先日あるお客様から苦言をいただきました。お客様であり人生の先輩であり、金融マンとしての大先輩である尊敬できる方です。

　その方が半年ほど前に『町さん、車汚れてるで。』と言われてから、毎週末手で洗車するようになりました。今回はサービスそのものと言うよりも、会社としての事務対応についてのご意見でした。

　コンサルタントと言う仕事は、うまく行けば行くほど勘違いしてしまう仕事です。例えば普通に商品を販売していると、業績が上がるほどにお客様に対する腰は低くなるものです。

　ところがこの仕事はお客様が増えたり、評判が上がるほどに『先生』と呼ばれる回数が増え、満腹でもないのにふんぞり返ってしまいがちです。

　僕にはたまたまご意見いただける方が居て良かったと思います。また、僕自身も他人にアドバイスをさせていただいた時に、『相手の意識だけではなく行動を変える』レベルになりたいものだと思いました。

　開業からちょうど二年が経ちました。自分でも驚きですが、本当に色々な経験をさせていただきながら、会社として個人として成長させていただいています。

　僕の仕事のやり方は
　①最初に目的意識を持つことの重要性をじっくりと説明し、
　②そこから現状分析をして問題発見をして、
　③具体的対策を自分達で考える仕組みを作ります。

　僕が提供できる“目に見える商品”は管理に関するツールや人事制度の仕組みです。が、『プレジャーサポートがなぜ存在するのか？』と言われると、仕組みを提供するためではなく“頑張る人が迷わず笑顔で過ごせるための喜びの支援”のためです。

　ですから、仕組みの提供を目的にしてしまうと『で、何のためにこの仕組みを導入するの？』が曖昧になって、結局長続きしません。ですから回り道でも必ず①の目的意識を統一します。以前は②からスタートしていました。

　しかし経験を積み重ねるうちに気付いたのです。『仕組み＝手段を提供するのが自分にしかできないことなのかな？』そう考える内に何度か失敗もしました（古くから一緒に成長していただいているお客様には感謝の気持ちでいっぱいでございます）。

　先日ある会社からご契約をいただき、経営者の方と話しながら聞かれました。『町さん、契約する前に一年間でしていただけることを教えていただけますか？』僕は三年分お答えしました。社長は『じゃぁ、三年後にはどうなるんですか？』

　僕は答えました。『今の三年分は、僕の今のレベルで提供できる内容をお伝えしただけです。三年前には何も提供するものはありませんでした。ですからきっと三年後には更にレベルアップしているはずですし、そうなる様に勉強します。』

　というわけで、新しい期が始まりましたので、またご声援をお願いいたします！！