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日本航空の先行きが予断を許さない事態になってきた。日航は、金融バブルの影響で国際線を利用する日本のビジネスマンが激変したのが、大きな原因であるとしているが、業績をみると2005年以降、ほとんどの半期で最終損益が赤字に終わっている。このような収益構造では、事業に...

外食産業の業績が低迷している。景気が停滞すると、消費者が外食を控えるのは自然の流れといえる。政府が手厚い生活保護を支給しても、そのお金が外食に回る可能性は少ない。経済が活性化されない限り、外食産業の復活は難しい。そのような状況のなか、中堅の居酒屋チェーンが...

日本の農産物が競争力のある輸出品として注目されている。2008年の農産物の輸出は、5,078億円で、04年比で1.4倍に増加している。最大の輸出先は香港であるが、米国が第二位であることが注目され、中東では日本製ミネラルウォーターの人気が高まっている。近隣アジア諸国の生活...

電通が、地方団体や観光団体などを対象に「地域ブランド化」の支援事業に乗り出す。地域が持つ観光資源やイメージ調査から、観光客増加のための地域ブランドの構築、情報発信の支援まで一括して請け負う。政治の世界では、いつのまにか道州制が話題に上らなくなり、代わって地...

雇用状況の改善が進まない。サプライサイド軽視の政策を推進した結果、企業の競争力は低下し、大学新卒者の内定率の低下という憂慮すべき事態が起きている。これでは、若者の将来にも大きく影響し、日本の国力低下が懸念される。従来型のビジネスでは、雇用拡大は難しく、各企...

韓国のサムソン電子が、バックライトに発光ダイオードを搭載した液晶テレビに経営資源を集中して大躍進している。高価値商品と位置付けしているため、販売価格が下がりにくく利幅が大きい。北米市場では薄型テレビ全体の平均価格がソニーを超える原動力になっている。テレビCM...

スターバックスがインスタントコーヒー市場に本格的に参入する。VIAという商品名で米国とカナダで、すでに発売を開始した。やや高めのコーヒーを売り物としてきた同社は、世界的な消費低迷のあおりで販売低迷が続いており、1杯あたり1ドルを切る低価格で、手軽さと割安さをア...

トヨタはグループの証券事業を、独立系の中堅証券会社に譲渡する。経営資源を自動車事業に集中し、収益力を強化する。国内市場では、価格破壊が潮流になり、すべての業界で安値攻勢が続いている。安値競争は、さらなる安値を求める顧客を刺激する。その結果、競争力を持たない...

集客型エンターテイメントのチケット市場規模が2008年は、前年比1.2%増の1兆1600億円で2000年以降では、最高の市場規模を記録し、2009年は横ばいになると予測される。現状の消費不況下でもエンタメ市場は、単価の低いジャンルを中心に健闘している。落語や漫才を始めとして、...

銀行・証券を融合した事業を目指す三井住友と、独立した証券会社の立場を守りたい大和の経営戦略の違いから、10年前に両社が法人向けに設立した合弁会社である大和證券SMBCが大和の100%子会社になる。今春、三井住友がシティグループから、日興コーディアル証券の買収を決めて...

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