2010年 9月の記事一覧

«Prev1Next»
10年09月24日 21時40分40秒
Posted by: mansyonkanrisi
 個人(会社等も含む)対個人の民事上の争いがある場合、話し合いがつか
なければ裁判所に訴えることになる。

 裁判を起こす場合、弁護士に依頼する場合が多い。事件が複雑で、訴額も
多いときには、弁護士に依頼するのが妥当であろう。

 弁護士に依頼すると、本人は、法廷に出頭する必要がなく(但し、証人と
して出廷をしなければならないときがあることはある)、一々相手方と話すこ
ともなく、面倒がなくなる。

 しかし、弁護士に依頼すると、弁護士費用がかかる。この点は覚悟しなけ
ればならない。その費用については事前に十分確かめなければならない。

 弁護士をつけずに訴訟を提起する、いわゆる本人訴訟も意外と多いものだ。
請求額が140万円以下の事件については、簡易裁判所が管轄する。簡易裁
判所が1年間に扱う約56万件の事件のうち、約七割が本人訴訟だ。

 マンション管理組合の役員の方々に知っておいてもらいたい。わずかな管
理費等の不払請求につては、自分達で訴訟ができるということを。訴訟を提
起することによって、例え、相手方が支払をしなくても、時効の中断の効果
があることに注意してほしい。

 なお、一定の認定を受けた司法書士も、簡易裁判所では訴訟代理ができる
ようになったということも、知っておいてほしい。

 訴額が140万円を超えると、地方裁判所が管轄する。地方裁判所で1年
間に扱う約20万件の事件のうち、約3割りは弁護士を付けずに行う本人訴
訟である。

 証拠があって、その額もはっきりしている場合などは、本人訴訟でも問題
はないのである。管理費等の不払請求などは、本人訴訟でも十分にやってい
ける。

 裁判所の窓口で、訴訟の提起の仕方をある程度教えてくれる。また、裁判
所のホームページなどにも、訴状の書き方等が書いてある。少しの手間と、
少し頭を使うと、少ない費用で裁判を起こせるのである。このことはこのブ
ログで何度も指摘してきた。

 ※一般社団法人エースマンション管理士協会のホームページhttp://acemansyonkanri.law.officelive.com/

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/4i320vqvtdpv
にほんブログ村 住まいブログ マンション管理へ
にほんブログ村 
10年09月16日 14時58分01秒
Posted by: mansyonkanrisi
 小沢と菅のあまり意味のない争いがあり、菅が勝利し、とりあえず
日本の総理大臣は菅が続けることになった。

 菅総理は、厚生大臣のときに薬害エイズの問題で、大いにその存在
感を示したことがある。また、野党時代にも、国会で大臣をするどく
追求していた。

 そういう印象が強かったせいか、総理大臣になってからの言動には、
何か物足りない。そう云えば、野党時代のするどい追及も、何だか揚
げ足とりが多かったように思う。

 薬害エイズのときの対応も、今までの大臣の対応がなっていなかっ
たからであって、ごく当たり前の対応であり、それが騒がれたことこ
そ、問題である。

 だから、菅総理は、政治家として有能ではないかも知れない。何を
もって有能かというと、いろいろ考えもあると思うが、今回の小沢と
の争いで、菅に投票した人達が、小沢はとんでもないので、菅にする
という消極的な支持が多かったことがそれを物語っていると思う。

 しかし、どうあれ、一国の総理大臣という最高権力を手にした以上、
長年の総理大臣の夢がかなったと、能天気な破顔など見せず、この国
の将来を真剣に考えて、政治をやってほしい。

 いつの間にか消費税の問題を語らなくなった。信念を持ってこの国
を立て直すという意気込みや信念が感じられない。奥さんの方がよっ
ぽど、骨があるのではないか。

 その他に、党運営や内閣改造の問題、沖縄の基地の問題等々につい
て、まわりをキョロキョロ見ながら、腰の定まらない態度を取ってい
たら、すぐに、国民の支持を失い、また、短命内閣に終わると思う。

 同世代の菅総理大臣に対して、ちゃんとした政治をやってほしいと、
願わずにはいられない。照れずに、ちゃんと奥さんの話しにも耳を傾
けて国民の声はどこにあるかを考えてほしい。

 それから、総理大臣の間は、くれぐれも、能天気な破顔を封印して
ほしい。

 ※一般社団法人エースマンション管理士協会のホームページhttp://acemansyonkanri.law.officelive.com/

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/4i320vqvtdpv
にほんブログ村 住まいブログ マンション管理へ
にほんブログ村 
10年09月13日 19時02分07秒
Posted by: mansyonkanrisi
 住宅ローンの破綻が急増しているという。このブログでも住宅ローンの
破綻について以前に指摘していたが、最近は急増しているらしい。

 何千万円もする新築住宅を買い、毎月10万円を超えるローンを支払っ
ている。マンションの場合、その他に毎月、管理費や修繕積立金、駐車場
代の支払いがあり、固定資産税の負担もある。そうすると、住宅ローンの
他に月4~5万円の支払いが必要になる。

 長い期間にわたって弁済をする住宅ローンの場合、その間に会社や商売
の都合により、収入が減少し、また、支出も増えていくことがある。ぎり
ぎりでローンを組むと、破綻する可能性が高くなる。

 マンションを含めて、500万戸を超える住宅が余っているというのに、
中古住宅をリホーム・リノベーションして市場に出すという政策が不十分
だ。中古住宅であれば、ローンを組むのにもかなりの余裕がでてくるはず
である。

 最近、政府も中古住宅の活用を重要な政策として取り組むことになった。
中古住宅のリホームを扱う業者の話しによると、以前よりかなり市場が活
発になっているという。

 しかし、まだまだ不十分だ。もっと、使われていない住宅を活用すれば、
新築よりかなり安く住宅が手に入り、ローンで破綻することが少なくなる
はずである。そろそろ新築神話から解放されなければならないと思う。

 特に、マンションは、リホーム・リノベーションに適していると云われ
ている。そういう方向に向けた住宅政策を積極的に進めていくことを望み
たい。

 これまで、新築住宅の建設が景気対策のカンフル剤として利用されてき
た。税制でも優遇されてきた。しかし、今はそういう時代ではない。余っ
ている住宅をいかに有効に活用するかを、きめ細かく見ていかなければな
らない。

 ※一般社団法人エースマンション管理士協会のホームページhttp://acemansyonkanri.law.officelive.com/

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/4i320vqvtdpv
にほんブログ村 住まいブログ マンション管理へ
にほんブログ村 
10年09月06日 16時34分47秒
Posted by: mansyonkanrisi
 先日、蜷川幸雄演出、音楽劇「ガラスの仮面~二人のヘレン~」を
観た。

 開演の前に席につていると、5~6人の明らかに一般人と異なる集団
が横を通り、客席の前の方に座った。スタイル、歩き方、髪型といい洗
練されていた。どうも、宝塚歌劇団の人が舞台に出演していたので、そ
の一団は宝ジェンヌだったようだ。

 開演の前には、演出の蜷川幸雄が、客席の後の方で厳しい顔をして舞
台を見つめていた。いよいよ幕が開く前の緊張感とわくわく感が高まっ
てきた。

 舞台だけで演じるのではなく、観客席も舞台の一部になるもので、さ
すがに、新しく感じた(私が最近の演劇について無知だったかも知れな
いが)。

 プロの真剣な演技がもろに伝わってくる舞台は、観る方も緊張する。
久しぶりの舞台を堪能した一日だった。

 映画も相変わらず観ているが、邦画の「キャタピラー」などは評判の
映画であるにもかかわらず、十三の第七劇場などの小さな映画館でしか
上映されていない。

 傑作と言われている外国の映画「瞳の奥の秘密」も、梅田のツインタ
ワーにあるシネ・ルーブルという小さな映画館でしか上映されていない。

 二つとも本当に映画らしい映画で、もっと多くの人に見てもらいたい
映画ですけどね

 ※一般社団法人エースマンション管理士協会のホームページhttp://acemansyonkanri.law.officelive.com/

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/4i320vqvtdpv
にほんブログ村 住まいブログ マンション管理へ
にほんブログ村 
«Prev1Next»