2009年 7月の記事一覧

09年07月15日 10時51分14秒
Posted by: takeuchiconsult
組織は決まっています。
上司も当然決まっているはずです。
でも、悩みがある時、さてどの人に相談されますでしょうか?

私も時々、クラインアントの社員の方から直接電話をいただきます。上司の方はおられると思うのですが、なぜか私に・・・

言いやすいからでしょうか?

私も前職のサラリーマン時代、直属の上司よりも話しやすい方に悩みを相談していたような気がします。

組織は仕事上のことであって、実際は、気軽に話ができる人のところへ行くでしょう。

なぜこのような話題を取り上げるかと言いますと、昇格の条件で大切になってくるからです。業務遂行能力は完璧で間違いない。しかし、下からの評価がいまいち。

厳し過ぎて誰も寄り付かないようになっている方おられませんか?
そういう場合、どう対処すれば良いでしょうかと質問があります。

能力的には昇格間違ないのですが、本人の自覚がない場合があります。
悩みの相談がたくさんくるような方を本来、中間管理職にすべきです。単なる能力評価だけでは良くないと思います。

能力の高い人なんて世の中にいっぱいいます。しかし、従業員から悩みを打ち明けられる人はそんなにはいないでしょう。人事部があるからといって、直接人事部の門を叩く人はいないでしょう。

自分の席の周りを見渡して話しやすい人のところへ行くでしょう。
そんな人をいつでも受け入れることができる人、心の広い人を登用されませんか?

能力の高いことも大事なんですが、それだけでは世の中は通用しないようです。悩みの相談が来る人になる。これも立派な人間力評価だと思います。

歳を取っても悩みの相談が来ない人は、ひとり席で孤立するでしょう。

評価シートで査定しなくてもわかります。
評価シートの中に出てこない項目で大事なことはたくさんあると思います。

でも悩みの相談がたくさんくるのも問題ですが・・・

評価シートに出てこない項目で、中間管理職の要件として大事なもの、チェックされていますでしょうか?

どうも比重はそちらの方が高いような気がします。

09年07月15日 10時50分35秒
Posted by: takeuchiconsult
とあるクライアント先でのお話。

人事部長さんの後任がいません。
これから作るとしても簡単に作れるものでもないです。

それに人件費は、なるべくカットしたいです。
特に間接部門の人件費は、極力抑えたいです。

何でも自前で賄うという時代は終わったような気がします。
出来ない部分、空いているところは外部へ委託しても良いのではないでしょうか?

少しでも外へ出すということも検討の余地有りです。
営業にまつわる直接人件費だけを発生させ、その他は外へ・・・

人を育てるには時間がかかります。
それに専門部門となると後任に適任の方がいるかどうかは難しい問題です。

外部の方に、一部分だけでも担ってもらってはいかがでしょうか?
税理士や公認会計士の先生、社会保険労務士の先生、司法書士の先生、弁護士の先生など周りに素晴らしい先生方がおられるはずです。

部を丸ごとというのではなく、一部分を担ってもらうのです。
人事部と言ってもすべてではないです。総務部などが兼任をして、社内で対応できない問題だけを手伝っていただくというイメージです。

その方が、かえって客観的な第三者の判断なので、より良い会社づくりが自然とできるかもしれません。

外部へ委託すると、良い面は、監査がかかるということです。
自分流でやってきていたものに歯止めがかかります。

これからの事業運営は、やはり外部の方とどう付き合うか?どの部分をやっていただくか?が鍵のような気がします。

欠けている部分は外で補う。
それが中小企業の要諦のような気がします。
09年07月15日 10時49分59秒
Posted by: takeuchiconsult
若いうちは自慢になると思います。
財産にもなります。
しかし、40歳も過ぎると、事実上できません。
体がもたない・・・
それに効率は上がっていないのではないでしょうか?

夜遅くまで仕事をしていると自慢できるのは40歳まで。
特に、起業するとそんなことは全く意味がないです。関係ないです。

会社に毎日夜遅くまで居て仕事をしていると、何となく評価される。
それが社風であり、文化?

いつしか社員も夜遅く残ることを自慢し出します。
自分は間違っていない。評価はされているだろうと・・・

どこかで仕事の質を変えていかないといけないです。

さぼったり、手を抜くという訳ではないですが、仕事をしている時間を短縮する努力が必要だと思います。

上手に効率的に仕事をしている人ほど、徹夜はしないものです。
少し勘違いしている社員がいないかどうかもチェックされた方が良いと思います。

また、外部の方へ、私たちはいつも夜遅くまで頑張っていますと言っているのはどうでしょうか?
本人は頑張っていることを言いたいのだと思いますが、よく考えてみると非効率を表していると思います。なぜなら、そんなに頑張っているなら、業界で有数の利益を出しているはずです。

利益が出ていないということは方向性が間違っているということです。

夜遅くまで仕事をすることをステータスにしたり、物差しにするのは良くないことです。でもいつか分かる時が来ると思います。

徹夜を自慢しない。
これが今の時流のような気もします。

徹夜を頻繁に行っている会社が高収益とは思えません。
ただ20代に無茶苦茶頑張るのは賛成です。
大事なのはそこから先のこと。
30代も40代も20代と同じことをしていては意味がないです。成長していません。

睡眠時間を削ってというのも一時的には良いですが、出来る限り健康的に仕事をしたいものです。
09年07月15日 10時49分23秒
Posted by: takeuchiconsult
アクセスが少ない、忙しいのかなぁ?
たぶんそうではないと思います。
人は誰でも自慢したくなります。
調子の良い時ほど、ホームページなどの更新がされているはずです。

だから一旦ネット上にホームページやメルマガ、ブログなどを立ち上げた場合、いつも外から見られることになります。
必然的にその企業の調子もわかってしまいます。

更新頻度が、その企業、その人のバロメーターになります。
無理して記事ページを増やさない限り、この理屈は当てはまると思います。

調子が良いと仕事が捗り、アップするネタに困りません。
忙しくしているのによく書けるねぇと言われても忙しい時ほど書けます。

逆に、調子を上げる意味でもホームページなどの更新頻度は徐々に上げていくべきです。
できれば毎日更新するのが良いでしょう。できなければ週数回でもやらないともったいないです。

それとネットやWeb担当者しか投稿できないのも問題です。もう全員が投稿できるようなシステムを組むべきです。内容のチェックは必要かもしれませんが、自分の部署の活動内容を書き込む程度ですから、あまり大げさに考えなくても良いのでは?

個人的にもブログやメルマガは必須アイテムになってきていると思います。
情報の幅と量が増えたような気がします。

また、出来る人ほどまとめて書かないようです。まとめて書こうとすると続かないそうです。毎日、決まった時間に一つずつ書くのが良いらしいです。

無理をすると、いつか調子が悪くなってきます。
やはり継続することが一番大切なんでしょう。

だからブログやメルマガは性格が表れます。
どんな書き方をしているのか?

それでその方の仕事の進め方がわかってしまいます。
見破られないようにしないと・・・

そのためにはやはり更新頻度を上げるのが一番のようです。
09年07月15日 10時48分09秒
Posted by: takeuchiconsult
時計屋さんって街の中に残っているでしょうか?

進学、入学のお祝いは必ず時計。
まず、カッコ良い時計が欲しくてたまらなかったのが私たちの子供の時代。

もう今は携帯電話の時代。
時計を買うという行動すらしないのでは・・・

先日、10年来使っていた時計が止まりました。
出張中は我慢して携帯電話で時間を見ていましたが、やはり腕に時計がないと不便です。

小さい時からある古い街中の時計店へ行きました。電池が切れたのかと思い見てもらうと、機会の修理が必要だとか。。。
修理代は7000円くらいかかると言われました。

見てもらっている間に店内の時計を見ていましたが、あまり気にいったもの、目に付くものはなかったです。

さてどうしようかと迷いました。時計は必須です。ないと困ります。百貨店やミナミへ行こうかと思いましたが、空振りだと嫌です。

考えたあげく、ネットで買うことにしました。時計ならサイズも関係ないです。
あらゆる種類の時計が載っています。自分の好きなブランドを選ぶこともできます。

サイズのないものは、ネットでの購買比率は上がるでしょう。
百貨店の売上が低迷している理由もわかります。
ますます、ネット売上は拡大していくでしょう。

それに、ネットサーフィンがまた楽しいです。
上限を決めておかないとつい買ってしまいます。カード決済がほとんど可能なので便利過ぎます。

街の時計屋さんは修理屋さんになるのでしょうか?
街中では修理屋業しか残らない?

40歳を過ぎた私が実感しているのですから、若い人たちはもう当たり前の世界なのでしょう。

専門店どころか小売店そのもののあり方が変化しそうです。
09年07月15日 10時47分28秒
Posted by: takeuchiconsult
一番頭の痛い話。

人間どうしても好き嫌いで判断しがちです。
ダメだとわかっていても結果としてそうなっている場合が多いです。

経営の根幹を担うようになればなるほど注意しておかなくてはならないことだそうです。

経営がうまく行かない理由の一つが、トップが好き嫌いで判断することです。
これをやってしまうと、事業領域が狭くなってしまいます。

いろんな人の意見に耳を傾けれる度量が必要なようです。

中小企業が事業を拡大できるかどうかは、好き嫌いで判断していないかどうかです。家族経営で終わっているところは、トップのお気に入り、馬の合う人しかいません。

これを打破することです。
大企業では必然的にいろんな人がいます。合わせないと組織の中で生きて行けません。徐々に人間性は高まって行きます。

逆に中小企業の場合、自分のわがままが通りやすいです。役職が上になればさらに通りやすくなります。いつしか自分のお気に入りとしか飲みに行かないということになります。

自分で自分の領域を狭くしているようなものです。
これでは限界が見えてきます。

好き嫌いで判断しない訓練が必要です。
物差しを好き嫌いに置かないことです。

自分なりの物差しを持つことです。そうすると好き嫌いで判断しなくなり、気にもならなくなります。

管理職に就くというのは、自分の物差しが見えた時なのかもしれません。

子供の食事と同じで、好き嫌いがなくなったら一人前。
何でも食べれる子供にならないと・・・

好き嫌いは身を滅ぼすかもしれません。
09年07月15日 10時46分53秒
Posted by: takeuchiconsult
現状の従業員の方の給与カットはなるべくしたくない。
できれば自然減していった分をパート・アルバイトに切り替えたいというご希望がやはり多いです。

特に社員比率が高い、男性比率が高い会社ほど固定費が高く、身動きが取れない状況になっています。

人事の問題は長期的に考えるべきです。3年、5年かけて理想の形へと変更させることが大事です。

でも単純にパート比率を上げるということは難しいです。どういうパートさんを雇用して行くのか、その理念が大切になってきます。

例えば、パート比率を上げるのであれば、県内で一番の時給を支払うくらいのことを検討されてはいかがでしょうか?

そうすると県内で優秀な方が集まります。必然的に会社の業績も上がります。
あるいは業界内で最高単価の時給くらいは考えても良いのではないでしょうか?

折角、社員からパートさんへとシフトしようと思うなら、それくらいのことは検討してみて下さい。

さらに、評価制度においてもパートさんの時給設定に関するものが欲しいです。
何をすれば、何ができれば時給がアップするのか?そのステップが見えるものです。

時給2000円でも社員換算にすると安いものです。
県内一優秀なパートさんを集めることができれば、業績は上向くでしょう。

業界平均ではダメです。
業界一高い時給へのチャレンジです。

逆に社員は、将来の幹部候補生だけ。
それでないといりません。
とはっきり言えるくらいが良いと思います。

それが今の中小企業の理想の形です。

人事労務や組織に関する将来像は見えてみますか?
ドラスティックに構造改革を行わないと、先細りしそうな予感がします。

人事雇用に関する理想形、プランに落とし込んでみられませんでしょうか?
09年07月15日 10時46分12秒
Posted by: takeuchiconsult
皆さん次のビジネスを探されています。
なるべく早く、新規事業を立ち上げられたいようです。

開発中の商品を軌道に乗せる?
あるいはフランチャイズに加盟してみる?

今まではこのようなパターンが多かったです。
メーカー機能をお持ちなら開発中の商品を軌道に乗せれば一番ですが、投資とリスクが大きいです。それに必ずしも成功するとは限りません。

フランチャイズも当たっているものを教えて下さい。その中から選びます。
とおっしゃいますが、今当たっていても10年続けて利益がでるかどうかは不明です。昔のように大当たりというのはごくわずかでしょう。

どちらも旧来のビジネスモデルのような気がします。

おすすめは、極力、物を扱わないこと。
加盟金などの固定費が発生しないことです。

では具体的にはどんなビジネスがあるのか?
皆さんが今まで頑張ってきて、蓄積されたノウハウを売るのです。
要するにコンサルティングの分野で勝負出来ないかどうかということです。

全く物を扱わず、固定費も発生しないコンサルタントが一番儲かります。
お持ちのノウハウや業種によって違いますが、今度は自分がコンサルタントになってやろうと思ってみられても良いのでは?

昔、飲食業を数店舗展開されている企業様へ訪問させていただいていましたが、なんとその企業の社長もコンサルタントをされていました。私はその企業の内部の体制づくりや社員教育でお手伝いさせていただいていたのですが、その社長は、飲食店の立ち上げをされていました。

私は月10万円の顧問料をいただいていましたが、その社長は飲食店の立ち上げで1件300万円で受けられていました。

最初は、私の仕事ぶりを観察されていたようですが、そこからは自分なりにノウハウを提供する術を得られたようで、どんどん開発のお手伝いをされました。

自店の展開には限界があると思われるなら、次のビジネスを考えないといけません。資金の問題やリスクの問題で、全国展開を目指さないなら、次のビジネスを考えるべきです。

そんな時、他の関連事業を立ち上げのも一案ですが、今まで蓄積されたノウハスを活かされてはいかがでしょうか?

コンサルティングビジネスにつながらないかどうか検討してみて下さい。

物を扱ったり、固定費のかかるビジネスはリスクが大きいです。
その視点でビジネスを考えてみられませんか?

今の事業で成功されている方ほど、何かお持ちのはず。
後はそれを整理して、お金をいただけるようプランニングすることです。

過去の成功体験が通じなくなっています。是非、新しい切り口でお考えになることをおすすめいたします。
09年07月15日 10時45分33秒
Posted by: takeuchiconsult
1週間まとめて週末に片付けよう。
と思って仕事を貯めていませんか?

これが、できが悪くなる原因らしいです。
まとめてやろうとしても長く続かないものです。いつしか決めた期日に出来上がらずに伸びてしまいます。さらに仕事そのものが貯まっていきます。

できる人は、貯めるということをしないらしいです。
即時処理に徹底すること。

でもそのことの方が息が詰まりそうだという意見もあると思います。
毎日、気を詰めてやっているとどこかおかしくなってくるかもしれませんが、日々少しずつ片づけて行くことです。

何でも良いから少しは今日中に済ませておく姿勢が大事だそうです。

まとめ癖ついていませんか?

デスクの上に貯まった書類。
いつになったら片付くのやら・・・
それに日々、仕事は増えてきます。

理想は、その日の仕事はその日のうちに片付けることです。
今日処理できない、もう少し考えて答えを出したいものだけは横によけておく。

特にビジネスの世界では、スピードと完成度が問われます。
特にスピード感を上げて量をこなさないと質が高まりません。若いうちは、自分の許容量以上の仕事をあえて受けて、こなしていく訓練をしておかないと後あと後悔します。

デスクの上に書類が貯まっていませんか?
椅子の上に書類がありませんか?
デスクの周りに書類を入れた紙袋や段ボール箱はないですか?

毎日、机の上の書類をよけて作業をしているようではまだ半人前。

まとめ癖が付くと取り返しがつかなくなります。
良い仕事をしようと思えば、まず机の上の整理から。
綺麗になったら、仕事ができるようになった証拠です。

毎月会議の日は、大掃除の日にされてはいかがでしょうか?

クールビス云々よりも大掃除の方が大事なような気がします。
09年07月15日 10時15分00秒
Posted by: takeuchiconsult
クライアント先の方からいつもいただく質問です。

個人的な考えですが、今の状況が当たり前になるような気がします。
不況がそのままずぅっと続くとは言いませんが、今の状況が大きく変わって良くなるとは思っていません。そう思って経営していた方が良いのではと思います。

皆さん、景気の回復を願っておられます。景気が良くなれば自社も業績が上向くのではと・・・

果たしてそうでしょうか?今の業績不振は、外部環境の影響からでしょうか?

それ以上に大きな問題が潜んでいそうな気がします。何かと言いますと、ビジネスモデル自体が大きく変化しているのではないでしょうか?

従来のやり方ではダメですよと言われているように思います。だんだん時流に合わなくなっているのでは?

不況がいつまで続くかを考えるよりもこれから自社のビジネスモデルをどう時流に合わせて行くかを考えた方が良いように思うのですが・・・

自分が生きている間は大丈夫ってことはないです。常に変化し続けないと生き残れません。

不況不況と騒いでいてもしようがないです。業績を伸ばされている方ほど好不況を気にされません。

悪くなるとすぐ景気のせいにする体質も良くないです。景気さえ回復すれば、業績も回復するなんてことはないと思います。

だから景気の事は口にしないこと。
大事なのは内部を強くすることです。

不振に陥っている企業ほど、波が多くなります。少しでも外部環境が変われば大きく数字を落とされます。

景気の波に左右されない経営こそが理想です。
そのための第一条件は、景気のことを口にしないことです。
09年07月15日 09時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
つい最近までは、伸びている企業様からの拡大成長のためのご相談が多かったです。あるいは現状維持か少し業績を落としたので回復させたいという案件がほとんどでした。

今は企業再生案件が多くなってきています。
単に業績を上げたり、拡大成長させるというよりは再生・改革です。

企業再生の場合、一番気になるのは、現場の士気の問題です。
どこまで業績を回復させようという意欲があるかどうかです。

経営はトップの問題といいますが、数十人、数百人の従業員の方で業務は回ります。この方々のやる気と改善スピードで決まります。

従来の案件では、伸びていたり、ほんの少し業績を落とされた方々でしたから業績アップにつながるマーケティングのコツをお伝えさせていただくと、それだけでもある程度の成果が出ていました。

しかし、企業再生の場合、一番大切なのは従業員の方の心を一つにし、V字回復させないといけません。
いくら経営はトップで決まるとは言え、資産の売却の意思決定はできても現場のすべてを見ることは不可能です。

再生の場合、外部のコンサルタントの方もかなり中に入り込まないと無理ではないかと思います。再生期間も数カ月ではなく、3年~5年くらいを考えて入っていかないと回復難しいのではないでしょうか?

いずれにせよ今後コンサルタントへの依頼内容に大きな変化が起こりそうな気がします。対応策も今までの技術的なノウハウだけでなく、経営全般を見て改革を行える力がないと難しいのではと思います。

また現業の事業の業績回復だけではなく、将来的に通用する新しいビジネスモデルや事業提案も必要です。

大きな宿題をいただいているような感じがします。

でも再生できて初めて本物のコンサルタントなのかもしれません。
09年07月15日 09時14分00秒
Posted by: takeuchiconsult
大手チェーン店はシステムになっていますので、原価率のブレは大きくならないようになっています。

ところが中小企業や個人店の場合、原価率は大きくブレます。同じ形態の店を経営していても原価率は違っているのが普通のような感じです。

諸経費をカットし、経費率を下げる方がやさしいです。止めればそれだけカットできるのですから・・・

ところが原価率はそうは行きません。日々、息を抜かないように見ておかないといけません。

まず、毎月の棚卸が一定額の範囲内に収まっていないと、原価はブレます。
また使用量や廃棄ロスなどもチェックする癖が必要ですし、レシピ通り作っているかどうかも大事です。

特に、計量してメニュー作りしいているかどうかです。
一つ一つ計量するのは面倒だからと言っていると、徐々に量目が多くなって行きます。そうすると、原価は上がります。

厨房に秤のないところは原価がブレます。

秤の有無は、原価に対する意識です。
意識を高めないと数値達成は難しいです。

想定した原価を達成するのは、かなり難しいです。少しでも気を緩めるこができません。調理長さんだけでなく、皆で協力し合わないと達成できないものです。

だから原価率が企業体質を表していると言われます。

原価の低いメニューで原価率を下げようと思ってもダメです。原価率は体質なのですから・・・

店舗評価も売上だけでなく、原価率で評価するのも良いかもしれません。それくらい大事な数値だということです。

一つ一つの癖付けが数値になって表れてきます。

原価率を見れば、現場でどのようなことが起こっているかわかります。
ブレないように、1品1品真剣に、メニューを作りましょう!
09年07月15日 08時18分39秒
Posted by: takeuchiconsult
残物、そのままゴミにしていませんか?

残物が出るのは仕方がないとしても無意識にゴミ箱へ直行では良くないです。
まず、どのようなものがどれくらい残ったのか、目で把握すること。

次は、必ず計量すること。
捨てる前に、測ること。

捨てるものだからと言って無造作に捨てていいというものではないです。
原価率の高い店ほど、この廃棄率も高くなっています。

ところはハウスルールがなかなか決まっていません。
現場任せがほとんど。

良い数字を出すためには、数字で把握できるように仕組みを作ることです。

それに残物が多い結果が出ると、仕込みの段階からやり方を見直しだします。
自然とお客様と使用量の誤差が小さくなります。

だから原価は、残物を見ればわかります。管理体制のすべてを表しています。安易な残物の扱いはすべて原価に跳ね返ってきます。

店長もなかなか気付かないところ・・・
会社側からの一定のルールが必要でしょう。

ただ残物と言っても食べ物や箸、紙類、ビニール類など様々です。それを分別するのはたいへんなことかもしれませんが、環境対策のことを考えると今後の検討の余地がありそうです。

無駄を出さない店づくり。すべて従業員の給与の返ってくるとことお伝えされてはいかがでしょうか?

ゴミ箱をあさるのは趣味ではないですが、一番先にチェックさせていただいています。
ゴミの扱いでその店の店長の質がわかるかもしれません。

コツは、大きなゴミ箱を設置しないことです。大きいと何でも捨てるようになります。ゴミ箱の数もほどほどに・・・

原価アップはいろんなところに原因が潜んでいます。
少しずつ見直しが必要だと思います。
09年07月15日 08時13分55秒
Posted by: takeuchiconsult
最近、褒められることがあります。
「武内さんのなさっているブログが経営に役立つということがわかりました。」
と・・・

どの企業でもブログをやり始めたような気がします。
できれば組織の中の一個人ではなく、部署担当者としてお書きになるともっと良いと思います。

個人事業主ではなく企業の中の組織の一員であるならそれがベターだと思います。

ブログの活用は、今のところ究極のSEO対策に成り得ると思います。
昔、プロの方にお聞きしましたら、「字を書き続けることが最大のSEO対策になるよ。」と教えていただきました。だから、素直にその意見を聞き、毎日書いています。

おかげで、GoogleやYahooで検索しても結構、上位検索されるようになりました。

しかし、同様のこと企業様にご提案させていただきますといくつかの障壁が出てきます。

まず、書く人がいない。(記事のネタ集めが必要)
毎日、更新は無理!それに1日2記事以上なんてもっと無理!
毎月、毎週、何らかの企画が欲しいですが、それを考え実施するのが大変!
パソコン操作やブログ操作を勉強しないといけない。
記事内容を誰かがチェックしないと、従業員に任せっきりに出来ない。

まぁいろいろ出てきます。
でもやった方が絶対に良いと思います。

ただし、普通にブログを初めてもアクセスは少ないでしょう。そこから先はプロにお願いすべきです。Ping送信が数百あったり、リンクをいろんなところと行ったりと見えない部分での作り込みが実は必要です。

個々人がバラバラに意図もなくやっていたのでは意味がないです。
会社としての方向性を明確にして、目的は何なのかをはっきりとさせることです。

部門、部署ごとに活用されると立派なプレスリリースになります。

ブログをいろんな意味で活用されませんでしょうか?
面白いことがいくつもできそうです。
Web戦略の一つとして活用されることをおすすめいたします。
09年07月15日 07時46分00秒
Posted by: takeuchiconsult
経営分析・サービス向上は図られています。

しかし、皆が一番欲しいものは何?
答え:売上

売上を上げることに一点集中する。
すべてのことを改善するのは正直不可能です。
そんな能力があるなら、危機的な状況にはならないはずです。

やらなくても良いこと、今はとりあえず力を入れなくても良いことを決めてあげることです。

あれこれと考えず、
一番商品、一番の強みに集約することです。


悪い点ばかりが列挙された報告書。
見たくもないです。

指摘ばかりで夢がない。
どこから手を付けて良いのかわからない。

トップがしっかりと方向性を出さないと現場が混乱するだけです。

資産の売却や経費の圧縮等を行ったのであれば、
後は売上を上げるだけです。

この売上を上げるためのマスタープランと実行が一番大切だと思います。

業績低迷の根本原因は、どこも売上減少です。
何かを積極的に仕掛けて行かないと売上はアップしません。

中身を整理したら、後は待てばお客様が帰ってくるなってことはあり得ません。
総花的な経営分析では立て直しは無理です。
売上を今後どのように上げていくのか、その具体的なプランとスケジュールが必須です。

これは社内の方が作成するには無理がありますので、外部の方に頼まれてはと思います。客観的に判断して報告書を上げていただき、さらに、その報告書を元にどう具体的に進めていくか膝詰めで話し合われるのが理想ではと思います。

企業再生は、売上をどう上げていくのかそれが一番の鍵です。