2009年 10月の記事一覧

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09年10月21日 12時37分00秒
Posted by: takeuchiconsult
景気が悪く、当日予約が徐々に増えているとか・・・

理由は、ビジネスマンが朝一番に出張で出かけて、仕事をその日のうちに片付けようとされます。しかし、万が一、その日に片付かなかった場合、宿泊されるそうです。

以前は、余裕を持って、宿泊予約を入れてからゆっくりと出張でした。正直、夜は美味しいものを食べたり、そのことを先に考えたりもしていたものです。

しかし、今どの企業も経費を圧縮しています。出張経費も圧縮です。厳しいところは高速バスの利用だとか・・・

ビジネスホテルの稼働率が昨年末から悪くなっているのはわかりますが、何もしないでは落ちる一方です。

何か手を打たないと。。。

ネット上での宿泊予約の空室状況、いつの段階でクローズされていますか?
毎日、1週間先の予約状況を見ながら空き室を開放する必要があります。早めにネットをクローズする意味もわかります。当日予約がネットで入ると、チェックミスが起こるかもしれない。

でもそんなことを言っている場合ではないです。毎日予約状況を見て、ネット上で開放されたらいかがでしょうか?

それと、夜22時以降の当日電話予約の方の割引なども告知されてはと思います。

大事なのは、世の中の時流に自分の商売を合わせることです。お客様の都合に合わせることです。

1室でも売りたい!というのが本音ではないでしょうか?

パソコン画面とにらめっこ!
常に、空き室を開放して売っていく仕組みが必要なようです。

それに、毎日満室ですか?
満室ではないホテルほど、フロントの方から愚痴が出てくるものです。

当日予約ができるホテル、当日予約が安くなっているホテル、少しは売上を伸ばしそうな予感がします。

後は、フロントの方の意識の問題。
1室でも売る!そんな姿勢が欲しいです。会社は厳しいのですから・・・

経営者の方とフロントの方を交えて、じっくりとミーティングする必要がありそうです。まずは、そこから・・・

世の中の時流、お客様の嗜好に是非、合わせて下さい。
09年10月21日 12時08分00秒
Posted by: takeuchiconsult
時には首から携帯電話を吊り下げて、いつも自慢げに電話に出ている人。
電話があることを仕事がたくさんあり、支持されていると勘違いしている人。

きつい良い方かもしれませんが、これが現実です。
個人で事業をしているならまだしも30人以上の従業員が居て組織が出来上がっているのに、携帯電話に喜んで出ているのはどうかと思います。

携帯電話に出なかったらどうなるのでしょうか?
業績に影響を及ぼすのでしょうか?

机にどんと座って指示をだせば良いこと。
電話が鳴るたびに、うれしそうに出ておられる状況を見ていると、いつ企業になるのかと心配になります。

思い切って持たないか、決めた時間は切ったらいかがでしょうか?

社長が携帯に出ている状態では、企業にはなりません。組織が機能しません。
わかっていても出る癖が付いているのかも・・・

自分しかできないことをすれば良いのですが、外部からの電話は全部出ていては社長業ができません。

何でも社長宛てに電話が来る会社はおかしいと思います。

もっと凄いと思うのは、徐々に携帯電話の数が増える方です。いったい何個持てば業績が上がると思われているのでしょうか?

携帯電話1個が1億円?
そんなことはないと思います。

首から何個も携帯電話をぶら下げている方を見ると、ため息が出ます。
寝る時も携帯電話を枕元に置いて、奥さんよりも大事?

えっ!

携帯電話を持たなくても会社は潰れないと思うのですが・・・

会社を作ろう!組織を作ろう!と思えば、社長や幹部の方は、携帯電話を使用しないことを考えて下さい。

携帯電話の保有数は、経営者にとっては出来の悪さを表しているような気がします。
09年10月21日 11時36分00秒
Posted by: takeuchiconsult
固定資産税はいつ支払われる予定ですか?
今月、来月、大きな支払はないですか?

帳面上の黒字は、実際の事業運営上で金繰りが回っているという意味ではないです。

毎月の大きな支払、チェックしていますか?
経理の方任せになっていてはいけません。

経営者の一番大事な仕事は、資金繰りです。特に、収入よりも支払。
これが気にならないと中小企業の経営はできません。

不況期ほど、業績が悪化し、見込んでいた収入が入ってこなくなります。
現預金の残を毎日チェックしていないと危険です。

現場の責任者はできても金繰りができないと本当の経営者とは言えません。
よく2代目や3代目にバトンを渡されますが、なかなか初代のようにいかないというご相談がきます。

要は、この資金繰りまで任せれるかどうかです。
現場の責任者をやって胸を張っているくらいではダメです。実は、それは誰でもできるのです。

資金繰りに資金調達。
これが経営では一番大切です。

だから今のような状況下では、決算書や数値分析ではない部分の生の経営が大事です。それくらい世の中が厳しいと思って下さい。

少しでも余裕がおありの方は、もうすでに低金利で資金調達済みです。
これからの厳しさを予測して、生き残るためです。

マーケティングやマネジメントでは補えない、資金繰りという大きな課題。
それをどう乗り切るか?経営者の手腕にかかっています。

通帳のチェック、あるいはネットバンキングで現金残高のチェック欠かさないでください。

見掛け上の売上や月次決算上の粗利高、営業利益のチェックでは現れない大切なものがあります。

生の経営が学べる時ですが、学んでいるだけではダメ。
どう手当てするか?少なくても3ヶ月先まで最悪の状況でどうなるかを読んでおくこと。

本物の経営者だけが生き残るような気がします。
09年10月21日 10時35分00秒
Posted by: takeuchiconsult
昨日は、家の近くの量販店の食品売場で恒例の「火曜市」。
どこから人が出て来たのかと思うくらいの人、人、人。

景気が最悪の状況なので、皆、特売日にまとめ買いされているような気がします。

どの業種・業界においても特売や販促企画に集中すると思います。そのような日の売上が突出すると思います。
だから、今まで以上に通常日と特売日の売上の差が大きくなります。

通常日は売れない?

販促を打たないとお客様は来ないし、売れない!
という状況が続くと思います。

えっ!では対策は?

一つは、お客様が確実に来店いただける販促内容のものを定期的に打ち続ける。
あるいは販促回数を増やしてでも集客に努めることです。

ただし、この販促に頼るようになると当然粗利が下がります。
販促は打てば打つほど、粗利が下がるものなんです。

だから戦略的に考えないといけません。

大手企業は、ライバル店が倒れるまでこの販促を打ち、消耗戦に持ち込もうとします。年内必ず、1店舗くらいは潰してやろうと・・・今がチャンスとばかり、そういう勢いです。

ということは、今までの仕入れ形態、値付けではダメだということです。
根本的に対策を練らないと、大手企業の思うつぼです。

売れても儲からないという状況が続きます。

でもしばらくはこの消耗戦が続きそうです。
消費者の立場としてはうれしいのですが・・・

特売をただ実施するだけはなく、どのような位置付けで、どのような内容で行うのか?

企業戦略の考え方、方向性が大切になってきます。

楽しいけど考えさせられる特売日、しばし静観しながら熟孝してみたいと思います。
09年10月21日 09時35分00秒
Posted by: takeuchiconsult
事業においてすべてうまく行くということはあまりないです。
特に、不景気になればなるほど、粗が出てきます。

例えば、縦軸に好きなこと、嫌いなことを取り、横軸に利益の出ていないもの、利益の出ているものを取ってグラフを書いてみて下さい。
そうすると4つのマトリクスが出来上がります。

1.好きなことで利益の出ているもの
2.好きなことで利益の出ていないもの
3.嫌いなことで利益の出ているもの
4.嫌いなことで利益の出ていないもの

当然、嫌いなことで利益の出ていないものはやらないでしょう。それと好きなことで利益の出ているものも続けれるでしょう。
問題は2と3。

好きなことで利益の出ていないものをどうするか?
これは経営者として大切な決断が必要です。

好きなのでなかなか止めれません。利益が出ていないとしてもいつか利益が出るだろうと願いを込めて、続けられます。でもその予測、数値に裏付けされた確たるものはあるのでしょうか?

経営者の思いだけで続けていると会社がおかしくなる場合だってあります。
それに景気の悪い時ほど、この部門が目に付くものです。トップがジャッジを下さないと、従業員に苦労をかけるだけです。

だから、早めの決断をおすすめします。

もうひとつ、嫌いなことで利益がでているもの。
利益が出ているのなら、どんどん伸ばすべきです。得意でなくても利益が出ているのなら、どうやって伸ばして行くのか検討して、利益を生ませることが大切です。自分でやらなくても自社でやらなくても委託でもOKです。

伸びているマーケットがあるなら、そこを伸ばすことを考えるべきです。

あまり自分の我を出して経営をしていると、撤退が遅くなったり、鈍くなります。時間が経てば経つほど、難しくなるようです。

早めの決断をおすすめします。
利益を生んでいないものをいつまでやるのか?
その判断基準を早く決められてはと思います。
09年10月21日 09時07分00秒
Posted by: takeuchiconsult
入社したての頃を思い出します。
「報告書や本を読みなさい。まずはそこからです。」と教えられました。
社内に勉強会や研修会の制度などはありません。一人前になりたかったら自分で勉強するしかないような環境です。でも今になるとそれが良かったと思います。

「明日会議の日だと思うのですが、朝1時間早く出社お願いできませんか?」と上司の方のご自宅へ夜遅く電話を入れます。

まず、上司の家に夜遅く電話を入れて、翌朝早く出社してほしいというのは常識外れだと思います。ただし、一人前になろうという情熱だけは、あの当時持っていたような気がします。

報告書や本を読んで暗記しても学校の勉強と同じです。暗記した量だけ成長するなら良いですが、実社会ではそうとはならないです。

だから、生の勉強会をして欲しいと願っていました。

社風がそうしたのだと思いますが、嫌な顔をされる上司の方はいませんでした。いつも喜んで私たちよりも早く出社されて待ち構えています。1時間のつもりの勉強会が朝礼寸前までというのがしばしば。

勉強会は白熱!質問ばかり・・・

勉強をする目的が違ったのだと思います。
会社から提供した勉強会や研修会で人は育つでしょうか?それに頼っていて良いのでしょうか?

伸びている会社ほど、自主的に集まります。勉強会もあちこちで勝手にやっています。

研修会のスケジュールなどを総務部や人事部が作成しなくてもしっかりと成長できる仕組みが出来上がっています。

このような環境が少なくなってきているとお聞きします。
だからこそ、あえて言いたいのです。自分から上司に聞きに行ったり、自分たちで勉強会を企画しないと会社は伸びません。

当然、自分の成長もないのです。勉強会は参加するのが目的ではなく、自分を成長させるためです。

自分の聞きたいことをテーマに勉強会をしていただく。それが一番効果があると思います。

一人前になりたいなら、自分から知りたいことを聞きに行かれてはいかがでしょうか?
09年10月21日 07時34分00秒
Posted by: takeuchiconsult
少しでも伸びている会社、利益を出している会社は、やはり違います。
従業員のバイタリティーが凄い。

みんな自然と笑顔。

新年会でも、もの凄いパワー。
力いっぱい楽しんでおられます。

こちらが何だかパワーをもらっている感じです。

その空間にいて楽しいです。また、従業員の方の笑顔が最高!


業績の悪い会社ほど、従業員の顔は下を向いている感じです。
どことなく笑顔もない。頑張っているのですが、第三者から見ると暗い。

解決策は、元気のある会社を見学したり、一緒に仕事させてもらうことではないでしょうか?あるいは、お話を聞かれては・・・

業績の悪い会社に3日続けて訪問すると、正直こちらも暗くなってしまいます。
何か対策はないかと知恵を絞るのですが、周りが暗くて意見が出ないとますます病状は悪化していきます。

大事な決断の時になると、
「武内さんはどう思われますか?」
と判断を仰がれます。

調子が悪いため、決断が鈍り、他人の意見を採用しようとされます。
悪くはないのですが、自主性が欲しいです。自信を付けて欲しいです。

遊びも力いっぱい楽しんでおられる会社は、仕事も凄いです。
給与や時給に関係なくやる気満々。家庭のことをほっといても仕事。

だから、ストレートに話すことができます。どう仕事を早く片付けるか、その一点に絞って話が進みます。

景気が悪く、忘年会・新年会、研修会など減っていると聞きます。でも。このような機会を積極的に設けようと経営者の方は頑張らないといけないと思います。

その場の従業員の笑顔を見たいがために、また頑張る!
よし、来年もやるぞぉ!

単なるお金儲けのためだけに事業を行うのは寂しいです。
従業員に笑顔が出るように育ててあげたり、その笑顔を見るために事業を行っておられる経営者の後ろ姿を見ると、感激です。

また、来年もこの新年会に参加させて欲しいです。
夢いっぱいの笑顔とパワー。
いつまでも継続されることを祈っています。
09年10月21日 06時33分00秒
Posted by: takeuchiconsult
仕事があり過ぎて、死にそうな職場。
自分から希望した訳でなくても入った瞬間から、仕事が山のようにあり、覚えてこなすしかない状態。

これが3年も続くと、店長職はできるでしょう。

逆に言うと、誰が店長になっても店が回る状態なのです。
伸びている企業様は、店長を育てている、優秀な人材を確保している訳ではないような気がします。

3年間勤めれば店長職ぐらいにはなれる仕組みがあるからです。店長をどう育てるかではなく、店長を育てる環境作りができているためです。

仕組みを作れば後は簡単。レールに乗せるだけです。

優秀な店長がいないから業績が悪いとお悩みの方が多いようですが、いつもいつも優秀な店長が入ってきたり、育つということはありえません。

そこそこの店長さんで数字が読める状態を作ることが先決です。その後、各店長さんのレベルをどう上げるかです。

そのレベルの上げ方も仕事の忙しさに比例します。忙しい職場ほど、人が育ちます。レベルが上がります。

忙しくてしようがない状態の店を作ることです。そこで、3年も仕事をすれば誰でも店長職にはなれると思います。

しかし、そこからです。人間いつまでも店長ということはないです。次の夢やビジョンが必要です。店長の次の職です。でも、店長は勤まるが、管理職になると力を発揮できない方をよく見ます。適材適所で判断されるのが良いのではと思います。

でもいつまでも店長というのも寂しいです。3年で店長になったのなら、早めに次の管理職のポストに上りつめて欲しいです。店長の次の職は何なのか?それを明示できていない企業様が多いようです。

だから店長になると疲弊して、辞めていくことになります。
社長や幹部と店長の間の職種がいつか必要になってきます。その職に人が就かないと、組織とは言えません。

理想でも良いので、店長の次はこんな仕事が待っているよと知らせてあげて下さい。

3年で店長になるのは簡単、店長の次の職を自分で見つける方がもっと難しいのではと思います。
09年10月20日 19時21分00秒
Posted by: takeuchiconsult
都内の焼肉業界の状況は、
良くて昨対90%、悪いところは昨対70~80%くらいだそうです。

でも昨対90%を維持をするのもたいへん。
どこが違うのでしょうか?

こちらのお店、四谷にあります。
大通りに面していますが、決して大きい店でないです。
しかし、いつもお客様でいっぱい。当然、予約を入れないと入れません。

東京ですから、有名人が来られて繁盛しているというのもありますが、それでも何か秘密があるはずです。

答えは、接客サービスと会話、パフォーマンスです。
基本的にお肉は、お客様に焼かせない。

サービス係の方が、商品説明をしながら、いろんな会話で笑わせてくれます。
(注:嫌な方、わずらわしいと思う方もおられると思います)
オーナーは、東大阪・若江岩田出身のコテコテ関西人です。

その日の仕入れに合わせたものが出てきます。
ドリンク以外は注文せずに、次から次へと出てきます。
お客様のお腹具合を見ながら・・・

キムチやもやしナムルが出てきた時も野菜の説明までされます。
夏野菜と冬野菜の違い、どこの産地のものを扱っているかなど・・・

さらに、赤身の肉が出てきた時は、紙ナプキンに肉の部位を書いて説明してくれます。当然、この紙ナプキンはいただいて帰りました。

もっとビックリしたことは、
最初にビールを頼んだ時に付け出しの海苔が出てきました。

その海苔を食べ終えると、
なんと・・・
残った紙ナプキンにこんなことがマジックで書いてありました。
「西くんをこれからもよろしくお願いします」
と・・・

この店に予約を入れてくれた親友のことをちゃんとアピールされています。

また、行きたくなりました。

しばらく東京出張の際は、おじゃましようかと思います。
09年10月20日 18時21分00秒
Posted by: takeuchiconsult
中小企業経営で一番大事なのは経理。

小さな規模の場合、社長の奥様が担当されているところが多いです。
もう少し大きくなって、組織的になってくると、同族ではない第三者の方が担当になります。このとき初めて、会社と言えるのではないでしょうか?

全くの赤の他人さんに、お金を任せる。
当初は結構勇気がいると思います。しかし、会社にしようと思えば避けては通れないことです。

それにお金の勘定や伝票・帳票を付けていただいているだけでは、ダメです。
優秀な経理担当者の方は、社長以上の金繰りのことをご存知です。

例えば、
月額の支払金額を知っている。
大きな支払い先と金額を知っている。
各種税金の支払金額を知っている。
ということは、必然的に資金繰りが頭に入っておられます。

私も個人的に社長に資金繰りを聞くよりもダイレクトに経理担当者の方にお聞きすることがあります。

「1ヶ月の最低支払金額はいくらですか?」
とお聞きすると、
スバッと「○○○○円です」と返ってきます。
流石です。

でも一つ心配があります。
失礼ですが、もし、経理担当者が倒れた時、どうしますか?
その方の代わりがいないと会社は機能しなくなってしまいます。

中小企業ではもしもが付きものです。
その時は、残っているメンバーでやり繰りしないといけません。

いざという時は、社長や社長の奥さん、息子さん、娘さんで対応するしかないです。

できれば、給与計算なども含めて、社長がいざという時にはできるようにされておくのが良いのではと思います。

でも盤石な会社には必ず優秀な経理の方がおられます。
数字をコントロールする裏方さん。営業など表に出てくることはないですが、この方がいるおかげで会社は回っている。そんな方です。

営業マン以上に育てるのが難しい部門です。センスとやる気が問われます。
経理を強くしようと思えば、帳簿を付けるだけではなく、会社の仕組みやお金の流れなども教えるべきです。

十数年勤めていただくと、いつかスーパー経理マンに・・・時間はかかりますが、いてくれると助かる存在に変身してくれます。できる営業マン育成も大切ですが、それ以上に長い目で、経理担当者の方、育ててあげて下さい。
09年10月20日 17時40分00秒
Posted by: takeuchiconsult
過去の実績が通用しない時代。
過去3カ年の数値をベースに経営計画書を作らないことです。

過去の数値がベースになりません。昨年の数値すら参考にならない場合があります。

過去は過去です。
良い時の数値をアテにして経営計画書を作るとたいへんなことになります。同じような状況下ではないはず。

企業再生の経営計画書作成作りの際にも過去の数値を参考にしません。理由は、現場に入って数値を組み立てないと意味がないからです。今現在の状況と今後の伸びしろを換算して数値を作ることが大事だと思います。

だから今を基準に将来を設計する必要があります。
過去の積み重ねの上に未来はないです。
ということは、毎年見直していかないと、計画どおりには行かないということです。

過去数値がこれほどアテにならないとは・・・

このことは本当に大きな注意点だと思います。
過去の決算書を並べても未来は見えてきません。

ということは、作成者も今現在のことを熟知していて、未来を設計できる方でないと書けないということです。

外部環境という意味合いも日本全国や商圏内の業界動向というだけにとどまらず、世界中の景気動向が影響する時代です。

過去と比較しようと思っても比較できないです。過去と今とでは環境が違い過ぎるのです。

だからベースは今。
そこから組み立てるしかないです。

くれぐれも過去の数値を見ながら作らないようにされて下さい!
過去は過去です。
09年10月20日 17時20分00秒
Posted by: takeuchiconsult
ワインはどこまで揃えますか?

趣味では当然ダメ!ある程度計画が必要です。
特に売上ではなく、在庫金額、年間の仕入れ金額。

空きスペースが目立つとまた仕入れたくなります。
しかし、一度仕入れた商品、どれくらいの期間で売り切れますか?

せっかく、売り切ったのに、また仕入れるのぉ?

売場やセラーを充実させたいというお気持ちわかります。
だからと言って見栄で商売をしていると潰れます。

こんなに景気が悪いのに、以前と同じような仕入れで良いのでしょうか?

商品回転率の悪いものほど注意しておかないと経営を圧迫します。
だから、まず年間の仕入れ予算を決め、それ以上は絶対に仕入れないこと。
どんな好条件でも我慢すること。数字を基準に仕入を考えること。

また商品回転率を上げるための施策を考える必要があります。
1000円以下の低単価のワインならセルフの売場で十分対応可能ですが高額ワインは並べておくだけでは無理です。仕掛けが必要です。
来店されないお客様へのアプローチです。

仕入れた瞬間に、高額ワインに興味のある方へのご案内。
ワインリストを郵送してもメールでも良いです。
またこのような高額ワインが好きな方の輪を広げていく運動も必要です。ワイン会などを自主的に開催して少しずつ増やしていくことです。

この高額ワイン、全くないと売場に遊びがなく寂しくなります。
しかし、売場輝くくらいに商品があると今度は経営が危なくなります。
その頃合いをどこで判断するか?

まずは、同じワインでも低単価ワインと高額ワインを全く別物として考えること。別部門として考えられてはいかがでしょうか?

低単価ワインは、通常通り、なくなれば補充する感覚で良いと思います。

一方、高額ワインは、仕入れた場合のことを想定して、買ってくれそうなお客様の顔が浮かびますか?その分だけ仕入れて下さい。

一品当たりの単価が張り、商品回転率の鈍いものは、別モノと考えて仕入計画や予算を組む必要がありそうです。

経営がおかしくならない程度に、上手に遊びを作って下さい。
09年10月20日 16時19分00秒
Posted by: takeuchiconsult
どの業界も苦戦中。
理由は、景気が悪いからというよりもマーケット自体が縮小しているというのが多いようです。

マーケットが伸びているという業界は、もうあまり聞かなくなりました。
マーケットが縮小してくると、どんな対策を打っても成果は上がっても縮小分を補えなくなります。

それが大きなへこみがあるなら抜本的に対策を打てるのですが、毎年徐々に減っている状態では思い切った手が打てません。

コンサルタントの業界も同様なようです。どの企業様も苦戦中なので、コンサルタント経費の削減・圧縮に走られています。

新規の依頼が減ったというよりもなくなったという感じ。今までのお付き合い企業様や紹介案件がほとんどです。本当にそれ以外の方は、どうなったのかなぁという感じ。

百貨店やGMSも大苦戦と聞いています。いろんな意味でニーズが変化しているような気がします。いつまでも同じビジネスモデルが通用するはずがありません。

このままでは、毎年数字を落とし続けるでしょう。それに回復したからといって何割も上がる訳でもなく、実質厳しい状況が続くような気がします。

今のビジネス以外のものを立ち上げないと、落ち込みをカバーできないところまで来ている業種もあると思います。だから昨対70%台が3ヶ月続けば、決断されても良いのではないでしょうか?

新しいことを考えてもすぐには成果は出ません。3年後、5年後の種まきにしかなりません。それも芽が出るか、花が咲くかは誰にもわかりません。しかし、精神的に安定します。未来への投資がしっかりとできていると・・・

正直、縮小マーケットの減少を抑えることは、一企業の力では無理です。
しかし、どこまで縮小するかは予測が必要です。

損益分岐点の圧縮を行ってもいずれ限界が来るでしょう。自社だけは大丈夫なんてことはないはず。売上が上がっても利益が上がらないなら決断が必要です。

今大切なのは、売上や規模ではないです。営業利益が出ているかどうかです。
利益の出ていないものは、どうするか?これからの予測も含めて決断が必要かもしれません。

マーケットが縮小しているのに、俺だけは大丈夫だ!というのはないと思うのですが・・・
09年10月20日 15時19分00秒
Posted by: takeuchiconsult
昨日も電話が・・・
お客様:「業界動向はどうですか?」
私:「気にしないでください。自分のことだけ考えて下さい。」

景気が本当に悪いので、あちこちと情報収集に走られています。
自分のお店よりも悪い状況を聞くとほっとする?
まだ自分の方が良いんだ・・・

そんなことはないかも?
いつか自分の町にも同じような状況がいつかやってくるかもしれません。

最近、本当に電話が多いんです。
突然かかってきます。世の中の生の状況がどうなっているかお知りになりたいようです。

でもそれを知ったからと言って、何か良い対策が浮かんでくる訳ではないと思います。ますます不安になるだけです。世の中の状況に合わせて予算を組み直そうとしても何を基準するのか、それ自体がないのです。

もうこれ以上周りの状況を知ろうとしたり、情報を集めても自社に好影響をもたらさないのではと思います。

今やらなければならないのは、自社を守ること。
自分でできる範囲のことを最大限やること。すぐにやること。

他社のことや世の中のことを考えている余裕なんてないはずです。
自分の会社のことについて考える時間を多く持ち、即改善・改革に着手することです。

情報は安定剤ではないです。聞いて安心するなんておかしいのでは・・・

だからご質問内容も
「自社は具体的にどうすれば良いですか?そのアドバイスを何かいただけませんか?」
というのならわかります。
「世の中どうなっていますか?」
と言われてもそのまま答えますが、それを聞いてもプラスにはならないと思います。

周りが気にならないくらい、自社のことに邁進すること。

もっともっと自分のことを考えられてはいかがでしょうか?

それが不況脱出の一番の糸口になると思うのですが・・・
09年10月20日 14時18分00秒
Posted by: takeuchiconsult
私は朝早く出張することがよくあります。
6時前に家を出ることも。。。

駅へ行く道の商店街に1件、6時前から開いている喫茶店があります。
6時なのに客席の半分くらいは、もう埋まっています。
凄い!

冬の朝6時は暗いです。
店内の電気を付けているだけで目立ちますし、営業しているのがわかります。
ということは電飾看板などいらないということです。

朝、どうしても利用したい方は、その灯りに惹かれてやって来られます。
ファーストフード店は、たぶん朝7時からというところが多いのではないでしょうか?だから、こちらのお店が開いていることを知った方は、自然と来店されます。

それに朝6時は早いですか?
お年を召された方は、朝4時や5時には起きておられます。私も年を取ったせいか、朝5時から5時30分くらいの間に、目覚まし時計もなく起きれます。

新聞が来る前に目が覚める。やることがなく、手持無沙汰の方も多いのではないでしょうか?あるいは、極端に朝早く仕事に出かける方や夜勤明けの方もおられるのでは?

夜、店を開けていてもお客様が来ないのなら、朝早くも差別化の一つになります。

最近、居酒屋などでは、夜17時からは来店客がないので、18時からのオープンにし、夜1時間遅くするなどの対策を打たれています。

それなら、朝早くも良いのでは・・・
既成概念で商売をしないこと。
どこよりも朝早く店を開けることも戦略の一つになります。


営業時間を考慮することも世の中の時流に合わせて対応することが必要な気がします。喫茶店でモーニングを利用されるサラリーマンの方のピーク時間は、7時30分~8時30分です。

しかし、サラリーマンでない方も顧客におられるはずです。そのような方を開拓するにはメニューでの対応ではなく、営業時間の対応が必要だということです。

地域一番の喫茶店にされたいのなら、町で一番最初に灯りのつく喫茶店を目指されてはいかがでしょうか?

喫茶事業や飲食事業ばかりでなく、他の事業においても一番夜遅くまで灯りが付いている会社だと自慢するのではなく、どこよりも早く灯りがついている会社を目指されませんか?その方が効率的で、業績も上がると思います。

早くオープンする、仕事を始める。
それが一番簡単な、活性化策のような気がします。
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