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調査会社によると、現在20%を占める65歳以上の高齢者の割合は、23年には30%に達する。この予測に対応して、大手食品メーカーが高齢者向けの食品事業を拡大している。この戦略は基本的には、市場の細分化の典型といえるが、イノベーションとイミテーションの観点から考えると...

日本酒大手が海外市場での生産・販売を強化している。欧米での和食ブームを追い風に海外での日本酒需要を開拓し、現地での供給能力も高める。少子高齢化が進む日本では、総ての企業は、減少する市場で限りあるパイの奪い合いをしている。しかし、海外市場に目を転じれば、発展...

いよいよ日立製作所が「脱・総合電機」へと大きく舵を切る。日本を代表する超巨大企業であり、日本中の優秀な人材を集めた企業では、とにかく成長することが最優先課題になってしまう。投資家も、超優良企業なのだから、限りなく成長してくれるだろうと、勝手に思い込んでしま...

「これは一大事。我々のビジネスは消滅する」とアメリカ中の書店が大騒ぎした。アマゾンがインターネット上で書籍販売を始めたときの話ではない。19世紀末に、全米で図書館網の整備がすすみ、図書館の数が急増したときの話しである。しかし、書店主の心配をよそに、書店がなく...

激震が続くデトロイト。ついにGMの一時国有化が決定した。これで、Big Threeで、本当の意味で生き残ったのはフォードだけとなった。フォードが生き残ったのは、新社長になったアラン・ムラリーに負うところが大きい。ボーイングからリクルートされてフォードの社長になった彼が...

業績悪化を受けて、大手企業が仕入先を大幅に絞り込んでいる。この決定に大打撃を受けている中堅企業も多い。大手企業から仕事をもらっているから、我が社のビジネスは大丈夫と安心していた中堅企業には、緊急事態である。しかし、大手企業の立場から考えると、業績が悪くなる...

ビジネスも戦いである以上勝たないと意味がない。孫子が述べているように、戦わずして勝つのが最高である。百回戦って百回勝っても、それは最上の勝利ではない。戦わずして相手を屈服させることこそ、最上の勝利なのである。景気が停滞して消費が低迷すると、多くの企業が商品...

パナソニックは、薄型テレビ用の次世代パネルで本命とされる有機ELの開発を加速する。現時点で先頭を走っている、どんなに優れた技術でも、いつかはそれに代わる技術が台頭してくる。そのため、常に技術革新を怠ることなく、新しい技術に投資をする必要がある。そして、自社の...

大きいビジネスになると考えて、新ビジネスの戦線を急速に広げていく戦略は、短期的には売上げが増加しても、長期的には売上げが低迷して苦境に陥る場合が多い。将来性の大きいビジネスには、多くの企業が群がり、最終的には、規模の経済性を争う戦いになる可能性が高い。規模...

ビジネスでは、成功している競争会社に対抗するのに、競争会社と同じ戦略をとるべきではない。孫子の兵法の基本は、「強を避けて弱を撃つ戦略」を展開することである。しかし、大抵の場合、安全を追求して、成功している競争会社と同じ戦略をとって、結果的には、競争会社の最...

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  1. 2009年04月19日 プロフィール(5799)