2013年 5月の記事一覧
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みなさん、こんにちわ。
広島の経営コンサルティング会社のエムアイシーコンサルティングです。
先週まではGWの連休でしたが連休明けていかがでしょうか?
広島では明日の12日(日)までひろしま菓子博2013が開催されています。昨日までの入場者が70万人を超えているので当初目標の80万人達成は確実ですね。多くの方に広島に来広いただいたと思いますが、観光都市として今回の成果と反省点は次に活かしていくべきですね、広島県の方、広島市の方。
また、来週楽しみなのが、「ミシュランガイド広島」の発行です。日本では東京等の関東圏、京都等の関西圏、北海道に次ぐ発行ということで、Hirosimaが日本の都市として世界からの認知度の高さを感じます。ミシュランはタイヤの会社です。もともとミシュランガイドは運転者向けのガイドブックとして発行されたものですが、今では世界中でレストランガイドとして認識されていることは、当初の編集者や発行に携わった人も予想外だったのではないでしょうか?
昨日は為替も4年7カ月ぶりの101円と、一時70円台だったことを考えると大幅な円高修正が起きました。これにより良い影響を受けている大手製造メーカー等はありますが、やはり物事には2面がありますから、悪い影響を受け始めている企業はこの局面を打開していかないといけないですね。
今回も前置きが長くなりすぎましたが、今回も『損益分岐点』についてお話します。損益分岐点については前編として前回も書いていますのでその部分はシリーズ⑤で確認しておいてください。
前回は『必要な粗利益額』がわかりましたよね。
では次はその粗利益額を達成するためにいくら売り上げればいいか、『必要な売上高=損益分岐点売上高』について解説していきます。
計算は難しくありません。
必要な粗利益額を粗利益率(※粗利益率についてはシリーズ③をご覧ください)で割るだけです。計算してみましょう。
必要な粗利益額は270円です。
だいこんを140円で販売した場合の粗利益率は29%でした。
270円÷29%=931円
これが140円で販売した場合の必要な売上高です。
931円ですから販売単価の140円で割ると・・・6.65本になるので7本!
7本売れば利益はトントンにはなるのです。
計算してみますね。
売上高 980円(140円×7本)
原価 700円(100円×7本)
粗利益 280円
広告費 50円
光熱費 30円
車両費 80円
消耗品 10円
人件費 100円
固定費 270円(合計)
営業利益 10円(粗利益ー固定費)
店主「そうか!7本売ればトントンを上回っていたんだ。くそ~、あと1本足らなかったのかぁ~。それを知っていれば、在庫に残っている1本をあと10円値下げしてでも売れば△30円の赤字にならずにすんだのに。7本を140円で営業利益が10円残っているから7本目はさらに10円値引きして売ってもちょうど0円の利益になるから赤字にはならないし」
そうなんです。損益分岐点まで何本売ればいいか、いくら粗利益を稼げばいいかを知ることで、締め切り間際のセール(いわゆる決算セール)等をすることで営業利益を増加させることができるんです。
ここですご~く大事なことが出たので整理しますね。
①この『必要な粗利益額』から算出した『損益分岐点』を理解する
②タイムリーに、今どれだけ粗利益を稼いで、あとどれだけ稼げばいいかを把握する
という2点が大事になります。この2点を抑えるだけで上の店主さんのように何をどれだけすればいいか、がわかるのです。
あなたの会社では、いくら稼げばいいか、今の時点であとどれだけ稼げばいいか、が把握できていますか?またこれは会社で社長だけが知っておけばいいことではありません。
実際仕入れをして販売活動をするのは中小企業では社長を含めた幹部や従業員です。この皆がこれを知っておく必要があります。
逆に全員が知っておくと、企業業績にどれだけ前向きな影響を与えると思いますか?
直接行動につながってきますのでこれはすごく大事なことです。是非取り組んでみてください。
次回はこの八百屋さんの事例をさらに発展させて、キャッシュフロー経営のヒントになるポイントをお話していきます。キャッシュフロー経営については多くの方が興味を持たれていると思いますので楽しみにしておいてください。
今回も最後までおつきあいいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう!
エムアイシーコンサルティングホームページ
広島の経営コンサルティング会社のエムアイシーコンサルティングです。
先週まではGWの連休でしたが連休明けていかがでしょうか?
広島では明日の12日(日)までひろしま菓子博2013が開催されています。昨日までの入場者が70万人を超えているので当初目標の80万人達成は確実ですね。多くの方に広島に来広いただいたと思いますが、観光都市として今回の成果と反省点は次に活かしていくべきですね、広島県の方、広島市の方。
また、来週楽しみなのが、「ミシュランガイド広島」の発行です。日本では東京等の関東圏、京都等の関西圏、北海道に次ぐ発行ということで、Hirosimaが日本の都市として世界からの認知度の高さを感じます。ミシュランはタイヤの会社です。もともとミシュランガイドは運転者向けのガイドブックとして発行されたものですが、今では世界中でレストランガイドとして認識されていることは、当初の編集者や発行に携わった人も予想外だったのではないでしょうか?
昨日は為替も4年7カ月ぶりの101円と、一時70円台だったことを考えると大幅な円高修正が起きました。これにより良い影響を受けている大手製造メーカー等はありますが、やはり物事には2面がありますから、悪い影響を受け始めている企業はこの局面を打開していかないといけないですね。
今回も前置きが長くなりすぎましたが、今回も『損益分岐点』についてお話します。損益分岐点については前編として前回も書いていますのでその部分はシリーズ⑤で確認しておいてください。
前回は『必要な粗利益額』がわかりましたよね。
では次はその粗利益額を達成するためにいくら売り上げればいいか、『必要な売上高=損益分岐点売上高』について解説していきます。
計算は難しくありません。
必要な粗利益額を粗利益率(※粗利益率についてはシリーズ③をご覧ください)で割るだけです。計算してみましょう。
必要な粗利益額は270円です。
だいこんを140円で販売した場合の粗利益率は29%でした。
270円÷29%=931円
これが140円で販売した場合の必要な売上高です。
931円ですから販売単価の140円で割ると・・・6.65本になるので7本!
7本売れば利益はトントンにはなるのです。
計算してみますね。
売上高 980円(140円×7本)
原価 700円(100円×7本)
粗利益 280円
広告費 50円
光熱費 30円
車両費 80円
消耗品 10円
人件費 100円
固定費 270円(合計)
営業利益 10円(粗利益ー固定費)
店主「そうか!7本売ればトントンを上回っていたんだ。くそ~、あと1本足らなかったのかぁ~。それを知っていれば、在庫に残っている1本をあと10円値下げしてでも売れば△30円の赤字にならずにすんだのに。7本を140円で営業利益が10円残っているから7本目はさらに10円値引きして売ってもちょうど0円の利益になるから赤字にはならないし」
そうなんです。損益分岐点まで何本売ればいいか、いくら粗利益を稼げばいいかを知ることで、締め切り間際のセール(いわゆる決算セール)等をすることで営業利益を増加させることができるんです。
ここですご~く大事なことが出たので整理しますね。
①この『必要な粗利益額』から算出した『損益分岐点』を理解する
②タイムリーに、今どれだけ粗利益を稼いで、あとどれだけ稼げばいいかを把握する
という2点が大事になります。この2点を抑えるだけで上の店主さんのように何をどれだけすればいいか、がわかるのです。
あなたの会社では、いくら稼げばいいか、今の時点であとどれだけ稼げばいいか、が把握できていますか?またこれは会社で社長だけが知っておけばいいことではありません。
実際仕入れをして販売活動をするのは中小企業では社長を含めた幹部や従業員です。この皆がこれを知っておく必要があります。
逆に全員が知っておくと、企業業績にどれだけ前向きな影響を与えると思いますか?
直接行動につながってきますのでこれはすごく大事なことです。是非取り組んでみてください。
次回はこの八百屋さんの事例をさらに発展させて、キャッシュフロー経営のヒントになるポイントをお話していきます。キャッシュフロー経営については多くの方が興味を持たれていると思いますので楽しみにしておいてください。
今回も最後までおつきあいいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう!
エムアイシーコンサルティングホームページ
6月6日(木)の18時より、下記の内容でセミナーを開催いたします。
是非ご参加下さい!
キャッシュフロー経営セミナー
なぜお金が回らなくなるのか?資金繰り改善の6つのポイント
アベノミクスの影響で株価は上昇し、円安に回復してきています。しかし中小企業の業況回復にはまだ至っておらず、円安は逆に原材料や燃料費の上昇を招いています。
そうした中、中小企業がこの業況を乗り越えていくには資金繰りの改善が必須です。
経営者の方からは、「資金繰りを改善して事業を安定させたい」、「業績は順調なのに資金が不足してきている」、「手元資金の減少を食い止めたい」、といった要望をよくお聞きします。
会社によっては黒字なのに資金が足らない、あるいは、あの会社は何年も赤字なのに潰れない、というのは実はある大きな誤解があるのです。今までの経営を続けていると、「黒字だから・・・」と言っても倒産する可能性もあるのです。
弊社ではこれまでの数多くの資金繰り改善・資金調達支援の実績があります。そういった経験から、資金繰りを悪化させているポイントとそれを改善する改善策をわかりやすくまとめました。また広島市内の金融機関と常に情報交換等をし中小企業の借入等の状況を掴んでいます。
今の会社の状態でどこに手を打てば資金繰りが改善するか、今は大丈夫だけど資金繰りが悪くならないために何に気をつけておくべきか、といった点をわかりやすく解説いたしますので、御社の経営にお役立て下さい。
プログラム・概要
1、なぜ資金繰りが悪くなるのか?
2、これをおさえれば改善できる6つのパターン
3、試算表や決算書からも原因は発見できる
4、キャッシュフロー経営をするには
5、金融円滑化法終了後の借入について
6、金融機関との付き合い方
日時:平成25年6月6日(木)
18:00~21:00
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ南棟4階
広島市中区袋町6番36号
対象者:経営者様、経営幹部様、後継候補者様
参加費:2,000円/1名様(税込)
講師:弊社コンサルタント2名
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キャッシュフロー経営セミナー
なぜお金が回らなくなるのか?資金繰り改善の6つのポイント
アベノミクスの影響で株価は上昇し、円安に回復してきています。しかし中小企業の業況回復にはまだ至っておらず、円安は逆に原材料や燃料費の上昇を招いています。
そうした中、中小企業がこの業況を乗り越えていくには資金繰りの改善が必須です。
経営者の方からは、「資金繰りを改善して事業を安定させたい」、「業績は順調なのに資金が不足してきている」、「手元資金の減少を食い止めたい」、といった要望をよくお聞きします。
会社によっては黒字なのに資金が足らない、あるいは、あの会社は何年も赤字なのに潰れない、というのは実はある大きな誤解があるのです。今までの経営を続けていると、「黒字だから・・・」と言っても倒産する可能性もあるのです。
弊社ではこれまでの数多くの資金繰り改善・資金調達支援の実績があります。そういった経験から、資金繰りを悪化させているポイントとそれを改善する改善策をわかりやすくまとめました。また広島市内の金融機関と常に情報交換等をし中小企業の借入等の状況を掴んでいます。
今の会社の状態でどこに手を打てば資金繰りが改善するか、今は大丈夫だけど資金繰りが悪くならないために何に気をつけておくべきか、といった点をわかりやすく解説いたしますので、御社の経営にお役立て下さい。
プログラム・概要
1、なぜ資金繰りが悪くなるのか?
2、これをおさえれば改善できる6つのパターン
3、試算表や決算書からも原因は発見できる
4、キャッシュフロー経営をするには
5、金融円滑化法終了後の借入について
6、金融機関との付き合い方
日時:平成25年6月6日(木)
18:00~21:00
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ南棟4階
広島市中区袋町6番36号
対象者:経営者様、経営幹部様、後継候補者様
参加費:2,000円/1名様(税込)
講師:弊社コンサルタント2名
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