皆さんこんにちは。

突然ですが、皆さんは、ビジョンという言葉をご存知ですか?
ビジョンとは、「将来の姿」のことです。
会社のビジョンもあれば、自分自身のビジョンもあります。

仕事柄、経営者に「3年後はどんな会社になっていますか?」とお伺いすることも多いですが、明確に答えが返ってくることは正直少ないです。

高度経済成長期には、終身雇用が当たり前で、転職をするのはタブーという雰囲気がありました。
私も初めて転職した時は、両親や周りの人達に考え直すよう説得されました。
それだけ、転職をすることに対してマイナスイメージを持っていた方が多かったように思います。

今振り返れば、今と同じく昔も、明確に会社の将来像を示していた会社は少なかったと思います。

ただ、終身雇用が当たり前の時代、社員は皆この先ずっと今の会社にいると考えており、わざわざ会社が将来の像を社員に示さなくても、目の前にいる上司の姿がそのまま自分の将来の姿だと認識していました。今は辛くても、将来はあの上司のようになれるのだということが、モチベーションを支える大きな要素となっていました。

しかし、現在は、終身雇用が崩壊し、転職は当たり前の時代になっています。

そんな中、社員は、自分の会社の上司の姿を見て、自分の将来の姿だと思うでしょうか?
ほとんど人はそうは思わないと思います。
なぜなら、3年後に自分がこの会社にいるか分からないし、もしかしたら3年後この会社があるかどうかも分からない時代になってきているからです。

だからこそ、経営者が会社の将来像を明確に示していかなければなりません。

ビジョンの必要性を少しは感じていただけましたでしょうか?

ビジョンの必要性は感じたが、どうやって作ればいいの?と思われる経営者もいらっしゃると思いますが、難しく考える必要はありません。

3年後には、事務所や店舗・工場はどこにどのくらいあるのか?どんなお客様が、どの程度いるのか、どんな商品やサービスを提供しているのか?どんな組織で、社員はどんな状態になっているのか?などの会社としてなりたいイメージを明確にして伝えるだけです。

弊社では、合宿研修等を用いたビジョンの作成・浸透を行っていますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。