場合だってあるということです。

ということは毎年書き直さないといけないのでは?

銀行へ提出したのでそれで終わり、あるいは作成したので安心。
なんてことはないはず・・・

理想は、半年に1回、書き直しても良いくらいです。

それだけ時代の流れが早く、外的要因が大き過ぎるからです。
実情に合った経営数値を作っていかないと本当に意味のない形だけのものになります。

また、一つ気になるのは、5カ年計画を組む場合、綺麗な数値の羅列だけでは良くないと思います。その計画書に魂を入れないといけません。

何かと言いますと、「戦略」を入れることです。
戦略のない数値の羅列の資料では、作ることが目的になってしまいます。

だから経営計画書を作成する前に、戦略ありきです。
今後どうするのか?その戦略が決まっていないのに、数値の組み立てなんておかしいです。

誰かに見せるためのものではなく、実際に自社で活かすための意味のある経営計画書が欲しいです。

数値の根拠となる戦略を一つ一つ詰めて行くべきです。
数値は誰でも作れます。しかし、戦略はトップが考えないと数値に落とし込めません。

時代の変化と共に、中長期経営計画書のあり方、書き方も変えて行った方が良いと思います。
09年10月18日 12時35分00秒
Posted by: takeuchiconsult
従業員の一番の不満は、お金のことです。
あまり綺麗な話ではないかもしれませんが、このことがやはり一番大きいです。

昇給やベースアップがない、募集広告の内容と違うといったアンケート結果がよくあります。

会社としても経営状況が厳しくて、出て行くお金をなんとか抑えたいと思って経営されているはずです。

固定費特に人件費頭の痛い問題です。資金繰りを一番圧迫しているのは毎月の給与の支払いです。

でも従業員はそれはわかりません。なぜ昇給がないのかなぁ?説明もないなぁ?と思っておられます。

会社のことを一番に考えている人なんて、実際は少ないです。正直、自分の生活、もらえる給与のことを一番に考えるのが普通です。

だからモチベーションを上げて頑張ってくださいとか、スキルアップして下さいと言っても心からやろうとは思えないのでは?

いつも給与のことが胸につかえているからです。

企業を立て直す場合、一番先にやらなければならないのは給与の問題です。綺麗に整理して、従業員の方々に現状と今後について説明があることです。

それで退職される方が出てもしようがないかもしれません。あやふやな状態で誰も何も言わないことの方が危険です。良い人材から辞めて行かれると会社は成り立たなくなります。

お金のことをはっきりさせる。どう頑張れば自分の給与が上がるのか?その仕組みが理解できた瞬間、意欲のある方は成果を出されます。

いろんな対策を打っても会社の改善・改革がうまくいかないことがあります。それは、給与の問題が整理されていないからです。まずは給与です。
それを明確にしない限り、何をしても同じでしょう。

お金の問題、本当に大事です。絶対に逃げないで下さい。先にお金のことを解決して下さい。
09年10月18日 09時34分00秒
Posted by: takeuchiconsult
今一番大事なことではないでしょうか?
良い職場です。人間関係も最高に良いです。働きやすいです。
という答えが返ってくる会社ほど危険です。

今のような状況下で、そんな答えが返ってくるということは危機感があまりないからです。将来に対する不安を職場の状況からは感じられていないのでしょう。

危機感いっぱいで仕事をしているのは経営者か幹部の方。なかなか従業員にまで伝わりません。

会社の状況が良くないことを知ってほしい。理解してほしいと思っても浸透していません。

企業再生の現場では、実はこれが一番難しいです。諸制度の策定や組織の改編などペーパーで改善できるものは容易いです。しかし、人の心を変えるのは本当に難しいです。

面談ヒアリングを行い、教育のための会議・ミーティングを実施させて
いただきますが、最低1年はかかります。

中には、変わってほしくない。今のままでいてほしいなんて人もいます。

しかし、会社は生き物です。変化して時流に対応していかないと会社は潰れます。だから従業員の住みやすい環境であることが必ずしも会社の安定につながるとは限りません。

だから日々、会社の状況と方向性について伝えることが大事です。可能な限り経営数値を公開し、状況を伝えるのです。幹部社員などには特に知っておいてほしいです。

自分の生活を守るには、自分の危機意識しかないです。常に危機感を持って会社の役に立つことをする。そういう人がたくさん出てくれないと困ります。

今の延長線上で将来があるなんてことはないです。

従業員の方に現状を知っていただき、個々に何をやって欲しいかを伝え続けることです。

「会社の将来に対して不安を覚えます。私たちは何をすれば良いのですか?会社のためになることなら何でもしますので、それを教えて下さい。」という建設的な答えが返ってくる会社もあります。

こういう言葉出る従業員を是非、育てて下さい。やはり企業再生は、人の心で決まるような気がします。
09年10月17日 17時33分00秒
Posted by: takeuchiconsult
軍隊のように朝礼で唱和するだけでは意味がないと思います。
それよりも従業員の方にどんな会社ですか?とお聞きし、出てきた答えがその会社の経営理念かもしれません。

経営理念は、中小企業の場合、ないところが多いです。作る意志がないのではなくて、時流の変化の中で一所懸命頑張るのが精一杯だからです。それに作ったからといって会社が変わる訳でもないです。

だから無理して作ったり、設定したりしても社内に浸透しません。業績にはおそらく全く変わらないでしょう。経営者の方の思いの強さの表れにしかならないのが現実です。

一方、経営方針ですが、これはないといけません。どっちの方向に会社が進んでいるのか従業員全員が理解しておかないといけません。

別に書面に落とす必要はないですが、どんな会社で、どんなことを考えている会社なのか皆が知っている状態です。

次はこうなるんだなぁと見えている状態です。

従業員の方からもよく会社の方針を示して欲しいという要望が多々あります。経営理念を示して欲しいという要望はありません。

やはり目先の自分たちの生活が大事なんです。それを守るためにはどうすれば良いか?

自分の出来る範囲で頑張りたいと思っておられます。そのためには、どう頑張れば良いのか方向性が知りたいのです。

頑張りたくないという人はいません。会社の方向性さえ示していただければ、私たちは全力でそれに向かって頑張りますという方がほとんどです。

いろんな迷いがあると思いますが、方向性の明示を伝え続けなければならないです。

もう従業員の方もご存知です。形ばかりのものはいらない!
本音で会社の業績を向上させるものが欲しいのです。

できの悪い経営コンサルタントほど、「貴社は経営理念がありませんね。作られませんか?」と言うらしいです。

私も同感です。
経営理念は、タイミングが大事です。今、この時、必要だ!作ってみようと思った時に作るべきです。

銀行向けに無理矢理作った経営理念では意味がないでしょう。
09年10月17日 12時33分00秒
Posted by: takeuchiconsult
先日、採用は行っていませんか?と私のブログの問い合わせにメールがありました。

一人で頑張っていますので、丁重にごあいさつさせていただきました。

経営コンサルタント志望の方も徐々に多くなっているような気がします。私たちが学生の頃は、世の中に認知されているのかどうかという状況でした。

私は高校1年生の夏くらいに経営コンサルタントになってみたいと思い、進学しました。

卒業年に大学の先生に相談すると、「個人で経営コンサルタントをやっている友人がいるので紹介してあげるよ。」とおっしゃっていただき早速面接に言ったことを覚えています。

しかし、その経営コンサルタントの先生は、「うちのような小さな事務所にいるよりも大手の経営コンサルタント会社でいろんなことを学んで、腕を磨きなさい。開業なんてすぐできるよ。大事なのは若いうちにどれだけ力を付けるかです。そのことを第一に考えなさい。」と言われました。

それで、方向転換して、株式会社船井総合研究所の門を叩いたわけですが・・・

新卒で入り、そこから起業して早2年。20年間のコンサルタント生活です。
資格は何一つ持っていません。過去の経験と知識しかありません。

経営コンサルタントは名刺にそう書けば、誰でもできる職業です。でもクライアントに認めてもらわないといけません。そうでないと仕事の依頼は来ません。

だから経営コンサルタントになるには2つの方向性があると思います。

国家試験を受け、資格を持つこと。
もう一つは、よくビジネスパートナーの株式会社ニッサン・コンサルティングの西口社長がおっしゃるのですが、大手に勤めていたことが立派な資格になると・・・

個人でコツコツ資格を取って少しずつ大きくなる。
あるいは、大手の経営コンサルタント会社に勤めてノウハウをすべて吸収する。
どちらでも良いと思います。

自分の体質に合った方を選べば良いと思います。

良くないのは、どちらもない場合です。
普通に勤めていて、ある業務に精通していて、そこからいきなり経営コンサルタントになろうとしても無理です。

技術や能力以上にクライアントに認められることが大事だからです。
おそらくそのことが分かった瞬間、仕事の依頼が来ると思います。

それと成功するまでに時間がかかることを覚悟することです。
3年や5年のスパンではないです。最低10年、20年経ってやっと良い仕事ができると言われる業界です。

そこには、人脈作りも大事になってくるからです。人間性の向上も図らないといけません。あらゆる面で成長しないといけない仕事です。

人の3倍努力する根性があるかどうか?
一生この仕事をしたいと思える人でないと、きついと思います。

でも楽しい仕事です。いくつもの会社を見ることができますので、人の3倍は生きている感じがします。

経営コンサルタント志望の方、是非、素晴らしい人生にして下さい。
09年10月16日 22時27分00秒
Posted by: takeuchiconsult
昨日、私のクライアント先での議論。

買っていただいた方に何を返すか?
あるいはその特典が魅力で、商品を買っていただけないか?

やはり議論上に出て来たのは、粗品についてです。あれこれと案は出てきます。
しかし、ふと考えてみますと、それは提案した方が面白い、自分も欲しいと思うものばかりです。いつしか主体が企業側になっています。

お客様にとってのメリットは何だろうか?
もう一度考え直すことになりました。

モノはもう溢れています。
何らかの形でポイント還元できないかという方向性に向かっています。

粗品を手渡しならまだ良いですが、それを郵送するとなるとまた送料がバカになりません。

お客さまも余程、特徴のある粗品でない限り欲しいと思わないでしょう。
また、そんな特徴のあるものだったら、今度は万人受けしません。

いつもいつも悩まないといけません。

だったらポイントで還元して行き、値引きしてあげる方が良いかもしれません。

昔は本当に粗品で悩みました。
今は、システムや仕組みが整っていますので、ポイント還元など紙媒体を使わなくても簡単にできます。

そのシステムや仕組みをフルに活用することを考えないと・・・

特に女性の方は、ポイントに敏感です。
どうやってポイントを還元していくか?

リピーター作りのためには、ポイント還元は欠かせません。
ある程度貯まると、他へ逃げなくなります。

特に今後ネット販売の場合、値引きではなくお客様のポイントがしっかりと把握できるものが欲しいです。

ショッピングモールなどに参加されるとその機能は必然的に付いてきますが、自社サイトではなかなかやっておられるところは少ないようです。

でもポイントは、リピート客づくりの一番の対策になります。
09年10月16日 20時26分00秒
Posted by: takeuchiconsult
昨年の今頃と比較されて下さい。何人入って来て、何人辞められましたか。

1年間同じメンバーで仕事をしていると成長が止まります。それが何年も続くと重症です。

人を教えなくて良いからです。それに新しい風が入ってきませんので、情報の入手先も同じになってしまいます。

良い意味で、人の入れ替わりが必要です。
大きな会社なら人事異動ができますが、中小企業の場合、そうも行きません。

人が固定化してくると危険です。
不況の影響で、新しい人を入れないようにされているとは思いますが、そこに大きな落とし穴が待っています。固定費を削減できることはできても会社を成長させることはできません。

パートさん・アルバイトさんだけが入れ替わっていて、正社員は同じという会社が多いです。徐々に日々の仕事が当たり前になってきます。ただこなすだけ。

会議やミーティングでレベルアップを図らないと作業マンになってしまいます。数値意識をしっかりと持っていただかないと大変な状況になるかもしれません。

会社が人を入れる余裕がないのであれば、自ら新しい人脈作りを積極的に行わないと成長は止まります。社内や店で同じ作業の繰り返しでは、未来が見えてこないはずです。

いろんな人と出会ったり、面接するからこそ力が付いてきます。
人の成長は、会った人の数だと思います。

私たちコンサルタントの仕事もたくさんの人や会社と出会えるから得なんです。それだけ情報が入ってきて勉強できます。

会社の成長を止めないためには、やはり人を入れること。人の循環がある会社を作ることだと思います。

なぜか新しい人が入った瞬間、社内の雰囲気が変わります。その方に力がなくても新しい風が吹くからです。

人を入れる計画がない会社は、危険というより未来が見えてきません。
会社を成長させたいと思うなら、まず人員計画です。

今年の計画はいかがでしょうか?
新しい人は入って来られますか?

今一番気になることです。
09年10月16日 19時25分00秒
Posted by: takeuchiconsult
一つのことしかできない人はいらないとか、社員にはしないというところが増えてきているようです。

特別難しいことをする訳でもなく、率先して社内やお店の中の仕事について複数出来るようになるだけです。

でも変なプライドが出てしまって、なかなか自分から
「お手伝いします」と言えないもののようです。

しかし、今後キャリアアップをお考えなら、多能工になる必要があると思います。会社としても積極的に多能工を作るべきです。

仕組みや取り組み方は皆さんご存知です。
壁になるのは、組織風土です。

誰が何をやっても良い。
積極的に学んでいただいてキャリアップしても良い。
という環境づくりをするのが難しいようです。

聞いても返事もしてくれないとか、嫌な顔をされるともう止めとこうと思います。

そのようなことが起こらないように、まずは中間管理職の方の教育が必要になってきます。中間管理職の方の対応一つで多能工化の成否は決まると言っても良いのではないでしょうか。

業務の多能工化が進めば、効率が図られます。
逆にそれを阻害するような方が社内にいない、あるいは居づらくなるような環境を作ることです。

多能工=キャリアップと同じです。
できれば自分から率先して、学ぼうという意欲のある方が出てきて欲しいです。
今の仕事で十分。新しいことは覚えたくない。仕事が増えるから・・・
では困ります。

本当に最終的には、トップや上長の育て方次第だと思います。
従業員を良い意味で甘やかさない。
厳しく自分の役割と次のステップを明示してあげることです。

そうしないと居場所がなくなる可能性があることをはっきりとお伝えされるべきです。

パートさんの多能工、何でもできる方。
この人がおられるところが一番利益が高いです。

多能工づくり、やはり教育にかかっているような気がします。
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